※プロモーションを含みます
福岡のお酒ってどうしても焼酎に頭が行きがちになってしまいますが、日本酒も有名ってご存知ですか?
地元の方はもちろん、出張や観光で福岡を訪れた際に日本酒を飲まないなんて勿体ない。福岡県糸島市は知る人ぞ知る山田錦の産地と言われており、造り方には歴史が感じられ、誰もが日常的に使える純米酒が造られています。それが田中六五という日本酒です。
田中六五って知ってるか?白糸酒造が作る福岡で有名な地酒があるんだ。
白糸酒造は150年以上も続いている酒蔵よね?そもそも酒名は何て読むの?
【たなかろくじゅうご】って読むんだ。これには深い意味があってな。
伝統もあって、立派な経営理念があって、それでな。
うんちくはいいわ!
この記事を読めば田中六五(たなかろくじゅうご)の特徴がまるっと分かるので、ぜひ最後まで読んでいってね♪
ネーミングの由来もホントに素晴らしい由来があってな。
もう!黙ってて!
福岡県糸島市にある白糸酒造が造った【田中六五】とは、どんな日本酒なのでしょうか。
本記事では田中六五の特徴を始め、味わいや白糸酒造についても解説しています。
Table of Contents
田中六五(たなかろくじゅうご)とは
田中六五は、福岡県糸島市・白糸酒造のお酒。田んぼの中にある酒蔵が造った、精米歩合65%のお酒という意味を持ちます。
「いつもそこにあるお酒」
「いつでもここにあるお酒」
「定番」という言葉にこだわった地酒です。
入手困難でも限定品でもなく、手を伸ばせばすぐそこにあるお酒を目指して造られました。
焼酎のイメージが強い福岡で戦うには、とてもよい差別化をしていると感じられます。
精米歩合も65%と一般的な数値であり、様々なお酒好きに隔たり無く楽しんでもらえる。
無性にお酒が飲みたい夜、いつもの晩酌、大切な人との時間。
いつもそこに田中六五がある。そんな想いが蔵元にはあります。
みんなに愛されてるなんて、まるでゆはなみたいだな!
聞いて!定番酒なのに限定品もあるわよ!
ゆはな、いつも傍にいてくれてありがとうな。
定番なのに160周年記念酒もあるわよ!ボトルもワインみたいでオシャレよね♪
なぁ。ゆはな(泣)
福岡の定番的存在を目指している田中六五ですが、定番酒の他にもちゃんと限定品も生産しています。160年記念の他、165年記念や橘六五といったコラボ酒も。
長年の企業努力と研究を重ね、生産だけではなく福岡で生き残る術も持ち合わせているんですね。
福岡の日本酒記事は下記リンクから読んでみてね♪
田中六五の特徴
田中六五は、現8代目となる「田中克典」さんが中心となって造っているお酒です。
酒名は8代目の姓が「田中」ということだけではありません。
元々田んぼの中に酒蔵があり、そこで醸されたので「田中」と名付けられています。
六五とは、精米歩合が65%で仕上げられていることを意味しています。
仕込みは九州では有名な脊振山系(せふりさんけい)白糸ノ滝からの伏流水。
搾りは古式手法である「ハネ木搾り」です。
要するに誰もが認める水と、歴史ある製法で造っているのね!
白糸ノ滝の伏流水は中硬水。ミネラルが適度に含まれているのが特徴です。
ミネラルの含有量によってお酒の味は変化すると言われており、硬水で仕込むと輪郭のあるキレの良い日本酒になります。
適度なミネラルを含む「白糸ノ滝の伏流水」のおかげで、田中六五は「辛すぎず、甘すぎず、中間」のいつでも何にでも合うお酒に仕上がっています。
強い主張をしなくても良いって、簡単そうで結構難しいよな。
確かにそうね。
【お酒に合う料理ではなく、何にでも合うお酒】って滅多に出会わないものね。
純米酒なのに
田中六五の特徴として、純米酒なのにフルーティーで癖がなく飲みやすい旨味があります。
淡いバナナの香りと、穏やかにすっと喉を通る飲みやすいお酒。
精米歩合65%とは思えないくらい繊細でスッキリとした味わいを持っています。
九州のお酒といえば力強いイメージがあるかもしれませんが、田中六五はクール感と清涼感がたっぷり。
バナナの香りのするお酒は「酢酸イソアミル」という成分があり、主に吟醸酒にみられます。
田中六五は、純米酒なのに「花系の香り」「ぶどうの香り」といった感想が多く見られる特徴もあります。純米酒なので、もちろん甘いお米の香りも感じられます。
たくさんの味わいや香りがするのね。
ということは【食事によって変化するお酒】ってことね!
だから「定番」や「何にでも合うお酒」ってことか。
さすが俺が目をつけた白糸酒造だな!
白糸酒造
「田中六五」は白糸酒造と福岡を代表する地酒として名を馳せました。
現在は全国に知られる日本酒となっています。
8代目から古式手法「ハネ木搾り」のみ残し、更なる味の探求を始めます。
歴史ある酒蔵ですが、研究用のラボを新設して最新技術の導入もしました。
酒蔵のパワーアップだけではなく、地元の販売店さんと協力をして定番酒になるよう、地盤固めが功を奏する形となりました。
古式手法である「ハネ木搾り」は、代々使ってきたものをメンテナンスと工夫を重ねてきました。
残っているものは「ハネ木搾り」だけで、他は8代目で全て変えてしまったとか。
近代化が進む中で古式手法にこだわる姿が、田中六五の素晴らしさを生んでいるですね。
8代目の田中さんは「ゼリーのような酒」を目指しているとのこと。
口に含んだら「いつの間にかなくなっている」「喉につっかからない」水のようなお酒。
糸島市の北には玄界灘があり、南には雷山がある脊振山脈。そんな豊かな環境に位置する白糸酒造。
今後も、福岡県糸島市の「田んぼの中にある酒造が山田錦を65%で精米して造ったお酒」を期待したいですね。
8代目が言っている「オンリーワンでもなく、ナンバーワンでもなく、定番」って言葉が心に刺さるなぁ。
田中六五は特約店でのみの販売となるので、下記リンクを参照してね♪
まとめ
田中六五の特徴についてご案内いたしました。
福岡県糸島市から全国的に有名となった田中六五は、昔ながらの技法と最新技術で造られています。「古」と「新」の融合により純米酒を超えた純米酒ができあがったのですね。
是非一度、田中六五を嗜んでみてください。
きっと色んな発見があるはずです。
サイト管理人プロフィール
- 名前:KAZU
- 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格:唎酒師
- 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
有名銘柄はなかなか手に入らない!
日本酒好きじゃなくとも一度は耳にしたことがある「獺祭」や「十四代」といった有名銘柄。飲んでみたいと思っても、手に入れること自体かなり大変です。
しかし、ちょっとしたコツを知ることで入手できるようになるかもしれません。
⇒【唎酒師厳選】市場に出回らない幻の日本酒11選と入手方法を見る使ったあとの徳利、ちゃんと洗えてる?
首元がキュッと細くなった特徴的な形をしている徳利。スポンジも入らないし、水と洗剤を入れてシャカシャカして終わり!…えっ、ホントにそれで大丈夫⁉
中の汚れを目で確認することもできないし、何より乾きづらい徳利は、ちゃんと洗えていないとカビが生えてしまうことも。そんな徳利で日本酒を飲んでいるとしたら…?
⇒徳利の洗い方!ポイントがわかればだれでも簡単!を見る
唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
詳しいプロフィールはこちら