※プロモーションを含みます
特別なテロワールの日本酒なんて、もう聞いただけで美味しそうですよね。
あれれ、テロワールと言えばフランスのワイン法だよねって思ったワイン好きなあなた、そのとおりです。テロワールはワインの味を決める重要なポイント。でも、実は日本にも日本酒を造る重要な要素として取り入れている酒蔵があるんですよ。
それは、熊本県和水町にある花の香酒造の[花の香シリーズ]の日本酒。
今回ご紹介するのは、[花の香 純米大吟醸 和水(なごみ)]です。
特別なテロワールの味を知りたいなら、まず最初に飲んでおきたいお酒ですね。
この記事では[純米大吟醸 花の香 和水]の味わいと、日本のテロワールにこだわる[花の香酒造]についてご紹介していきます。
Table of Contents
花の香 [純米大吟醸 和水(なごみ)]の特徴
スッキリとしているのにやわらかい印象ですね。やはり[花の香]の文字が柔らかな優美さを印象付けているのではないでしょうか。
これは、国内外で活躍されている有名な書家の中塚翠涛(すいとう)先生が書かれたものです。最近では、大河ドラマ[麒麟が来る]の題字を手掛けたことでも有名ですよね。[花の香]の美文字は、とても素敵でずっと見ていられます。
ラベルデータをご紹介します。
内容量 | 720ml |
アルコール分 | 16度 |
原料米 | 山田錦100%(和水産) |
精米歩合 | 50% |
保管方法 | 冷蔵保存 |
原料米に注目してください!なんと和水町のみで作られた山田錦を100%使用したお酒なんです。[和水]が特別なテロワールと言われる理由が一目でわかります。
花の香シリーズの日本酒の取扱店はこちらになります。
テロワールとは
[テロワール]は、ラテン語で[領地]という意味のテリトリウムが語源で、フランス語の[terre(土地)]が由来。フランスのブドウ畑を取り巻く土壌や地形・気候などすべての自然環境を意味しています。これがフランスのワイン法の基盤となり、それぞれ特有の個性を持ったワインが生まれているのです。つまりテロワールとは、[土地]や[その土地独自の味わい]と言った意味で使われています。最近ではそれにかかわる造り手も、テロワールの一部とした意味で使われている場合もあるそうです。
では、日本のテロワールってあるのでしょうか。実は、たくさんあります。例えば大間の鮪、長良川の鮎などその土地の名前がついた特産物、または日本を代表する発酵食品の味噌や醤油など数え切れないほどあるんですよ。
次に、日本酒のテロワールについて詳しく説明しましょう。
日本酒のテロワールとは?
日本酒のテロワール[産土]。これは[うぶすな]と読み、産土の意味は下記のようになります。
1 その人の生まれた土地。生地。
引用:デジタル大辞泉
花の香酒造が最も大切にしている産土とは日本の古語で、産まれた土地やその土地の神様のことを意味します。日本酒のテロワールを表すこの産土を酒造りのビジョンとしているのです。
では、今からとても大切な2つの産土をご紹介しましょう。
①米の産土(テロワール)
熊本県の和水町にある菊池川流域は、2000年も前から米づくりの伝統的な文化が受け継がれてきた地域です。地域に根付く日本酒造りに適した[酒米]もその長い歴史の中で育てられてきました。そしてその米作りの歴史は、2017年に文化庁の[日本遺産]に認定されました。
花の香酒造で使われている主な酒米は、[山田錦]です。山田錦は、現在全国のほとんどの酒蔵で使われている酒米ですが、花の香酒造ではあくまで品種のひとつとして考えてきました。つまり酒造りに使う酒米は、すべて和水町の田んぼのみで栽培した米を使用しているのです。テロワール要素の強い米に、独自のこだわりを感じますね。
②水の産土(テロワール)
花の香酒造で使用している水は、守り続けてきた神社の井戸水。その井戸水は、阿蘇山の火砕流堆積物が凝固してできた岩盤層から染み出た水です。とろみが特徴的な中硬水(87㎎/L)で、米とはまた違った味わいを加えてくれるテロワールの重要なひとつですね。
自然の恵みである水を神聖なものとし、[井戸の水神様]を敬う祭りも行われています。もともとは水神様に水不足にならない様に祈願したのが始まりで、井戸の前に青竹を立てて、お神酒や供物をささげて感謝する農耕儀礼は今でも守り続けられています。
どんな味わいなの
和水町の田んぼのみで作られた山田錦100%の特別なテロワール。[純米大吟醸 和水]の味わいはどんな感じなのでしょうか。
【日本酒】花の香酒造の和水
