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早速ですが、長崎県といったら何をイメージされますか?
ハウステンボス、中華街、軍艦島、カステラといったところでしょうか。
長崎県平戸市に日本最西端の酒蔵といわれる福田酒造があるのをご存知ですか?
14代目である福田詮氏をはじめ、息子兄弟が育てた米で作られるこだわりの酒の数々についてご紹介します。
Table of Contents
福田酒造とは
長崎県平戸市は昔、日本最初の海外貿易港として栄えました。
玄界灘をのぞむ漁港に面した広い敷地に日本最西端の酒蔵、福田酒造があります。
元禄元年(西暦1688年)創業の福田酒造では日本酒や焼酎、発酵食品などを販売しています。
使われているのは平戸の大地のめぐみ
福田酒造で使われる「山田錦」は酒造好適米の王様と呼ばれる品種で、純米酒以上の日本酒には贅沢にも山田錦が100%使われています。
水は良質な天然水で平戸島最高峰の安満岳(やすまんだけ)の湧水を使っています。まろやかで独特のとろみが特徴です。
敷地内に日本酒の博物館⁉︎
福田酒造の敷地内にはなんと日本酒の博物館があるんです。日本酒にまつわる昔の道具や歴史など、日本酒のありとあらゆるものを見ることができます。
酒に目がない僕なら真っ先に行くべき場所に間違いないですね‼︎
お酒の博物館もいいけれど、子どもたちの行きたいところにも連れて行ってよね‼︎もうっ‼︎
伝統を守りつつ挑戦を続ける息子兄弟
当主・福田詮氏の長男である竜也氏は「みんなが笑顔になれる酒造り」をモットーに弟の信治氏と日本酒ブランド「福田」を立ち上げました。
原料の山田錦は、兄弟自ら栽培したものを使っています。
従来の日本酒のイメージを打ち破り、今まで日本酒に馴染みのなかった層にも飲みやすい軽やかな飲み口に仕上がっています。
「福田」も受賞したKura Masterとは
Kura Masterとは毎年フランスで行われるフランス人のための日本酒コンクールです。2017年から仏・パリで日本酒の普及と地位向上を目的とし始まりました。
審査員はフランス人を中心としたヨーロッパの方々で、フランスの一流ホテルやレストラン、ホテル、料理学校などの関係者で飲食業界のプロフェッショナルで構成しています。
つまりフランスでも福田ブランドの酒が高く評価されているということになります。
華やかでフルーティーな香りを持つ吟醸酒は、フランス国内ではシャンパンのイメージでワイングラスに注ぎ飲まれます。洋食との相性も良く、近年日本酒が海外の人に飲まれるようになったきっかけの大きな一因となりました。
日本酒の古いイメージを脱却し、新しいSAKEといったスタイリッシュなものとして海外の人にも受け入れられやすくなりました。
福田酒造といえば!の人気ラインナップ
新たな酒造りにも挑戦を続ける福田酒造。数々のラインナップがあり、人気のある商品ばかりです。
福鶴
福田酒造の代表銘柄である福鶴は「幸福・繁栄」の願いを込めて作られました。
- 金撰 福鶴
- 720ml/¥904 1.800ml/¥2.200
- 精米歩合 65%
- 甘口
米の外側の脂肪やタンパク質が多く残ると雑味が残りお酒の香りが消されてしまうため、高度精米することでやや甘口のスッキリとした口当たりに仕上げられています。
- 2021年 全国新酒鑑評会 最高位「金賞」受賞
- 福岡国税局 「金賞」受賞
長崎美人
- 大吟醸 長崎美人
- 720ml/¥3.300 1.800ml/¥6.600
- 精米歩合 38%
- アルコール 17~18%
微炭酸のようなシュワッとした感じが舌に広がり、フルーティーでとても飲みやすい日本酒です。女性にも非常に人気の高い日本酒なんですよ。
私も最初はこの長崎美人で福田酒造を知りました!
- 2021年 IWC【英・ロンドン】「silver賞」受賞
- 2021年 全国新酒鑑評会 最高位「金賞」受賞
- 2021年 福岡国税局 「金賞」受賞
福田
- 福田 純米吟醸
- 1.800ml/¥3.500
- 山田錦 100%
- 精米歩合 55%
- アルコール 16%
穏やかなフルーティーな香りと軽やかな飲み口、旨味もしっかりと感じられるのに後味はスッキリとして料理の邪魔をすることがないので、飽きることなく楽しむことが出来ます。
このようなシュワっとしたお酒は飲みやすくグビグビいけちゃうので1人で飲むときは注意が必要ですね!(笑)
近年では数々のコンテストで毎年受賞を果たし続けています。
福田の主要ラインナップは、純米酒、純米吟醸の2種となっています。
- 2021年KuraMaster【仏・パリ】 純米酒部門 「金賞」受賞
- 令和2年酒造年度 全国新酒鑑評会最高位 「金賞」受賞
- 2021年IWC【英・ロンドン】 純米大吟醸酒の部 SAKE部門 「SILVER賞」受賞
まとめ
- 西洋文化伝来の窓口となった日本最西端の港町・平戸という土地の歴史と特性を存分に生かした酒造り。
- 酒の席での会話のネタになること必至!日本酒ファンなら一度は行っておきたい博物館。
- 長い歳月をかけ守り継がれてきた歴史と文化を守りつつ、新しい時代の酒造りに向き合う兄弟の挑戦。
いかがでしたか?福田酒造ではほかにも、あま酒やもろみ酒、みりん、焼酎粕をベースにした有機肥料の開発も行っています。
試飲もできるので、長崎を訪れた際にはぜひ福田酒造に行ってみてはいかがでしょうか。
サイト管理人プロフィール
- 名前:KAZU
- 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格:唎酒師
- 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
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唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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