宮崎の日本酒なら「はなかぐら」千徳酒造が誇る地酒をご紹介します!

日本酒の変態 KAZU

唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。

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「はなかぐら」はこんな人にオススメ!
  • 宮崎の地酒が飲みたい方
  • 辛口の日本酒が好きな方
  • 和食に合う日本酒を探している方

日本には何種類のお酒があるんだろう?

日本酒だけで約2万種類あるんですよ

え?そんなにあるんだ。知らなかったな。

日本酒好きな人。日本には調べたところ、酒蔵は1400件以上。日本酒は約2万種類あるそうです。これをすべて飲むことは日本酒好きでも難しいかもしれません。

今回はその中の1つ、宮崎造っている「はなかぐら」についてご紹介したいと思います。飲みたい日本酒の1種類に是非、「はなかぐら」を付け加えてはいかがでしょうか?

「はなかぐら」は宮崎県産酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)を使って、低温でじっくり醸したお米になっています。

みなさんの口コミでは「香りは主張してくることはあまりなく、どちらかというとすっきりとした、端麗辛口、クリアで適度な酸と爽やかな味わいが調和している」といった感じのお酒だそうです。

実は私はまだ飲んだことがないので、調べてみて飲んでみようかなと思いました!私も気になる「はなかぐら」。ご紹介しながら理解を深めていきましょう。

まずは、先ほど書きました「酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)」に関して少し詳しく書いていきます。

酒造好適米とは?

酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)ってなんだか難しい言葉ですが、簡単に言うと、お酒造りのためのお米になります。

食べるお米より、米粒が大きく、中心部が白く濁ったものが特徴です。また、米の表層部分に雑味のもとになるたんぱく質やビタミンが含まれているため、日本酒造りの際、表層部を磨く必要があります。

酒造好適米には様々な種類がありますが、よく知られているのが「山田錦」「五百万石」などがあります。更に今も開発が進んでいるようです。

また酒造好適米に適している環境は、朝晩の寒暖差が激しく、土壌の栄養分が豊富に蓄えられていることが大事であり、一般的に造られる食用のお米より、栽培に2倍ほど間隔を空けて栽培するなど、手のかかるものになります。

この苦労がなければおいしいお酒を飲むことはできません。

お酒って奥が深いですね。

こちらの記事に酒造好適米に関して詳しく書いてあります。よろしければご覧ください。

はなかぐらってどんなお酒?

種類は日本酒、造りは吟醸になります。産地はもちろん九州地方です。アルコール度数は15度。他の日本酒もそうですが、日本酒のアルコール度数は基本的に15度が多くなります。はなかぐらもそれにおなじくて、15度ですね。

原料米はご紹介しているとおり「はなかぐら」というお米です。精米歩合は60%になります。

精米歩合に関してはこちらの記事にのっていますので、よろしければご覧ください。

宮崎で造られているお米、「はなかぐら」をつかって低温でじっくり醸したものになります。香りが楽しめる吟醸系、端麗な辛口ですっきりしたお酒。また低アルコール、にごり、スパークリングなどいろいろなシチュエーションで楽しめます。

「はなかぐら」ってお米の名前でもあるんですね!

どんな時に、どんな料理で頼みますか

どんな時に飲みたいか、一度飲んでから考えてもいいかもしれません。「はなかぐら」に合う料理は、和食の日本料理。懐石、割烹、精進料理など、辛口のすっきりしたものが合います。

フルーティーなお酒の時にはやはりフルーティーなものを。辛口には辛口の料理を。味の似たものを選ぶのがいいのかもしれませんが、ちょっと冒険をしてみてもいいかもしれません。自分にの中でおいしいと思えるものに合わせて見てはいかがでしょう?

こちらに、野菜のおつまみに関して詳しく書いてあります。よろしければご覧ください。

どんな酒器がいい?

