田中六五の口コミが知りたい!特別な手法でつくられた古く新しいお酒

日本酒の変態 KAZU

唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。

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田中六五は「たなかろくじゅうご」と読み、福岡で生まれた純米酒です。

山田錦の田んぼの中に蔵があり、伝統のある手法で作り上げられた日本酒。そしてラベルが達筆でシンプル。なんて潔い…!

そんな田中六五が気になるけど、口コミを見てから飲んでみたい!という方に。

この記事では田中六五の口コミや味わいの紹介はもちろん、田中六五にまつわる話なども加えて知っていただくことで、より美味しく味わえるような情報をお伝えしていきます。

そして古く新しいとはどういうことでしょうか?ぜひ田中六五の魅力にハマってください!!

実際に飲んだ人の口コミ・味わいは?

まずは気になる田中六五の口コミを見てみましょう!

  • 濃すぎずさらりとした純米酒でお酒単体でも料理と合わせても◎
  • 飲み疲れないお酒で毎日飲める
  • 甘すぎずすっきりとした飲み口で初心者にも飲みやすい
  • ほんのりと酸味があり、だんだんと旨みが増してくる
  • マスカットや柑橘の香り。なめらかで軽やか

などの口コミがあります。調べてみると口コミからはすっきりとして飲みやすいといった印象でした!

口コミの中にも多かったのが、フルーティーというワード。
柑橘・マスカット・メロン・バナナなどのフルーツを思わす香りや味わいがあり、

冷え→甘さ控えめ、苦みが強め
→果実味・甘味・旨みが増す

温度でも味わいが変わりますがどれも美味しい!と口コミが多く悪い口コミが見当たりません…!

しいて言うなら、美味しくてさらさら飲みすぎてしまい危険というところでしょうか。

田中六五ラインナップ

田中六五にはどのような種類があるのでしょうか。田中六五をベースとして限定酒も販売されていますので、それぞれの口コミもあわせてご紹介していきます。

限定酒は各サイトでも販売終了となっているものも多いので購入前に要確認です!

【定番】田中六五 生

  • 720ml、1800ml
  • アルコール 15度
  • 原材料 米・米麹
  • 糸島山田錦100%
  • 精米歩合 65%
田中六五 生の口コミは?
  • 生の美味しさはフレッシュさが特徴!フルーティーな香りと角のないまろやかさが美味しい。
  • 最初から最後まで優しい味わい。お米の旨みが際立ち、とろっとしたうすにごりのお酒。
  • 清涼感の中に優しい口当たりが癖になる!

かすかなガス感(炭酸)があるとの口コミがあり、生ならではのすっきり、フレッシュというのが特徴的です。

生酒は加熱処理がされていないため、デリケートなお酒です。購入後は早めに飲むことでお酒本来の味を楽しめますよ!

【定番】田中六五 火入れ

  • 720ml、1800ml
  • アルコール 15度
  • 原材料 米・米麹
  • 糸島山田錦100%
  • 精米歩合 65%
田中六五 火入れの口コミは?
  • ドライハーブのようなさわやかな風味。透明感のある旨み。
  • 後味にミルクのようなチーズのような味わいを感じる。
  • カルピスを飲んだ後のような口の中に残る乳酸感が不思議なお酒。

火入れ酒の特徴は生酒と比べてフレッシュさはなくなりますが、甘みのあるまろやかな味わいが特徴となります。

定番の田中六五は生、火入れと共通してすっきりとして癖がないとの口コミがありますが、火入れの方が後味にミルク感があるといった口コミが多く見られました。

【限定】65|13

  • 720ml
  • アルコール 13度
  • 原材料・精米歩合は定番と同じ

定番田中六五の美味しさはそのままに、アルコール度13度の低アルコールのお酒。

全国でも限定された特約店のみの限定発売

65|13の口コミは?
  • みずみずしく軽めの飲み口に、さっぱりとした酸味を感じる。
  • お米の旨みが染みる。低アルコール故かスっと消える後味と清々しい印象。
  • 白ワインのようなフレッシュな味わい。ワイングラスで飲むのがいいかも。

定番の田中六五よりも低アルコールなため軽めな印象なお酒です。
よりさらっとして飲みやすいといった口コミもありましたが、合わせるものが限られるとの口コミもあります。白ワインのような味わいというところから、洋風のメニューに合いそうです。

【限定】田中六五 K65 生もと

引用:Yahoo
  • 720ml
  • アルコール 15度
  • 原材料・精米歩合は定番と同じ

K65は蔵元との親交が深い秋田「新政酒造」の生もとづくりへのオマージュとして2018よりスタートしました。

田中六五の新境地、生もとづくりのチャレンジ酒です!

