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善知鳥?初めて見る漢字だ~なんて読むんだ?ぜ、ぜんちちょう?
博識な私が教えてあげるわ!「うとう」と読むのよ。確かに知らないと読めないわよね。でも善知鳥と日本酒に何の関係があるのかしら?
そうです、善知鳥はその漢字から見てわかる通り鳥の名前です。海鳥で、日本だと北海道や岩手県などの寒いところに生息しているようです。調べたところ、かつて青森県にも多く生息していたようで以前は市の鳥にも指定されていました。
そして日本酒の善知鳥とは、青森県の酒蔵である西田酒造店さんが造っているお酒です。日本酒好きの方であれば、田酒と聞いたらすぐにピンと来るかもしれません。
そう、善知鳥はあの有名な田酒や喜久泉を造っている酒蔵さんが出しているレアな超希少酒なのです!もうそれだけで美味しそうですね。日本酒好きの血が騒ぎます。
あの田酒を造っている酒蔵のレアな日本酒だと!?早く教えてくれ~!
では、まずはどんな味わいなのか善知鳥のラインナップと一緒にレビューを調べてみましたのでご紹介します!
善知鳥のラインナップは2種類
善知鳥は特定名称酒の分類でいうと、大吟醸になるんですね。そして使用している酒米の違いにより2種類のラインナップがあります。それが「善知鳥 大吟醸」と「善知鳥 大吟醸 百四拾」です。
善知鳥 大吟醸
- 希望小売価格 720ml 4,400円(税込)
- 原料米 山田錦
- 精米歩合 40%
- アルコール度 16%
- バランスが良く、メロンのようなとても上品な香り
- 味わいが厚く、甘さをたっぷりと感じる
- 後味は軽く、サラリと消えていく
- 喉でも感じられるパワフルなボリューム感
善知鳥 大吟醸 百四拾
- 希望小売価格 720ml 3,080円(税込)
- 原料米 華想い
- 精米歩合 35%
- アルコール度 16%
- 甘い果実のような芳醇な香り
- 口当たりはスッキリかつ円やかな果実味
- 後味はほのかな苦味があり辛口でキレがいい
- 透明感のある軽快な飲み口
私が調べた限りでは皆さん大変高評価で、マイナスなレビューはほとんど見当たりませんでした。すごいですね!
なぜこんなにも高い評価を得られているのか理由が気になりますね。それでは、これから善知鳥のすごさを詳しく説明していきますよ!
善知鳥のここがすごい!
そう、善知鳥は気鋭の酒蔵さんが酒米、精米歩合、中取りにとことんこだわったお酒なのです!
酒蔵がすごい!
先程も述べましたが、善知鳥を造っているのは田酒や喜久泉で大変有名な西田酒造店さんです。青森市内唯一の酒蔵で、日本酒の伝統的な製法にこだわりながら名酒を生み出しています。
しかし、蔵内は身体的負担を減らすため機械設備を整えたり人員配置を工夫したり、大変近代的な取り組みをされています。少数精鋭でいかに効率的に美味しいお酒を造るか、現状にとらわれず良いものを造ろうとする意気込みが並大抵ではありません。
酒米がすごい!
「山田錦」は恐らく皆さんも耳にしたことがあるかと思います。「酒米の王」との異名を持つ、酒造好適米の中でもトップクラスのお米です。「山田錦」を使った日本酒は、香り高く、繊細できれいな味わいになるといわれています。
「善知鳥 大吟醸」はそんな「山田錦」を100%使ったお酒なのです。
そしてその「山田錦」に青森県産の酒造好適米「華吹雪」をかけ合わせて生まれたのが「華想い」です。
そしてなんと、「華想い」は「華吹雪」では成し得なかった“大吟醸醸造酒米”として完成します!「青系酒140号」の系統名を与えられていたので、サブタイトルとして百四拾とついているわけですね。
「山田錦」に匹敵する「華想い」を使った「善知鳥 大吟醸 百四拾」も大変期待が持てますね!
精米歩合がすごい!