はなかぐらでおすすめの酒器は「猪口」ちょく、ちょこといいます。

上の写真のような酒器になります。かわいいですよね。なんだか、お酒が更においしく飲めそうです。私はまだこの「猪口」で飲んだことはないのですが、買って飲んでみようかと思いました。

皆さんが選ぶときに「まだこれで本当にいいのかわからないな」と思ったときは一度100均にもあるので、ちょっと試してみてもいいかもしれません。

私は酒器でいいものを買う前に、一度100均の酒器を探してよく試しています。「猪口」も100均探してみていいなと思ったらちょっと高い「猪口」を買って堪能したいです。

酒器1つとっても飲んだ時に味がなぜか若干変わる気がする!

いろいろ試して、そのお酒に合うもの、一番おいしく飲めるものを見つけてはいかがでしょうか?きっと楽しい晩酌になると思います。

また、はなかぐらの飲み方は「冷」「常温」「燗」になります。飲み方を変えてみたりしてお気に入りの飲み方を探してはいかがでしょうか。

県内唯一、清酒専門の酒蔵「千徳酒造株式会社」

100年以上の清酒専門店になります。宮崎県産酒造好適米の「山田錦」「はなかぐら」を使用し、地域に根付いている酒蔵です。

千徳を代表する「大吟醸 千徳」や「純米吟醸 夢の中まで」も売られています。また、国新酒鑑評会など毎年高い評価もいただいていて、季節限定商品も販売しています。

一度行ってみて覗いてみるといいかも!

広々とした明るい雰囲気のお店、入りやすそう

他のお酒もかいたくなりそう!

また、なかなか宮崎に行けない方もために通販サイトもこちらに書きますので購入を検討される方に見ていただけたらなと思います。

日本酒造蔵図鑑、酒(日本酒地酒)通販 CRAVITON

店舗情報も併せてご覧ください。

店舗名千徳酒造 はなかぐら館
店舗名カナセントクシュゾウ ハナグラカン
業種清酒製造販売
住所〒882-0841 延岡市大瀬町2丁目1-8
電話番号0982-32-2024
営業時間9:00~17:00
定休日不定休
URLhttp://www.sentoku.com/
引用:千徳酒造 はなかぐら館

ここまで「はなかぐら」に関してみてきました。では、はなかぐらってどうやって造られているのでしょうか?

はなかぐらってどうやって作ってるんだろう?

ポイントは「麹造り?」

はなかぐらのどこにこだわってるんだろう?

ここで詳しく日本酒の造り方を見てみたいと思います。

日本酒の造り方

順番は次のようになります。

  • 精米
  • 洗米、浸漬
  • 蒸米、法令
  • 麹造り
  • 酵母造り
  • 醪(もろみ)、仕込み
  • 上層、濾過、火入れ
  • 貯蔵、調合、割水、瓶詰

精米

日本酒の主原料は米です。精米とは、まずは玄米の表層部を削る作業です。みなさんが食べる前の状態の玄米のことになります。

玄米の状態の表層部を削って白米にします。玄米では独特の風味、雑味があり日本酒の繊細な香りが消えてしまうのでこの精米は日本酒造りにはとても大事な工程をなります。また、いつも食べているお米よりもさらに磨きをかけます。


そうしてできた米は「酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)」と言われます。酒造好適米とは、食用ではなくお酒造りのための米になります。

洗米(せんまい)・浸漬(しんせき)

精米した米を洗い、糠(ぬか)をとる工程になります。糠とは、玄米を精米するときにでる表層の部分のことを言い、ゴミなどを取り除き、洗っていきます。家庭でご飯を炊くときもお米を研ぎますよね?それと同じです。

このように洗米をした後、適量の水分を吸収させるために一定時間米を水に浸す「浸漬(しんせき)」を行います。浸漬はのちに蒸しあがった米にむらができないよう、米の全てに水分をいきわたらせる大事な工程です。

この時はお米にどれだけ水を吸わせるのかにより、できあがったお酒の味がかなり違ってきます。米の品種や造りたいお酒により浸漬時間も変わってきます。

蒸米(むしまい)・放冷(ほうれい)

水分を吸収させていた米を甑(こしき)という呼ばれる大きなせいろか蒸米機で蒸していきます。この工程は蒸すことにより米の中のでんぷん質が変化、また殺菌効果もあります。

そして、蒸したお米は放冷をしていきます。麹(こうじ)造り、酒母造り、掛米(もろみ)

それぞれにあった温度に冷ましていきます。この工程を「放冷」といいます。

麹造り。ここが一番重要になります!

