「花の香酒造の社長」が世界に発信する日本酒の秘密に迫ります!

日本酒の変態 KAZU

唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。

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※プロモーションを含みます

熊本県には100以上の蔵元があり、120もの酒造場を営んでいます。

そんな熊本県北に所在する「花の香酒造」をご存じでしょうか?

..知らない!?

産まれ育った土地に敬意を払い、米と水に独自の定義を用いて酒造りを行い、新たな日本酒を世界に発信しているこの「花の香酒造」知りませんか!?

それは!本当にもったいない!!

これから読み進めてもらえれば、 「花の香酒造株式会社」 の、そして 「花の香酒造株式会社」 社長のファンになること間違いありません!

「花の香酒造株式会社」の社長って!?

「花の香酒造株式会社」 6代目

創業者である神田角次・茂作親子が創設した「神田酒造」。やがて、梅の香りが蔵の中に漂うことから「花の香」という名前の清酒が生まれました。そして「神田酒造」は新たな酒造りを続けるため1992年、「花の香酒造株式会社」となりました。

創業から約100年余後、2011年にこちら6代目神田清隆社長が引き継がれております。

引用:熊本酒造組合

神田社長はけた外れの行動力の持ち主!?

花の香酒造が創業したのは1902年(明治35年)で、100年以上の歴史を誇る老舗です。

実は「花の香酒造」は、一時焼酎ブームに乗っかって日本酒から焼酎へ方向転換をしていました。が、ブームが下火になってくると売り上げは落ち続け、行き詰まりが深刻になってきたのです。

そんな危機的な状況時に就任したのが前述した 6代目神田清隆社長 でした。が、当時の 神田清隆社長は別の仕事をしており、酒造りに関してはほとんど知識がない状況。

そんなとき、時々相談していたある方から「杜氏に頼らない酒造り以外に、蔵元自身も酒造りを理解しなければならない」とアドバイスを受けたそうです。

その方は、旭酒造の桜井社長でした。

そう!あの、データを基に酒造りを行っていく、「獺祭(だっさい)」で有名な会社の社長です。

こうして、 花の香酒造6代目神田清隆社長 は自ら、酒造りの職人となるべく、寝る間も惜しんで修行に励んだのでした。

神田社長は修行を終え、自らの酒造りに着手していきます。

獺祭の工程を取り入れた「花の香」は、修行後1年目の、2014年に造った70石(一升瓶7000本分)を、なんと!わずか2か月で完売させることに成功しました。

そこで一年中お酒を出荷できるようにと、生産量6倍を目指して巨額の設備投資へと踏み切ります。すると酒質はさらに向上し、花の香ファンが急増していきました。

その後の製造量は、2015年に480石(一升瓶48000本)2016年には650石(一升瓶で65000本)と快進撃を見せていったのです。

引用:Facebook
引用:YouTube

神田社長の人柄は!?

京都の老舗酒蔵の松本酒造。その松本酒造で、2010年に28歳の若さで杜氏に抜擢された松本英彦氏は、従来の酒造りを大きく変え、「守破離(しゅはり)」などの日本酒をはじめ、幅広い層の人気を集めました。が、自身の蔵元である松本酒造を2020年12月31日に当時の社長であった父親と共に退任しました。(退任理由は臨時取締役会での決議とのことのようです。株式会社である以上いたしかたないことかもしれませんが..)

その時に手を差し伸べたのが「花の香酒造」の神田社長でした。

「『守破離』は、本当に好きなお酒だった」。

そう感慨深く話すのは、熊本県北の『花の香酒造』6代目・神田清隆氏です。

「2020年12月、SNSで(松本)日出彦さんが『松本酒造』を辞することを知り、衝撃を受けました。同時に涙が止まりませんでした」と神田氏は言葉を詰まらせます。

引用:ONESTORY
Point

神田社長自身も老舗酒造の伝統を背負う身で、いろんな方の力を借りる才能があった人。自分と色々重なるところがあり、いてもたってもいられなかったのかもしれません。

引用:YouTube

他にも神田社長への投稿を見つけたのでご紹介します。

Point

花の香酒造」の神田社長は、日本酒の視点を独自にとらえ、数々挑戦した結果、いろんな人に心配りや配慮ができ、ご自身もみんなから愛されている人間力の高い素晴らしい人でした。

他にもその人間力で得たチャンスを、自らつかみに行く行動力も高い!!

しかもイケメンときた!

今や「花の香酒造」は急成長し、九州を代表する蔵元のひとつになろうとしています。

社長就任からわずか10年。並々ならぬ努力があったことかと思います。が、まさにこの、かなりハイスペックで人間味のあふれる神田社長が率いてきたからこそでしょう。

うっかり羨望を通り越して、嫉妬すら覚えて、一周回ってまた羨望してしまいました…

「花の香酒造」とは?

酒蔵がフォトジェニック!