— 斎木の美味い酒bot (@Psyqhi_alc) November 12, 2021
熊本の日本酒。全量地元産の山田錦で50%精米。獺祭で修行された方が造られている様子。香りは梨。梨とバナナ系の含み香が強く、コクがある。獺祭に比べ酸味が立っており、ほろ苦さも。キレも良く、刺身に合う。 pic.twitter.com/PfjCfYwkEf
香りは控えめなのに口に含むと花が開くように香りが広がる様は、まさに[花の香]の名前のようですね。マスカットやバナナ、メロンのような穏やかな香りが上質な甘さを引き立てているのでしょう。余韻で酸味が残るので、後味もスッキリとしていてお刺身に合わせていただくのがピッタリなのがよくわかります。
☆花の香 和水 純米大吟醸☆
— やまかし田無店@店長のたわごと (@yamakashitanash) August 14, 2020
豪雨被害に遭われたお蔵さん。
飲んで応援というわけで、
蔵のある和水町(なごみまち)テロワール。
ベリーっぽい、キュッとした甘酸っぱさに、後口はさらり。
口中に花の香が満ちみちて、メロメロに… pic.twitter.com/wDKjJlYDAe
甘さと酸味が合わさって、味わいにボリュームがでる感じですね。花の香りが満ちるように、幸福感までも味わえるのではないでしょうか。最後まで飽きることなく、ウキウキした気持ちで楽しく飲める特別なお酒です。
花の香酒造
熊本県和水町にある[花の香酒造]は、100年以上続く歴史ある酒蔵です。
明治35年(1902年)に妙見神社内の神田(しんでん)を譲り受け、その神田からの湧き出る磐清水を使って[神田酒造]は酒造りを始めました。まさに神様の水がお酒に変わった瞬間ですね。
昭和27年(1952年)に神田酒造場から[花の香酒造]へ社名を変更。酒蔵の中に漂ってきた梅の花の香りにヒントを得て、清酒[花の香]が生まれました。今でも酒蔵周辺にある梅の木は、春になると花を咲かせて良い香りを漂わせているそうです。
平成26年(2014年)には、7つの新しい[花の香シリーズ]のお酒を生み出します。これは現代のライフスタイルや食事スタイルを意識して、日本にとどまらず世界へ飛躍する[Sake]の誕生でした。
平成27年(2015年)には、地元和水産の山田錦で新しい酒質の純米大吟醸を生み出し、国内だけでなく海外でも受賞。
令和3年(2021年)、[産土]をビジョンとした酒造りの更なる挑戦に挑み始めています。
新しい挑戦に挑み続ける杜氏や蔵人の熱い想いが、お酒の味わいをますます深くさせるのですね!
花の香酒造についてもっと詳しく知りたい方はこちらをのぞいてみてください。
まとめ
- [和水]は和水産山田錦100%で造られている特別なお酒
- 日本のテロワール[産土]にかける熱い想い
- 最後の一滴まで飽きずに飲めるお酒
いかがでしたでしょうか。特別なテロワールで造られた[和水]には、花の香酒造の強いこだわりが込められたお酒ですね。伝統を守り、自然の恵みに感謝し、さらには新しい挑戦へと挑みつづける姿勢は勇気づけられもします。
これからもどんな味わいのお酒が誕生するのか、楽しみでウキウキしますね。
花の香シリーズのお酒が気になる方は、こちらのお酒もオススメです。
サイト管理人プロフィール
- 名前:KAZU
- 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格:唎酒師
- 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
有名銘柄はなかなか手に入らない!
日本酒好きじゃなくとも一度は耳にしたことがある「獺祭」や「十四代」といった有名銘柄。飲んでみたいと思っても、手に入れること自体かなり大変です。
しかし、ちょっとしたコツを知ることで入手できるようになるかもしれません。
⇒【唎酒師厳選】市場に出回らない幻の日本酒11選と入手方法を見る使ったあとの徳利、ちゃんと洗えてる?
首元がキュッと細くなった特徴的な形をしている徳利。スポンジも入らないし、水と洗剤を入れてシャカシャカして終わり!…えっ、ホントにそれで大丈夫⁉
中の汚れを目で確認することもできないし、何より乾きづらい徳利は、ちゃんと洗えていないとカビが生えてしまうことも。そんな徳利で日本酒を飲んでいるとしたら…?
⇒徳利の洗い方!ポイントがわかればだれでも簡単!を見る
唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
詳しいプロフィールはこちら