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スーパーやコンビニなどで手軽に手に入るワンカップ。リーズナブルな価格とちょい飲みに最適な量とあって、今とても人気が出てきています。ワンカップってどんなイメージですか?
サラリーマンが家でちびちび飲んでそう・・・。
なんだか、おじさんが飲む日本酒って感じかな。安いからあまりおいしい日本酒じゃないのでは?
そんなイメージを抱いてる方は多いのではないでしょうか。しかし、それはもう過去のはなし!最近では海外でもワンカップが流行っているんですよ!特別なカップやボトルも不要ですし、量もちょうどいいと大評判です。さらにカップがかわいいので持ち帰ってしまう人も続出とか。
利き酒師の私も、よくワンカップの日本酒を飲む一人です。今回の記事では、ワンカップ日本酒について詳しく紹介していきます。利き酒師がおすすめするワンカップ日本酒についてご紹介しますのでお楽しみに!
Table of Contents
ワンカップの味ってどんなの?
ワンカップと一口にいっても、その種類や味はさまざまです。一般的にワンカップに使われている日本酒は、アルコール度数以外の製法や原料が特に決められていない日本酒が使われています。この日本酒を「普通酒」と呼びますが、まぁそこはよくわからなくても大丈夫です。
「純米大吟醸」や「特別純米酒」のような日本酒の種類が明記されているものは、作り方や使われる原料が細かく決まっていますが、それ以外のものが「普通酒」だと思ってもらえればいいです。
その昔、ワンカップの格付けは気軽に酔えればよいという人が飲むためのお酒だったため、現在でもワンカップに使われる酒は普通酒でよいという傾向があります。
ただし最近では酒蔵自慢の純米酒や生貯蔵酒を入れるなど、本格的な日本酒でワンカップをつくる酒蔵も増えています。
コスパはいい?悪い?
基本的にワンカップに入っている量は1合(180ml)です。これは徳利1本分に相当します。メーカーによりますが、1本200~400円前後で販売されています。
一方で、瓶で販売されているもののサイズは四合瓶(720ml)が主流です。価格はだいたい1本2000円前後で販売されています。量と価格を比較すると、いろいろな味を楽しめるワンカップのコスパは大変良いといえるでしょう。
どんな時に飲むのがおすすめ?
家族と家呑みはもちろん、女子会などにもおすすめです。最近では、居酒屋でワンカップ日本酒を提供している店もあります。
出張や旅行の際、夕食で飲んだお酒ではちょっと酔い足りない場合など、コンビニなどで購入して滞在先の部屋で飲むのもいいですよ。
そのまま飲んでも美味しいですし、冷やしてしてみたり、ちょっと温めてたり、好みの飲み方で楽しみましょう。
ワンカップの種類を紹介
ワンカップといっても、その種類はさまざま。ここでは、定番のワンカップに加えてスーパーやコンビニで購入できるおすすめのワンカップ日本酒を紹介します。
上撰金冠 ワンカップ®
ワンカップといえば、この大関をイメージする方が多いのではないでしょうか。ワンカップの定番です。日本のみならず、海外でも流行しています。大関から発売されて50年以上も愛されているロングセラーワンカップ。すっきりとした飲み口でバランスがよく、キレがあるカップ酒です。
白鶴まる
国産米を100%使用し、やや辛口よりなワンカップ日本酒。豊かな味わいとうま味が特徴です。うま味の強い和食によく合います。冷酒でもお燗でも、好みの飲み方でどうぞ!
青森 桃川酒造 にごり酒
にごり酒は甘いお酒のイメージがありますが、こちらは思ったよりもすっきりしている味わい。口当たりがよいのでお酒に強くない女性でも飲みやすいです。あっという間に飲み終わってしまうかもしれません。
大阪 秋鹿酒造 純米酒
通称”バンビ”と呼ばれているワンカップ。ここのワンカップ純米酒は20年以上前から先駆けて造られており、知る人ぞ知る隠れた名ワンカップ日本酒。すっきりとした飲み口ですが、お米の甘味も感じられます。
大関 生貯蔵
日本酒は貯蔵前と瓶詰前に火入れという低温加熱殺菌を2回行います。この作業を貯蔵後に1回だけ施したものを生貯蔵酒といいます。
「大関 生貯蔵」は贅沢なワンカップ生貯蔵酒です。一般的な清酒と比べてフレッシュな口当たりで、爽やかな香りがほのかに漂い後味もスッキリしています。暑い季節にぴったりの日本酒で、川魚やそうめんによく合いますよ。
八海山
新潟の名醸造所、八海山からワンカップ日本酒ができました。これぞ新潟仕込みの淡麗辛口。手ごろな価格で八海山が楽しめるという贅沢なワンカップです。とても普通酒とは思えない味わいですよ。
利き酒師のワンカップ総合評価
利き酒師の私が、ワンカップについて「飲みやすさ」「コスパ」「サイズ」の3つについて評価しました。
飲みやすさ ★★★★★
ワンカップ日本酒は、コンビニやスーパーでおつまみも合わせて売っているパターンがほとんど。ワインやビールよりも料理を選ばないため、シンプルな料理や缶詰も合わせやすいです。
ふたを開けたらすぐに飲めるという点も高ポイント!
コスパ ★★★★☆
1つの酒をじっくりと味わいたい人には向いていませんが、いろいろな味を楽しみたい人、これから自分の味を開拓したいという日本酒の初心者にはおすすめ。1本あたり数百円で飲めるのは、かなりコスパがいいでしょう。
どんな料理やお酒にも当てはまることですが、比較することで自分に合う味を特定できるようになります。ワンカップ日本酒はその点コスパが高く、四合瓶を買って失敗するよりもワンカップ日本酒でいろいろな味を楽しむのもいいのではないでしょうか。
サイズ ★★★★★
1本は1合ですが、最近は50ml~200mlとさまざまなワンカップ日本酒が出ています。1本は徳利1本に相当しますので、家の晩酌でほろ酔いできるちょうどいい量です。外出先でも品よく飲める手頃なサイズですよ。
まとめ
ワンカップ日本酒は昔のイメージとは変わり、今では手軽に購入できる美味しい日本酒となっています。利き酒師の私もよく飲んでいますし、日本酒通だけでなく、日本酒初心者にもおすすめしたい日本酒です。
1回に飲む量としてはベストな量でもあり、価格も安くコスパは抜群!蔵元自慢のお酒が入ったものや、ご当地ものが各地で販売されているので、見つけた時にはぜひ手に取ってみてくださいね。
サイト管理人プロフィール
- 名前:KAZU
- 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格:唎酒師
- 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
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唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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