蒸したお米を日本酒のもととなる麹にしていきます。これを「製菊(せいきく)」と言います。麹菌(こうじきん)を米に付着し、米の中の麹菌を増やし、麹と呼ばれるようになります。この工程は日本酒造りでとても大切な工程になります。

ここで失敗してしまうと、おいしい日本酒造りはできないといわれるほど、大事なことになります。

酒母造り(しゅぼづくり)

水と麹を合わせ、酵母と蒸米併せて発酵させ、酵母を繁殖させたものを酒母といいます。アルコール発酵を促すためにこの「酒母」を造ります。

酒母造りは「生酛(きもと)造り」とも呼ばれています。これは「日本酒の生み出す源」とも言われ、こちらも日本酒のもととなる大事な工程になります。

醪(もろみ)・仕込み

酒母をタンクに入れ、麹、蒸米、水を3回に分けて発酵させます。この工程で約3週間から1か月かかります。これを「醪(もろみ)」といいます。また、3回に分けて発酵することを「三段仕込み」と呼ばれています。

上槽(じょうそう)・濾過(ろか)・火入れ

発酵期間が終わると、熟成したもろみを絞り(圧搾、あっさくといいます)、上槽を行っていきます。日本酒と酒粕(さけかす)に分けることを「上槽(じょうそう)」といい、この上槽を行っていきます。

この過程もどんな日本酒を造るのか、それにより作業も変わり、非常に重要な過程となります。そして、絞った日本酒を細かくなったお酒や酒粕などを取り除く「濾過(ろか)」をし、それを加熱処理をするのが「火入れ」です。

これにより、殺菌と残存酵素を壊して破壊するため、日本酒ならではの繊細な味ができるのです。

貯蔵・調合・割水・瓶詰

火入れのあと、貯蔵タンクで貯蔵します。そこで約半年間から1年にかけて貯蔵し、熟成していきます。それにより日本酒はまろやかになり深みが加わり日本酒の質が更に変化していきます。

そして、熟成した原酒は品種に併せて「貯蔵」「割水(わりみず)」をし、味を整えていきます。「割水」とは、日本酒に水を足してアルコール度数を調整する作業のことを言います。

さて、ここでもう一度火入れをし、酒を安定させます。最後に、いよいよ「瓶詰め」です。一つ一つ丁寧に、瓶やパックに詰めて完成です。これでようやくお酒が造れました。

まとめ

  • 宮崎のおすすめの日本酒は「はなかぐら」です。
  • 酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)とは、お酒のためのお米です。
  • はなかぐらは「和食」があい、「猪口」で飲むのがおすすめです。
  • 宮崎県唯一の清酒専門の酒蔵は「千徳酒造株式会社」です。
  • 日本酒造り方は、様々な工程を得て、造られています。特に大事なのが、麹づくりになります。

今まで飲んできてこなかった「はなかぐら」。いろいろな工程があり、お酒に携わった人はたくさんいます。その人たちのことも少し思いを馳せながら飲むと心にじんわりとくるかもしれません。

ゆっくり、「はなかぐら」を堪能してください。

こちらにも宮崎の日本酒、「千徳純米酒」に関して書かれています。よろしければご覧ください。

サイト管理人プロフィール
  • 名前:KAZU
  • 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
  • 保有資格:唎酒師
  • 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
  • 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
  • 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男

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