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香露の中でも一般的に知られているのは吟醸酒のお手本と言われる大吟醸酒ですが、純米大吟醸酒もあることを知っていますか?とても珍しくネット上でもあまり見かけないものです。
香露は熊本県の日本酒の銘柄の一つで、造っているのは熊本酵母発祥の熊本県酒造研究所です。研究所兼酒蔵なので、造っている日本酒の数は多くはありません。
でも、確かに香露の純米大吟醸は存在しています。今回はその純米大吟醸にスポットを当てて、詳しく解説していきます。この記事を読んだら香露について一歩踏み込んだ知識のある大人になること間違いなしです。香露純米大吟醸は本当に珍しく入手困難ですが、その味を確かめたい方は入手にトライしてみてください。
Table of Contents
香露の純米大吟醸はとても珍しい
香露のシリーズで一般的なものはこちらの6商品です。
- 大吟醸(純米ではない)
- 純米吟醸
- 純米酒
- 特別純米酒
- 特別本醸造
- 上撰本醸造
香露の純米大吟醸はまず見かけません。本当に存在するのか?と疑問におもうほど、見かけません。もしかして表記ミスか?という気がしてきます。がしかし、ときどき、まれに、売り出されています。
その時によってデザインなども違い、インターネット上に出回ることはほぼないようです。わずかな情報ですが、香露をつくっている熊本県酒造研究所の公式Twitterで確認できました。
熊本市中央区にある熊本県酒造研究所です。清酒香露の伝統を守りつつ熊本酵母発祥蔵として新酵母開発 チャレンジ酒(実験酒)の製造にも意欲的に取り組んでいます。公式Twitter出来ましたよろしくお願いします。#初めてのツイート #香露 #熊本県酒造研究所 #熊本酵母 pic.twitter.com/IVZuZtJYAE
— 熊本県酒造研究所(公式) (@kumamotokoubo) October 30, 2021
見切れてしまったのが残念ですが、ボトルの香露の上部に純米大吟醸と書かれています。新酵母開発のチャレンジ酒(実験酒)の製造にも取り組んでいるのですね。純米大吟醸は完成された日本酒というより、新たな試みの日本酒だからレアなのかもしれません。
香露の純米大吟醸が珍しい理由
香露の純米大吟醸が珍しいのには理由があります。その理由を順番に見ていきましょう。
一つ目はめったに出ない事。もともと純米ではない方の大吟醸も少ししかでないのに、純米大吟醸はもっと出ません。特別なものとして、稀に出るだけなので、珍しいなんてもんじゃありません。
2つ目は少ししか出ない事。そうなんですよ、少ないんです。たくさんは造らないんですよね。だから、香露の純米大吟醸を入手するのは相当困難なようです。
純米大吟醸!!!香露!!!!!🍶#熊本酵母 pic.twitter.com/gbSscY4mCo
— Hanami Sakai (@41061k) July 5, 2021
ネット上でも本当に情報が出ていませんでした。だから、こちらのTwitterからは入手した方の興奮が伝わってくるようですね。
一体どんな味わいなのでしょうか、気になります。
この記事を読んでくれてる人だけに特別に教えてあげるとっておき情報があるんだ!
実はここだけの話なんだけどね・・・「香露 純米大吟醸」のリリースの話があるんだ!桜が咲く頃にお目にかかれるかもしれないよ!
香露の純米大吟醸が飲めるかもしれないと思うと、興奮してきたー!
ちょっと落ち着いてよ!まだ手に入るかどうかもわからないんだから!
香露の純米大吟醸はおいしいのか
香露の純米大吟醸が珍しいのはわかりました。で、問題はおいしいかどうかですよね。これについては、私もまだ飲んだことがない上にネット上にも情報がほとんどないのでなんとも言えないのが現状です。
が、しかし、純米ではない大吟醸や数々の香露の噂をもとに想像すると、まずいわけがないですよね。一体どれほどおいしいのでしょう。それともとても個性的な味わいなのでしょうか。想像をかきたてられます。
香露をつくっているのはこんな酒蔵
熊本県酒造研究所さん💛#ケンサンシュ #本醸造酒 #清酒https://t.co/cCc19zc3Rl pic.twitter.com/LFfTiLnbQM
— くまもと県産酒 (@kensanshu) January 29, 2021
熊本県酒造研究所は熊本酵母を研究する研究所であり香露を造る酒蔵でもあります。熊本酵母は昭和27年に発見されましたが、現在も多くの酒蔵で使われているのですからその存在価値の高さは相当なものです。
熊本県近代文化功労者
— 熊本県酒造研究所(公式) (@kumamotokoubo) November 23, 2021
顕彰状が来ました。無事野白先生と一緒に撮影成功です。野白先生が熊本に来られなければ研究所もありませんでした。ありがとうございますと同時におめでとうございます。#香露 #熊本県近代文化功労者 pic.twitter.com/si4ecw7iOv
熊本酵母の分離培養に成功した野白金一氏は、熊本県から近代文化功労者として表彰されています。野白氏は熊本県酒造研究所の初代所長をつとめていましたが、熊本の日本酒の発展に尽力したのですね。
きょうかい酵母®9号、901号
— 【公式】公益財団法人日本醸造協会 (@jozo_kyokai) October 22, 2020
昭和28年に熊本県酒造研究所で分離されました。
短期醪で高い吟醸香、特に「バナナ香」とも呼ばれる酢酸イソアミルの香りが特徴的です。7号と比較すると酸は少なく、吟醸酒でよく使用されています。
901号は9号の泡なし株です。#日本醸造協会 #清酒酵母 #きょうかい酵母 pic.twitter.com/yN48HTTWOw
こちらが画期的な熊本酵母です。もとの姿はこのような感じなのですね。すごく科学な雰囲気です。この中の酵母が吟醸香を生み出しているのかと思うと、なんだかミラクルを感じずにはいられません。先人のみなさんの功績のおかげでおいしい日本酒が飲める幸せ。ありがたいです。
まとめ
- 香露純米大吟醸は珍しいけれど確かに存在する
- 香露純米大吟醸は熊本県酒造研究所が造っている
- 香露純米大吟醸の味は飲んでみてのお楽しみ
いかがでしたか。香露純米大吟醸はとても珍しい日本酒でその情報もごくごく限られたものでした。未知数の部分が多い日本酒ですが、もし入手できたらその喜びは血沸き肉躍るレベルかもしれません。
いつか香露純米大吟醸をじっくりと味わってみたいです。せっかくなので大吟醸と純米大吟醸と並べてあれこれ語りながら飲めたら最高じゃないかと想像はふくらむばかりです。もしもこの記事を読んで香露純米大吟醸を飲んでみたくなった方は入手にトライしてみてくださいね。
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- 保有資格:唎酒師
- 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
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唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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