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早速ですが、日本酒を飲む時コップに氷を入れるのは皆さんの中ではありですか?なしですか?
きっと大概の人は無しと答えてしまうかもしれません、確かに日本酒について知っていれば知っているほどそう答えてしまう気持ちも、イメージ的に入っているのを想像できないという人の気持ちもわかります。
確かにそうです。
ですが…私はあえてアリと言わせてもらいましょう。
なぜならば、日本酒に氷を入れるのはなんらおかしくないどころか日本酒をより美味しく。そして通っぽく楽しむことができるからです!
そう言っても、日本酒というお酒についたイメージは簡単に払拭できません、それだけ歴史もなじみもあるお酒です。
でも馴染みがあって楽しみ方が変化して来なくなった人や、先入観を持って日本酒を少し怖がっている人、少しだけお時間をください、きっとまた新鮮な気持ちで日本酒を楽しめるようになるはずですよ。
Table of Contents
日本酒の概要と温度
日本酒はお米、水、米麹、醸造アルコールを使って8種類もの日本酒が作られる。
そしてそれらの材料を使って日本で作られたのが日本酒で、それを売っている形にしたものを清酒と呼びます。
日本酒の温度による変化
温度は日本酒を楽しむ上で切っては切れない存在です。
まずは基本の説明をしますね?
日本酒は飲むときの温度で飲み方の名前を変えています。
冷酒、冷や、お燗というのがそうです。
あれ?冷酒と冷やは何が違うの?冷たいんだから同じなんじゃないの?
そう思った人はぜひ飲み比べてみてください。
冷酒は冷蔵庫などで冷やしたお酒のことで5~10℃位なのですが、冷やは常温の物のことで15~20℃位の物です。
え、そんな程度で変わるの?とも思うかもしれませんがこれがまた大違い!
冷酒はスッキリとしていて後味もさっぱりと味わえるのに対して、冷やはお酒の旨味、コク、後味全てがバランスよく味わえる上にジュワーっと口の中で馴染むようなしみこむような味わいなのです。
この冷酒と冷やの差でわかってもらえたかもしれませんが、日本酒は冷えれば冷えるほどスッキリさやキレがよくなり、温かくなれば香りや味にお米のホッとするような甘味やコク、複雑な風味や香味が出ます。
さらにお燗のように熱々にすればまろやかな味とアルコールとは違う熱い飲み物特有の熱が喉を通り抜け、鼻腔から香りが吹き抜ける。
飲み口、香り、喉越し、そのどれもが温度のよって全く違う表情を見せてくれるのが日本酒というお酒の楽しいところ、宝石の鮮やかで煌びやかな変化は見る面を変えるたびに変わりますが、日本酒は同じかそれ以上の変化で飲む人を魅了します。
冷たい日本酒のもっといいところ
まず、冷たいというのはそれだけで飲み物として美味しく感じます。
特に暑い日なんかは最高でしょう。
それに冷たい日本酒の飲み口の軽さは最早水のよう。
癖や雑味が消えた美味さはシャッキリと際立った風味に適度な甘みと鋭いキレ、正に日本刀の様な鋭さがあります。
夏はやっぱり暑い季節、そんなときの熱燗も乙ではありますが、よく冷えた日本酒ほどしみるものはないでしょう。
氷の効能と日本酒との相性
日本酒というのはそもそも強いお酒です。
強いお酒の代表といえばウィスキーやウォッカ、スコッチなどの蒸留酒ですが、こちらに氷を入れて飲むのは皆さん違和感をもちませんよね?
何せあの類のお酒はアルコールが強くでており、多少冷やさないと香味を楽しむどころではないです。
それと同様に強いアルコールの香りを抑えてスッキリと飲むために日本酒に氷が入れられることは不自然なことではないでしょう。
また、日本酒のほとんどは製造される最終段階の原酒でそのまま出せば本当に酒豪しか飲めないような強いお酒になってしまうので、あえてお水を入れて調整しています。
この調整されたバランスを崩したくない、という人の多くが氷を入れた飲み方を邪道と呼ぶのですが、自分に合ったバランスにするというのは悪い事ではありません。
入れた際の味や香りの変化は下の動画を参考にお願いします。
また、大手酒造メーカーである白鶴、日本盛、松竹梅、白鹿、大関、月桂冠、剣菱、白雪、沢の鶴、菊正宗、黄桜の11社も氷を入れる飲み方を推奨しているのです。
お冷番がおすすめ!日本酒ロックはじめませんか?|日本盛 (nihonsakari.co.jp)
其れでもなお納得しない方は…仕方がありません、奥の手を出しましょう。
ちょっとマイナー、ちょっと上級者の生原酒
先ほど言った原酒は造られて水を入れられていない、正にそのままの日本酒です。
実はこの原酒売られています!
生原酒と検索すれば通販でいくらでも出てきますし、買おうと思えばいつでも手が届きます。
生原酒は加水も火入れもされていない真の出来立て、これに氷を加えて時間とともに変化する水と日本酒のバランスが生み出す絶妙なハーモニー、そして氷でキンキンに冷やされた爽快感のあるのど越し!
それをむしむしと熱気立ち込めるこんな季節に流し込んだら、きっとたまらなくおいしいでしょうね…
まとめ
- 日本酒は温度変化を楽しむお酒
- 冷たいのも温かいのも味わいが変化して面白い
- 氷を入れて飲むのは酒蔵もおすすめの飲み方
- 氷で自分好みのバランスを見つけるのも、変化し続ける味わいに胸躍らせるも自由
- 強い人やこだわりたい上級者は生原酒ロックがおすすめ!
サイト管理人プロフィール
- 名前:KAZU
- 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格:唎酒師
- 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
有名銘柄はなかなか手に入らない!
日本酒好きじゃなくとも一度は耳にしたことがある「獺祭」や「十四代」といった有名銘柄。飲んでみたいと思っても、手に入れること自体かなり大変です。
しかし、ちょっとしたコツを知ることで入手できるようになるかもしれません。
⇒【唎酒師厳選】市場に出回らない幻の日本酒11選と入手方法を見る使ったあとの徳利、ちゃんと洗えてる?
首元がキュッと細くなった特徴的な形をしている徳利。スポンジも入らないし、水と洗剤を入れてシャカシャカして終わり!…えっ、ホントにそれで大丈夫⁉
中の汚れを目で確認することもできないし、何より乾きづらい徳利は、ちゃんと洗えていないとカビが生えてしまうことも。そんな徳利で日本酒を飲んでいるとしたら…?
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唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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