一般的に日本酒は精米歩合が高い程、つまりより磨いている方が華やかな香り高いお酒になるといわれています。
お米の表層にある脂質が日本酒の香りを邪魔してしまう原因になるので、表層をより磨くことで脂質が取り除かれ香りの良いお酒ができるという訳です。よって、大吟醸の定義も精米歩合50%以下と定められています。
「善知鳥 大吟醸 」は山田錦を40%、「善知鳥 大吟醸 百四拾」は「華想い」をなんと35%まで磨いて造った大吟醸酒です。大吟醸の定義が50%以下なので、より磨いているわけです。お米をここまで磨くことで、極限まで雑味をなくしているわけですね。
中取りがすごい!
日本酒を造る工程の中で、醪(日本酒になる前段階のもの)を搾るという作業があるのですが、善知鳥はその中取りのみを瓶詰めしてあるのです。
この中取りというのは、日本酒のなかでも最も品質のよい部分とされており、落ち着いたまろやかな味わいが特徴とされています。品評会などには、この中取りの日本酒を出品することが多いようです。
そして中取りの方法にも色々あるのですが、西田酒造店さんではなるべく醪に圧力をかけないよう、昔から行われてきた伝統的な槽搾りという手法によって行っています。手作業で機械に頼らないため手間暇がかかりますし、造り手には高い技術力が要求されます。
しかしこの方法は圧力が少なく優しく搾ることができるので、雑味のない日本酒本来の味に仕上がるのです。美味しいお酒を造りたいという情熱がすごいですよね。
くー、もう美味しいというのは十分わかった!じゃあどうしたら飲めるんだあ~!
善知鳥が飲みたい!どこで購入できるの?
さて、こんなにも魅力的な善知鳥はどこで購入できるのでしょうか。大変手間がかかっており、生産量も少ない希少なお酒なのでそう簡単には買えなさそうですよね…。
西田酒造店さんはTwitterで定期的にお酒入荷のお知らせをしてくれています。フォローしておくといち早く善知鳥の入荷を知ることができますね。ただ西田酒造店さんでは直売はしておらず、お電話すると購入できるお店を教えてくれるようです!
田酒 貴醸酒(キジョウシュ)
— 【公式】株式会社西田酒造店 (@UraShuzo) January 20, 2022
720㎖
¥1,980税込
Valentine’s day 仕様❤️
Released from today
“ Twitter見た”
で問い合わせして下さい。
西田酒造店 ☎︎0177880007#田酒#denshu#densyu#西田酒造#sake#日本酒#aomori#青森市#バレンタイン#valentine pic.twitter.com/SqVFWbdZLx
善知鳥を扱っている酒屋さんも調べてみると結構ありましたが、やはりお一人様1本までとの記載が多いです。そしてもう在庫なしと表示されるところがほとんどでした。売り始めの時期を逃すと購入は難しいかもしれません。
入荷したら購入は早めの方が良さそうです。善は急げ!ですね。
まとめ
- 善知鳥は田酒や喜久泉で有名な西田酒造店さんが醸す超希少な高級日本酒。
- 善知鳥が美味しい理由は、
- 酒蔵が昔ながらの製法にこだわりながらも近代的な取り組みをしている。
- 酒米は山田錦、もしくは山田錦に匹敵する華想いを使用している。
- 精米歩合が高く雑味を極限までおさえている。
- 中取りのみを瓶詰め、さらに搾り方にもこだわっている。
もうとにかくこだわりがすごいですね!だからこそ生産量も少なく、希少酒で手に入りにくいわけですね。
善知鳥は醸造アルコールを添加してあり軽快な飲み口を味わえる大吟醸ですが、純米酒である濃厚な田酒の山田錦もしくは華想いを使ったものと飲み比べても楽しそうですね。大変贅沢ですが…。
田酒との飲み比べなんて最高じゃないか!でも懐が…。ねえゆはな、お願いがあるんだけど…。
おこづかいは今まで通りよ!自分でやり繰りしなさいよね!
…ですよね、すいません。
サイト管理人プロフィール
- 名前:KAZU
- 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格:唎酒師
- 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
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唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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