皆さま、「都道府県魅力度ランキング」なるものをご存じでしょうか?ニュースやワイドショーなどメディアが取り上げるランキングで民間調査会社ブランド総合研究所が47都道府県と国内1000の市区町村を対象に、認知度や魅力度、イメージなど全84項目からなる「地域ブランド調査2020」によるアンケートを行い、各都道府県におけるリアルな「魅力」を知ることができると大変興味深い内容のランキングです。
順位となると一位と最下位に目が行きがちで2019年の段階で、7年連続で茨城県が最下位をとり2020年では12年連続で北海道が一位を獲得するなど魅力度ランキングを紹介するにあたってその一部を紹介すれば大体全貌は見えてきます。
しかし、そんな中2017年2018年2020年ワースト二位（第46位）を獲得した県をご存じでしょうか。
それは「徳島県」です。
今、「あぁ。」と納得したことでしょう。徳島県と言えば?と聞かれて即答できる人は限られてくることでしょうし、四国の中でも「香川のうどん」「愛媛のみかん」「高知のカツオ」では徳島は?と悩むことでしょう。
そんな皆様に徳島の良いところついてご紹介し、徳島の良さに気づいた時には「本当に46位?」と疑いたくなること間違いありません。
世界に誇る伝統芸能「阿波踊り」
まずは、徳島と言えば抑えておきたいのが「阿波踊り」です。本場、徳島県では毎年8月12日から15日の盆の時期に催され、女性の半月型の笠は印象的ですよね。「連」と言うグループで構成され、街の大通りを練り歩く姿に訪れた方は心奪われることでしょう。
400年の歴史があり、日本の夏を盛り上げてくれる阿波踊り。盆の時期にしか楽しめないと残念にお思いの方に朗報です。徳島県徳島市に年中阿波踊りを楽しむことのできる「阿波踊り会館」で阿波踊りを鑑賞、体験ができます。徳島に訪れた際は是非。
大塚国際美術館で世界の芸術を
世界の名画1000作品以上が徳島県は「大塚国際美術館」に集まっています。ダビンチ作「モナ・リザ」やフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の陶板原画を間近で鑑賞することができます。
陶板原画とは色や筆使いを忠実に再現したレプリカのことで、実際のモナリザを鑑賞しようと思うと、フランスのルーブル美術館では長蛇の列がなされており防犯等の観点から遠い距離から鑑賞しなくてはなりません。
大塚国際美術館では名画の展示だけでなく、“環境展示”といい遺跡や礼拝堂の壁画をそのまま徳島に持ってきたかのように現地の雰囲気を楽しむことができます。
その中でも、システィーナ礼拝堂（システィーナ・ホール）は必見です。天井と壁面にミケランジェロの「最後の審判」が再現されており、その壮大さには息を吞むことでしょう。さらにここシスティーナ・ホールでは紅白歌合戦の中継で米津玄師さんが歌ったことでも有名になりました。
日本三大暴れ川「吉野川」でラフティング!
日本には急流で有名な九州は筑後川、関東は利根川、そして四国は徳島の吉野川の三つの川を「日本三大暴れ川」と呼称されスリル満点なアクティビティを体験できます。
吉野川は高知から徳島にかけて流れており、小危歩峡の世界にも誇る激流を全身で楽しむことができます。画像の引用もとであるKENMI RAFTINGは唯一の徳島県の地元会社で、ラフティングコースまでが大変近く、徳島でアクティビティをお考えの方はラフティングも検討してみてはいかがでしょうか。
世界三大潮流の「鳴門海峡」で渦潮
徳島県には世界に誇る海峡があり、兵庫県は淡路島と徳島県の鳴門市を結ぶ鳴門大橋の下を流れる鳴門海峡で起こる渦潮は圧巻です。
渦潮とは潮の満ち引きにより起こる自然現象のことであり、鳴門海峡は、浅瀬に挟まれた約100ｍの深さの海峡を勢いよく海水が流れ込むことで渦潮が起こり、大きなものだと直径約20ｍにもなるものを見ることができます。鳴門の渦潮は一日に四回起こるので鑑賞するのに予定も立てやすいですので徳島を訪れた際は一度“観潮”してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 夏だけでなく年中踊らにゃ損な阿波踊り
- 世界の名画を間近で楽しめる大塚国際美術館
- 吉野川の急流で度胸試し
- 圧巻の「渦潮」で自然を感じる
徳島県には世界に誇れるものが数多くあり、阿波踊りや人形浄瑠璃などの伝統芸能から吉野川や鳴門海峡の自然、大塚国際美術館で楽しむ世界の名画など徳島の魅力は計り知れません。よって本当に魅力度ランキングが46位なのか疑問が残りますね。
四国に観光に行く際は、徳島に行ってみてはいかがでしょうか。
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