K65の口コミは?
  • まず酸味を感じる。その次に苦み、旨みが感じる味わい。
  • 甘酸っぱく軽快感がある。いくらでも飲めそう。
  • 生もとのクセが全面に出ずに芳醇で美味しい。

生もと造りとは乳酸菌を添加せずに天然の乳酸菌を取り込み、じっくり酵母を育てる製法の事。生もと造りのお酒は深みのある香りやコクが魅力です。

そんな生もと造りにチャレンジした田中六五の味わいは、田中六五の美味しさはそのままに、芳醇な香り、酸味がより美味しく味わえるようになっているようです!

【限定】泡田中 プロトタイプ/D zero

  • 720ml
  • アルコール 13度
  • 原材料・精米歩合は定番と同じ

泡田中は「K65」をベースに二次発酵をさせたお酒です。

泡田中の口コミは?
  • 穏やかな乳酸の香りで、甘みが微かで甘くないラムネのような味わい。
  • ドライでビターな大人な雰囲気。
  • きりっと辛口ではあるが、お米本来の甘さも感じる。

こちらの泡田中は、2020年の6月5日に発売予定だった生もとが品質基準に至らず、瓶内2次発酵させたところイケてるお酒になった!とのストーリーがあります。思わぬ経緯での誕生したお酒ですが、いつもの田中六五とは違ったシュワシュワでドライな味わいも楽しんでみたいですね。

【限定】田中六五橘

引用:IMADEYA
  • 720ml
  • アルコール 13度
  • 原材料・精米歩合は定番と同じ

日本酒通と知られるEXILE橘ケンチさんと白糸酒造コラボ商品

扁平精米という特殊な方法を取り入れています。

田中六五橘の口コミは?
  • 日本酒らしからぬなめらかな口当たりでクリアな味わい。
  • 雑味が少なく美味しい。
  • すっきりしているのに、しっかりとした味わもある飲み口。

扁平精米とは米の形を残し精米する方法で、これにより雑味が極度に少なく、シルキーな味わいに仕上がっているそうです。

ラベルの裏にはQRコードがついていて、白糸酒造の蔵元紹介や橘ケンチさんの手掛けた想いなどがムービーで視聴できるようになっているそうです!これはコラボならではですね。

田中六五の楽しみ方とは

食中酒として作られたお酒でさっぱりとした味わいの田中六五。脂っこいもの、さっぱりしたものなど、どの料理に合わせても美味しく飲めるような味わいになっています。

大吟醸にすれば華やかな香りになりますが、その分お酒に目を奪われてしまいます。お酒は料理屋さんの料理を引き立てながら、脇役でもいいという考えでつくられているそうです。

主張しすぎず、定番で長く愛されるお酒です。

福岡で田中六五を楽しむのであれば、糸島の名産と合わせて飲みましょう!

とくに糸島は真鯛の生産が日本一なのでお刺身がおすすめ。

お野菜も糸島では採れる野菜が豊富。野菜がみずみずしく甘味があり美味しいので、旬な野菜を使った料理と一緒に合わせて楽しんでみて。

購入できる場所はどこ?

引用:白糸酒造

田中六五と6513は白糸酒造ホームページのオンラインショップでは販売がなく、特約店での取り扱いとなっています。

楽天アマゾンYahooなど大手通販サイトでも販売はあり、特約店以外での購入も可能です。

しかし、白糸酒造ホームページには特約店以外での購入トラブルは受け付けていないとの記載もありますので、特約店での購入が安心です。

田中六五を生み出す白糸酒造

引用:白糸酒造

創業、安政2年(1855年)築100年以上になる福岡県糸島市にある酒造

木造の旧蔵と、数年前に建て替えられたコンクリート打ちのスタイリッシュな雰囲気のある新蔵が合わさったなんともハイブリット的な建物です。

新蔵の方には味の数値化や分析ができるようなラボを兼ね備えており、現代の新しい酒造りに適応し、よりおいしいお酒造りにしようと熱心に研究をされています。

白糸酒造のホームページも、モノクロを基調とし洗練され、センスを感じられるような全く古臭さのないデザインになっています。

KAZU

酒蔵って歴史や伝統といった古いものを大切にするところは多いけど、

白糸酒造では新しさも追求しているところがかっこいいんだよなぁ…!

ゆはま

研究された新しいお酒が生み出されていくのも楽しみね。私も飲んでみたいわ!

