山形県で観光するならココ!見逃せない穴場スポット

突然ですが、皆さんは「山形県」と聞いて何を思い浮かべますか？食べ物で言えば、日本一の生産量を誇るさくらんぼ等のフルーツや米沢牛、観光地では銀山温泉など多くの温泉が有名ですよね?ですが、山形県にはもっとたくさんの素敵な観光地があるんです。

東京から新幹線で約3時間で行くことができる山形県。今回は、山形県の観光にオススメの穴場スポットを〈庄内地方〉〈最上地方〉〈村上地方〉〈置賜地方〉4つのエリアごとにご紹介します。お気に入りのエリアを発見し、皆さんが目的地を決める際の参考になれば幸いです!

庄内(しょうない)地方

庄内地方は、山形県の北西部に位置しています。西側は日本海に面しており、山と海に囲まれた広大な平野が広がる自然豊かな地域です。

庄内地方では加茂水族館、羽黒山、玉簾の滝がオススメの観光スポットです。幻想的な景色やパワースポットで、癒されてみてはどうでしょうか?

鶴岡市立加茂水族館

山形県唯一の水族館です。直径5 メートルの水槽「クラゲドリームシアター」では、約1万匹のミズクラゲを見ることができたり、平成24年には「クラゲ展示種類数」ギネス世界記録に認定されるなど、クラゲの展示では世界トップレベルを誇っています。クラゲ以外にもアシカやアザラシ、地元である庄内の魚も展示してあります。幻想的な水族館に癒されること間違いなしです!

羽黒山

「月山」「湯殿山」と合わせて「出羽三山」と呼ばれています。五重塔は平将門が創建した東北最古の塔と言われており、国宝に選定されています。また、杉並木は『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で三つ星に選定されています。参道は2446段の石段で体力的にはキツイかもしれませんが、壮大な景色を楽しめます!

玉簾の滝

酒田市にある、高さ63m・幅5mの直瀑です。約1200年前に弘法大師（空海）が神のお告げにより発見し、命名したと言われています。ゴールデンウィークと夏休みの時期にはライトアップが実施され、幻想的な景色を楽しむことができます。また、寒さが厳しい冬季には氷瀑を見る事も可能です。

最上(もがみ)地方

最上地方は、山形県北東の内陸部に位置しています。地域の南部から西部にかけて最上川が貫流している、8市町村で構成される山間・田園地域です。

最上地方では最上川舟下り、小杉の大杉、新庄城址・最上公園の桜が非常にオススメのスポットとなっていて自然の豊かを体験したり肌で感じることができる場所です。

最上川舟下り

船上から壮大な景色を楽しむことができる、最上川の舟下りです。個性的な船頭が、伝統の最上川舟歌を謳いながらガイドをしてくれます。冬には和船にこたつを用意した「こたつ舟」が運行するので、それぞれの季節で色んな楽しみ方ができます。

小杉の大杉

鮭川村内の小杉地区にある大杉です。地区の名前をとって「小杉の大杉」という愛称で村民にひたしまれていましたが。「となりのトトロ」のトトロの形に似ていることで有名になりました。パワースポットとしても知られ、夫婦杉、縁結びの木、子宝の木とも言われています。

冬季になると積雪のため駐車場まではアクセスができなくなるのでご注意！

新庄城址・最上公園

寛永2年（1625年）に築かれた新庄城の跡に整備された都市公園です。現在は、当時の堀や石垣を残し戸沢神社・天満宮・護国神社がまつられています。春には約300本以上の桜が咲き誇り、市内屈指のお花見スポットとして有名です。

村山(むらやま)地方

村山地方は、県内陸部のほぼ中央に位置しています。北流する最上川の中流部にあり、寒河江川、須川が合流する地域や扇状地、自然堤防上では、水はけの良さを利用して果樹栽培が盛んに行われています。

村山地方では、山寺・宝珠山立石寺、蔵王の樹氷、東沢バラ公園という自然に囲まれるスポットが魅力あふれる地域です。どこのスポットも壮大な景色が待ち受けています!

山寺・宝珠山立石寺

貞観二年(860年)に建立された寺院です。登山口から1015段の石段が奥之院まで続いていますが、途中には絶景スポットや史跡などの見所がたくさんあり楽しみながら登ることができます。また、松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の名句を紀行文「おくのほそ道」に残したことでも知られています。

蔵王の樹氷

樹氷は、「アオモリトドマツ」という木に氷と雪が付いたもので、日本でも限られた地域にしか見られません。例年12月からできはじめ、2月に最盛期を迎えます。ロープウェイに乗って鑑賞するのがオススメです。また、夜にはライトアップもされ、幻想的な景色を楽しむことができます。

東沢バラ公園

村山市にあり、世界各国の約750品種・2万株余りのバラが咲く、日本有数の規模を誇るバラ公園です。見頃は6月上旬と9月下旬です。最盛期にはバラまつりが開催され、さまざまなイベントがおこなわれます。環境省より「かおり風景100選」にも認定されているスポットです。

置賜(おきたま)地方

置賜地方は、山形県の最南端に位置しています。一日のなかでも寒暖の差が大きく、夏は高温多湿で気温35度を超える日があります。また、冬は、日本海からの季節風の影響で風雪の日が多く豪雪地帯となっています。

置賜地方では、上杉神社、小野川温泉かまくら村、南陽スカイパークがオススメです。思わず目を見張るような景色や雄大な空間を楽しんでみてください!

上杉神社

上杉謙信を祭神として米沢城本丸跡に建立され、学業成就や商売繁盛などのご利益もあるとされるパワースポットです。また、「上杉神社稽照殿」には、上杉家の遺品を中心に多数の重要文化財を展示されています。4月下旬には「米沢上杉まつり」が開催されるなど、多くのイベントが行われる人気のスポットです。

小野川温泉かまくら村

毎年冬になると小野川温泉街に出現する、「かまくら村」です。高さ約3m・直径約5mの巨大かまくら中は大人6人が入れることができ、テーブルと椅子もあります。かまくら内には近隣飲食店のメニュー表があり、米沢ラーメンなどを出前することができます。

南陽スカイパーク

国内有数のパラグライダー・ハンググライダーのフライトエリアで、初心者でも体験できる人気のスポットです。置賜盆地の絶景を大きく見渡せるビュースポットとして知られており、早朝には条件が良ければ雲海を見ることができます。爽快な気分にさせてくれること間違いなしです！

プラスワン情報【幻の日本酒】

山形県には、「幻の日本酒」と言われている日本酒があるのはご存知でしょうか?「十四代」という、市場ではなかなか出回らない珍しい日本酒が製造されています。「十四代」に関しての詳しい記事が下記にありますので、気になる方はご覧ください!

まとめ

• 〈庄内地方〉へお出かけなら「鶴岡市立加茂水族館」「羽黒山」「玉簾の滝」
• 〈最上地方〉へお出かけなら「最上川舟下り」「小杉の大杉」「新庄城址・最上公園」
• 〈村山地方〉へお出かけなら「山寺・宝珠山立石寺」「蔵王の樹氷」「東沢バラ公園」
• 〈置賜地方〉へお出かけなら「上杉神社」「小野川温泉かまくら村」「南陽スカイパーク」

山形県では、季節に合わせて色々な遊び方があります。年に何度足を運んでも違った楽しみ方ができますので、是非皆さんも山形県を満喫してみてください。