本州最西端!!「フク」が授かる山口県のおすすめ観光穴場スポット!!

皆様、「河豚」と書いてなんと読むかご存じですか?河川の“河”に豚肉の“豚”で、「フグ」と読みます。もともとこの漢字の由来は中国にあるとされており、古来中国のフグは揚子江や黄河という河に生息していたことと、丸々とした外見と豚のように美味しいというところから「河の豚」から「河豚」でフグのことを表すようになったそうです。

日本では海にのみ生息しているフグしか発見されていない為、馴染みはありませんが、世界中にフグの仲間が生息しておりその中には、河川等の淡水中に生息するフグ汽水(淡水と海水の交わる場所)に生息フグもいるため、フグに「河」の文字がつくことにうなずけます。

実はフグ。日本の各地域によっても読み方が変わり、大阪府では毒に当たれば命を落としてしまうことから「テッポウ」高知県では「きたまくら」熊本県では「ブッキン」など、様々な呼称のされかたをしています。少し物騒な名前が多い中、フグを「フク」と読む都道府県があります。

それは「山口県」です。

本州の最西端にあたり西には九州・福岡県、東には広島県、島根県に隣接しており、博多行きの新幹線に乗って通り過ぎるだけなんてもったいないことしていませんか?

旅行に行くにしても博多に行ってしまう方には是非知っていただきたい、海に自然に美食に溢れた山口県のおすすめ観光スポットについてご紹介したいと思います。

エメラルドグリーンの海をドライブ!角島大橋

引用:Tripadvisor

運転好きな方はご存じかと思いますが、山口県は下関市と離島の角島をつなぐ「角島大橋」です。長さは1780mをほこり、無料で渡れる一般道としては日本一の長さです。CMなどに起用されるほどの絶景で日本海のエメラルドグリーンに輝く水面は息をのむ景色で一度は訪れたい場所です。

角島大橋の本州側入り口に「あまかぜ公園」があり、高台にのぼると角島大橋が一望でき、橋を渡る前と後で、晴れた天気の良い日は記念撮影などいかがでしょうか。

鳥居の数に圧巻。元乃隅神社

引用:元乃隅神社

鳥居の有名な神社と言えば、京都の伏見稲荷が有名ですが、山口県にも世界中からも注目されている神社がありました。それは、「元乃隅神社」(もとのすみじんじゃ)です。

角島大橋から車で東に40分ほどの場所にあり、123基の鳥居は100m以上にもおよび訪れた人を圧倒します。ここ元乃隅神社は神社本庁や山口県神社庁に所属しておらず、個人の所有物であることにも驚きです。

行かれる際は元乃隅神社までの公共交通機関が通っていないため、車は必須になることが予想されます。道のりや駐車場など前もって調べておくほうが円滑に山口県を満喫するには良いかもしれません。

特別天然記念物 秋芳洞(あきよしどう)

引用:YouTube 一般社団法人美祢市観光協会

山口県美祢市に秋吉台公園の地下100mにあります「秋芳洞」のご紹介です。日本屈指の大鍾乳洞で観光コースで長さ1000mもあり総延長は10.7㎞を越えており日本第二位の長さをほこります。

年中、洞内の気温が17℃と夏は涼しく冬は暖かい温度を一定に保っています。秋芳洞では、鍾乳洞の中に入り観光できる冒険コースと探検コースがあり、一部予約が必要ですのでご注意ください。

なお、秋吉台は国定公園で国の特別天然記念物に指定されています。鍾乳洞だけでなく、どこまでも広がる草原や展望台から眺める景色も必見ですので要チェックです。

温泉と白狐?名湯・湯田温泉

引用:狐の足あと

山口県の街なかに突然現れる、山陽路随一の湯量をほこる湯田温泉のご紹介です。

その昔、この地域の権現山の麓にあるお寺には小さな池があり、その池に毎晩、白狐が傷を負った足をつけにきていました。不思議に思った和尚はその池が温かいことに気づき、深く掘ると温泉と共に薬師如来の金像が現れたそうです。この仏像を拝み、湯あみをすると難病も治ると評判があったことから湯田温泉には「白狐伝説」が伝えられており、至る所に白狐がモチーフのキャラクターがお出迎えしてくれます。

一日に2000トンもの温泉が湧きあがり、温泉を楽しめるホテルや旅館が数多く建ち並ぶ他、無料でにも浸かれるのでお試しください。

白狐伝説にもあるように難病が治る点において、山口県立大学の研究報告によると足湯を習慣的に行うことによって、ウイルスやがん細胞を壊す働き「ナチュラルキラー細胞」が活性化すると発表されています。

さらにクレンジング効果のあるアルカリ性の単純温泉の為、美肌の湯ともいわれる湯田温泉に浸かることで病気知らずのすべすべ美肌になれるかもしれませんね。

フクに一筋、百年の味「ふく処 喜多川」

引用:ふく処 喜多川

フグの取扱量、日本一の山口県でフグ料理改めふく料理を食べないのはもったいない。時を遡ること江戸時代、食用を禁じられていたフグですが明治になり、その美味しさに感動し食用を解禁にした山口県出身の初代総理大臣、伊藤博文。そのためか山口県では、よくフグが食べられるようになったとか。

山口県は下関に創業百年にもなる老舗ふく料理屋さん「ふく処 喜多川」のご紹介です。太平洋戦争などの日本が混沌としているなかでも技術を伝承し、現代でもその味を楽しめることは奇跡です。

店内に入ると大きな生け簀にトラフグがお出迎えしてくれます。こちらのお料理は提供する時間から逆算し一匹一匹、熟練の職人が捌き、熟成させてから調理するため他のどこでも味わえない、老舗料亭だからこそ味わえるふく料理を楽しむことができます。

懐石料理などのコース料理からお手頃なランチメニューも取り揃えているので、ご予算に合わせてふく料理を味わうのもいいですね。

まとめ

  • ドライブにうってつけの角島大橋
  • 鳥居に圧巻元乃隅神社
  • 時間が織りなす自然の作品秋芳洞
  • 疲れを癒す湯田温泉
  • ふくの本場で百年老舗ふく処喜多川

本州最西端にはこんな素敵な場所があることを実感していただけたでしょうか?歴代総理大臣を8人も排出したり、日本ではじめてクリスマスを祝った場所であったりと歴史的にみても面白い山口県。

新幹線でのアクセスもよく、交通の便も整っているので旅行に行かれる際は山口県に訪れてみてはいかがでしょうか。

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