「花の香酒造」とは、熊本県北に所在する明治から100年以上続いている酒蔵です。自然豊かな盆地に広がる川沿いに商家風の酒蔵の建物があります。この建物、実に趣があるのにもかかわらず、近代的に感じます。まるで、京都市街地にある町屋を改装したおしゃれな建物のように感じました。

それもそのはず、あの2016年の熊本地震で損害を受けてリニューアルしたとのこと。2019年にリニューアルオープンした酒蔵「花回廊&テイスティングバー花香酔人」は、樹齢なんと180年の梅の古木がある庭を眺めながらテイスティングができたり、もちろん昔ながらの和の雰囲気を楽しめる、優雅で幻想的な空間を楽しめる造りになっています。

そして、この樹齢180年の梅の古木は、酒蔵「花の香」の名前の由来にもなっているのでした。

引用:花の香酒造(Facebook)
引用:トレたび
引用:日本酒エンジョイチャンネルまちゃる

アートな日本酒!?

花の香酒造の酒造りのビジョンである「産土ubusuna」

「 産土 」とは日本の古語で、産まれた土地、土地の神々を意味します

花の香株式会社が定義する「 産土 」とは、2つの要素から構成されています。

産まれた土地(和水町地方)独自の天候や地質、水質だけでなく、この土地にしかない微生物群ネットワークが酒の品質や個性に影響を与える「微生物エコシステム」。そして人を「産土」の大地に育った米から、独自の個性をもった日本酒が自ら生まれ出る力を導きだす「導き手」としてとらえた「醸し kamoshi」の思想です。

引用:花の香株式会社HP

『産土で、

日本の酒づくり、

ものづくりを覚醒させたい』

私たちの願いは世界中のみなさんに日本酒を、自然に触発されたアートとして、また私たちの先祖から受け継いできた、手仕事による伝統工芸に近いものとして感じていただくことです。

引用:花の香株式会社HP

日本酒は単なる米の加工品ではなく、菌と微生物を人が導き「醸し」だすもの。それは日本酒が工業製品と違い、自然から授かった素材の中に人が美しさを発見し、造形や美として彫り起こす伝統的な美術工芸品に近い存在であることを意味します。伝統は原点であり「醸し」は時代と共に進化していきます。

引用:花の香株式会社HP
引用:YouTube(産土ポッドキャストチャンネル)
私の感想

古の文化と伝統を見直し、産まれた土地への愛着とテクノロジーを融合させる調和の精神

また、日本酒を美術工芸品として見立て、アートの分野でも確立させていこうとする攻めの姿勢

その二つが合わさって、最高のケミストリーが産まれるのではないでしょうか?

さらに土地の神さまにも守られながら。

本当に素敵な会社です!

華々しい受賞歴

2014年 『花の香702スパークリング』国際優秀味覚賞

2015年 『純米大吟醸 花の香-桜花』優秀味覚賞 高位三ツ星

     「ロンドン酒チャレンジ」金賞ゴールド

2017年 「国際優秀味覚賞」最高位三ツ星

     「インターナショナルワインチャレンジ」銅賞ブロンズ

     「フランスKURAMASTER」審査員特別賞

     「仙台日本酒サミット」第1位

2018年 「SAKE selection 2018」『花の香 和水』『花の香 花火』シルバー賞

2019年 「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2019」最高金賞3つ受賞

数々の受賞歴を誇る花の香酒造ですが、その中でも「花の香 桜花」は、新たな花の香ファンを生み出し、起死回生のチャンスとなったお酒でしょう。

仮説検証を繰り返し、全量地元産の山田錦と、昔ながらの「撥ね木搾り」で醸した 「花の香 桜花」 は、ロンドンで行われたコンクールで金賞を受賞し、世界レベルの酒造りへの第一歩となったのです。

進化し続ける定番「花の香 桜花」とは?

花の香桜花について皆さんの反応を見てみましょう。

  • キレがある
  • すっきり系
  • 甘酸っぱい
  • フルーティー
  • 華やか

と、満足度の高さがうかがえる反応でした。

なんだか白ワインの感想みたいだなと思っておりましたら、やはりその後、「スパークリング日本酒 花火」を開発するためにフランスのシャンパーニュ地方まで足を運ばれたようです。

世界一おいしい日本酒と言われる日も近いかもしれません!

引用:花の香酒造

まとめ

  1. 「花の香酒造株式会社」の神田社長は獺祭で有名な旭酒造で修行し、傾きかけていた経営を驚異のスピードで見事立て直しました!
  2. 神田社長は人間力が高く、チャレンジ精神も行動力もあるハイスペック社長!
  3. 「花の香酒造」の酒造りのビジョンである「産土ubusuna」を軸に、日本酒をアートとして、伝統工芸品として世界に発信し続けています。
  4. 「花の香酒造」の酒蔵はフォトジェニック!
  5. 「花の香酒造」のお酒は海外からも評価が高く受賞歴もたくさん!

正直、ここまですごい会社と社長が日本の伝統を支えているとは思っていませんでした。日本酒の未来は可能性しかないような気がするのは私だけでしょうか?

花の香酒造の歴史と、現社長の惜しみない努力が詰まったお酒が飲みたくてたまらなくなったので、早速探しに行ってみようと思います!(売り切れが多いので、見つけたら即購入をおススメします!)

サイト管理人プロフィール
  • 名前:KAZU
  • 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
  • 保有資格:唎酒師
  • 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
  • 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
  • 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男

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