日本の中心とはどこでしょう。本州だけの場合や沖縄・北海道を含めた場合によってその位置は、ずれが生じます。ましてや日本のおへそ（中心）と名乗る候補地が複数個あるからに、「日本の中心はどこ議論」は執着点を見失いながら進むことでしょう。
しかし、私はこの議論に終止符を打つべくある説を提唱したいと思います。それは、三重県がほぼ中心で良いのではないかという説です。位置的にも近畿地方と中部地方の境に位置し、東京・大阪どちらからでもアクセスが良いです。
さらに、歴史的に見ても江戸時代に「お伊勢参り」が流行し、日本全国の人々が三重県伊勢市にある伊勢神宮に参拝に行くなど、行きやすさが三重には備わっていたのではないでしょうか。
それでは今回は、美しい海と大人から子どもまで楽しめるレジャーランド、人生で一度は参拝したい伊勢神宮を有する三重県の観光スポットについてご紹介したいと思います。
伊勢神宮に行けば「ええじゃないか」
江戸時代に大流行したお伊勢参り。東海道など主要幹道路が設備され安土桃山時代のように戦乱の世から徳川家康が全国を統治し戦が起きなくなった江戸時代に退屈していた庶民間で旅行ブームが起きたそうです。
20年に一度「遷宮」という改修作業が行われるタイミングでお伊勢参りの一大ムーブメントが起き、1830年当時、約3000万人と見積もられた日本人口の内、500万人が伊勢神宮に参拝に来たと言われています。
現代でも多くの人が訪れる伊勢神宮。外宮・内宮に分かれており、森林が広がる境内は別空間であることを感じることができます。参拝方法は外宮から参拝し、内宮に行くなどルールほどではありませんが、マナーとして存在しますので伊勢神宮ホームページをご一読ください。
お伊勢参りの後はおかげ横丁で食べ歩き
伊勢神宮の内宮前に位置するおかげ横丁。お伊勢参りをおかげ参りと呼ぶことや伊勢に来てくださった方への支えあいの気持ちである「おかげさま」からそのように呼ばれる飲食店が集まった場所です。
ここでは、伊勢志摩の郷土料理「てこね寿司」や伊勢うどん、名産の生牡蠣からクラフトビールまで味わえて、おかげ横丁にいるだけでお腹が空いてきます。
さらに、伊勢神宮の参拝でお疲れの方に清流五十鈴川のせせらぎを眺めながらゆっくりコーヒーがいただけるカフェや三重の銘菓である赤福を煎茶とセットで楽しめるお店などあって参拝後の小休止には、もってこいのおかげ横丁、是非行ってみてください!
ここはスペイン!?三重で楽しむフラメンコ
「エスパーニャー太陽と歌を求めぇてぇ」のCMでおなじみの志摩スペイン村。三重県志摩市にあり、開園から約27年の歴史を持っています。スリル満点のジェットコースターをはじめとするアトラクションからパルケエスパーニャオリジナルのキャラクターゾーンまでありご家族全員が楽しむことができます。
園内の建物や風景は情熱の国スペインをモチーフにしており、本場スペイン人ダンサーが踊る「本物」のフラメンコショーは思わず笑顔がこぼれること間違いありません。
志摩の海をクルージング
三重県は南端、陸地で太平洋を囲んだように形をした英虞湾（あごわん）を周遊しているクルーズ船をご存じでしょうか。名をエスペランサといい16世紀大航海時代のスペイン帆船型の遊覧船です。陸地で囲んだような形の英虞湾は波が穏やかで、ゆっくりと三重の美しいリアス海岸を眺めながら一周約50分の船旅を楽しむことができます。
途中、養殖真珠工場に寄港し三重の名産である養殖真珠の核入れ作業を見学することができるとあって、のんびり船旅だけでなく真珠ができる工程など誰かに話したくなるような体験もできるので伊勢志摩に訪れた際は行きたいスポットの一つですね。
日本一の水族館は鳥羽水族館!?
島国である日本には数多く水族館が点在していますが、三重県にある「鳥羽水族館」は生き物の飼育種類数が日本で一番多いことをご存じでしたか?
50年以上の歴史のあるアシカショーや日本で唯一ジュゴンを鑑賞できたり、バイオーム別に生き物が飼育されており海の生物や淡水の魚、その陸地に住む動物も飼育されていたりと「空間」から生き物を楽しむことができます。志摩スペイン村や賢島からほど近い場所にあり、セットで鳥羽水族館も楽しんじゃいましょう。
まとめ
- 日本随一のパワースポットである伊勢神宮へ
- お伊勢参りをすませたら、おかげ横丁で一息
- 日本のスペインは志摩スペイン村にありました
- 英虞湾で三重の海を堪能
- 人魚のモデルを鑑賞できるのは鳥羽水族館だけ
関東や関西からのアクセスが良好で、お子様から大人の方まで全世代が楽しむことのできる三重県。長期休暇で旅行に行きたいけど、どこに行こうかと迷ったら三重県に訪れてみてはいかがでしょうか。きっと素敵な時間を過ごすことができるでしょう。
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