こちらの記事では田中六五の特徴や白糸酒造についての解説が詳しく見られますのでぜひ合わせてご覧ください。

田中六五の由来とは?

「田中六五」の由来とは
  • この糸島の地域では酒米として最高峰のお米である山田錦がこの一帯では取れ、その山田錦の田んぼの中にある蔵ということ。(これは、8代目の師匠にあたる勝木先生という方に教えられたネーミングでもあるそうです。というのも「山田錦を使ったお酒は全国にいくつかあっても、その田んぼの真ん中に酒屋があるのはかなり珍しいことだ」ということで田中にしなさいと教えられたそう)
  • 社長のお名前が「田中」であること。
  • 六五の意味とは65%精米でつくったお酒であるということ。

なぜ65%にしたのか?→普段使いが出来る定番のお酒をつくりたいという思いから、舌になじむ精米65%という数値を田中六五をつくる中心となった8代目・田中克典さんが選んだそうです。

白糸酒造でつくられたお酒は田中六五のように精米度を製品の名前に入れているものが多いです。例えばほかにも6513、白糸35などがあります。

そしてこの達筆な文字は8代目書いた文字だそうです。読みやすく、力強くてきれいな文字ですよね。ラベルからも洗練された雰囲気を感じられますね。

他の酒造でつくられたお酒のラベルも頼まれて書かれているそうですよ!

伝統ある製法「ハネ木搾り」とは?

ハネ木搾りとは、一本の木に巨大な石がいくつも縄で縛られ、支点、力点、作用点てこの原理によってもろみを絞る手法のこと。

縄に石をくくり付けるの作業はとてもコツが必要な作業なんだとか。誰でもできることではありません。

蔵で働く蔵男や、前の杜氏が以前漁師をされていて、漁師の方が使うような縄を使い上手く縛っていくそうです。素人が大きな石を縛ろうとしてもすぽっと抜け落ちてしまいます。大きな石を持ち上げ縛るのはまさに男の力仕事!!

ハネ木搾りの特徴は機械搾りに比べ、圧力が弱い→そのため雑味成分が残りにくく、香り、味お酒にとって優しい味になる。

力仕事で危険であったり、手間暇がかかり増産が出来ないというデメリットもありながら、お酒の味わいに対してのこだわりを持ち続け、この伝統ある手法を続けているそうです。

白糸酒造で製造される日本酒はすべてこのハネ木搾りで製造されています。この手法を使っているのは全国でも数件しか残っていません

こちらは白糸酒造ホームページ内にあるハネ木搾りについて書かれていた文章です。
読むだけでもその場の音が伝わってくる書き方が読んでみると面白いですよ!

しばらくその場に居ると、静寂を崩すように、不規則なその音が、不意に大きくなった。そして、何事もなかったかのように、先ほどの低く、鈍い音が再び空間を支配する。

場の空気に慣れてきた頃、先ほどまでは分からなかった小さな音の存在に気が付いた。ポタ、ポタと軒を伝って流れ落ちる雨粒のような音。ああ、雨か。ただし、室内に届くのは太陽の光ばかり。訝しく辺りを見渡せば、槽の下に「答え」が溜まっている。「田中六五」が静かに、その産声を上げていた。

引用:白糸酒造
ゆはな

なんだか文学的でおしゃれね。これが書いてあるのが酒造のホームページだとは思えないわ!

KAZU

ほんとだね!なんだかその空間に入り込んでいるような気持ちになるね。

田中六五ってこんなに手間暇かけてつくられたお酒とは知らずに飲んでいたのがもったいない…!
俺も生まれ変わったらこんな風に男らしく酒造りをしてみたいなぁ。

ゆはな

さすがKAZU、生まれ変わってもお酒好きは変わらないのね!

まとめ

引用:白糸酒造
  • フルーティーですっきりとした味わいでさらさら飲める
  • どんな料理とも合わせやすい食中酒である
  • 特約店や大手通販サイトでの購入が可能
  • 田中六五をベースとした限定酒がいくつか販売されている
  • 山田錦の田んぼの中にある白糸酒造で、ハネ木搾りという手法で製造されている

古い伝統と新しい技術を融合し、歴史を守りながら新しいものに挑戦していくことを大事にされている白糸酒造。これからも研究されて世に出るお酒が飲めるのか楽しみですね!

田中六五の美味しい口コミや、酒造のこだわりなどを知って早く飲みたくなりましたよね?美味しいからって、くれぐれも飲みすぎには注意ですよ…!

サイト管理人プロフィール
  • 名前:KAZU
  • 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
  • 保有資格:唎酒師
  • 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
  • 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
  • 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男

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