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お酒ってあまり体に良いイメージはないですよね。お酒は大好きだけど、健康面が心配な人もいるかと思います。そんな方に朗報です。なんと日本酒にはたくさんの栄養成分が含まれているため健康効果があるんです。しかも、美容効果まであるといわれています。今回は日本酒を飲むことで得られる健康効果・美容効果について調べてみました。
Table of Contents
栄養素と健康効果
日本酒には、700種類ほどの栄養成分が含まれています。どんな栄養分が含まれているかご存知でしょうか。代表的なものが、ビタミン・ミネラル・アミノ酸になります。では、この成分たちの何が健康に良いのでしょうか。
アミノ酸
日本酒に含まれるアミノ酸は、酒類の中でもとても多く含まれています。アミノ酸はタンパク質を構成するもので、20種類あり「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」に分けられます。内臓・消化器官・髪などの組織はタンパク質でつくられています。日本酒には、必須アミノ酸がすべて含まれているんです。また、アミノ酸が結合した「ペプチド」が良い働きをしてくれます。
必須アミノ酸
必須アミノ酸は9種類あり、体内では合成できません。必須アミノ酸の効果を紹介します。
- フェニルアラニン
食欲抑制・鎮痛効果
- ロイシン
筋肉強化・肝機能向上
- バリン
タンパク質の合成・肝機能向上
- イソロイシン
成長促進・筋肉強化・疲労回復
- スレオニン
肝機能サポート・新陳代謝の促進
- ヒスチジン
ストレス軽減・神経機能のサポート
- トリプトファン
安眠効果・精神安定
- リジン
カルシウムの吸収促進・脳卒中の発生を抑制
- メチオニン
抗うつ効果・アレルギーによる痒みの軽減
ペプチド
ペプチドは血圧を下げる効果があり、糖尿病や高血圧予防に必要とされています。2か月ほどかけてゆっくりと血圧を低下させます。また記憶改善の助けにもなるそうです。ペプチドは純米酒に多く含まれています。
ビタミン
ビタミンの中でも今回は「ビタミンB6」に注目しました。ビタミンB6はタンパク質をたくさんとる人程必要になる成分です。血液や筋肉はタンパク質から作られます。そのタンパク質の働きの手助けをするのがビタミンB6です。また、アレルギー症状を抑制する働きもあります。タンパ質の代謝が良くなることにより、綺麗な肌や髪、筋肉づくりにも役に立ちます。
ミネラル
数は少ないですがミネラルも含まれています。ミネラルはエネルギーにはならない栄養素です。しかし、三大栄養素といわれる炭水化物(糖質)・脂質・タンパク質の働きを助けてくれます。ミネラルは体内では合成できません。含まれるミネラルはナトリウム・カルシウム・マグネシウム・亜鉛などです。
お酒の適量
いくら健康に良いからと、浴びるように飲んではいけません。「酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう)」という言葉があります。適量のお酒はどんな薬よりも効果があるという意味です。では日本酒の適量とはどれくらいなのでしょうか。
種類別 お酒の適量
厚生労働省が推進している、国民健康づくり運動によると1日の平均純アルコールは約20%だとされています。また、女性のほうがアルコール分解速度が遅いためこの指標の1/2~2/3が適量だといわれています。
日本酒では180mlが適量なんですね。少し飲み足りないくらいが丁度良いのかも知れませんね。
日本酒で作る意外なアイテム
日本酒の健康法は飲むだけだと思っていませんか。実はとても意外な活用法があるんです。それはなんと日本酒で作る簡易の湿布です。日本酒には保湿効果や血流の改善効果があります。その効果を利用し、肩こりや腰の痛みがある箇所に日本酒湿布を貼ります。作り方はとても簡単で、5秒でできます。テッシュやガーゼに日本酒を染み込ませる、たったこれだけです。肩こりや腰痛が酷い際にはお試し下さい。
この方法は温湿布の役割をします。ねん挫など患部を冷やさないといけない場合には適していないので気を付けてく下さい。
美容効果
ドラッグストアなどでも日本酒を使った化粧水などを目にしませんか。 日本酒にはいくつかの美容効果が期待できる成分も含まれるています。お酒を飲んで綺麗になれるかも知れないなんてワクワクしますね。
コウジ酸でシミ・そばかすを撃退
日本酒には麹が使われています。麹の中には「コウジ酸」という成分が含まれます。細胞のメラニン色素の生成を抑えるため、女性の大敵シミ・そばかすを薄くする効果が期待できます。麹酸は甘酒にも含まれるので、お酒が苦手な人や妊婦さんも飲むことができます。
アミノ酸のパワーでプルプル肌に
再登場のアミノ酸ですが、今回の主役はアミノ酸に含まれる「セリン」という成分です。セリンは角質内の水分や油分を守ってくれるため、お肌のバリア機能が向上します。水分や油分が逃げないためプルプルの赤ちゃん肌になれるかもしれません。
老化防止にフェルラ酸を
ポリフェノールの一種の「フェルラ酸」という成分が含まれています。こちらもメラニン色素の生成を抑える働きがあります。また、活性酸素が抑制されるため、肌の老化防止も期待されています。
また、日本酒を使って自宅で化粧水をつくることも可能なんです。
まとめ
- 日本酒にはアミノ酸・ビタミン・ミネラルが含まれていて、これらの成分が健康促進につながる
- 日本酒の適量は1合(180ml) 飲みすぎは厳禁
- 肩こり・腰痛に日本酒を含ませたティッシュやガーゼを貼ると温湿布の役割をしてくれる
- シミ・そばかすを撃退して赤ちゃんのようなプルプル肌になれる
いかがでしたか。飲みすぎは体に悪いですが、適量を守れば体にとってプラスになります。女性にとって嬉しい美容効果もあるのでお酒をのむ罪悪感も少し軽減されそうですね。
サイト管理人プロフィール
- 名前:KAZU
- 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格:唎酒師
- 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
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唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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