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その時だけのものや場所など、「限定」されたものって、惹きつけられますよね。
スーパーでは旬の食べ物だったり、旅行先のご当地グルメなど、自然とチェックしていませんか?希少なものはなおさら、知りたくなったり試したくなったりします。
たとえ手に入らなくても、希少さを知るだけで得した気分になりませんか?
日本酒にもレアなものはあります!長崎県壱岐島で誕生したある日本酒は、季節限定よりも限定的なんです。
島で唯一日本酒蔵を持っている「重家酒造」(おもやしゅぞう)は、麦焼酎「ちんぐ」、「確蔵」などの代表作で有名な蔵元ですが、この蔵元が造った数量限定の幻の日本酒をご紹介します。
実は、壱岐島で一度衰退してしまった日本酒造り。しかし約30年の時を経て、日本酒造りを復活させるべく、新しく日本酒蔵を島に建設した「重家酒造」。
その新蔵の建設を記念して限定販売されたのが、「よこやま GOLD 純米大吟醸」です。「重家酒造」が新蔵で醸したシリーズ最高峰と呼ばれるレアな銘酒について知ることができます!
Table of Contents
自然豊かな壱岐島で、日本酒造りを復活させた「重家酒造」
壱岐は昔から、中国大陸と本州をつなぐ、交易が盛んな土地でした。人々や物が行き交い技術が伝播していく中で、島独自の文化が花開いていったといわれています。
壱岐島といえば、何を思い浮かべますか?壱岐焼酎と思われた方も多いのではないでしょうか?
それもそのはず、1995年(平成7年)、壱岐焼酎は国際的に地理的表示が認められました。壱岐は500年間もの焼酎の歴史があり、麦焼酎発祥の地といわれているのです。
壱岐島は、九州北西部、長崎県の玄界灘に浮かぶ小さな島です。美しく澄んだ海と、豊かな自然に囲まれている穏やかな島です。
そんな島にある蔵元、「重家酒造」が、一度は途絶えた日本酒造りを約30年ぶりに復活させました。
豊かな壱岐の自然
壱岐島では、新鮮な海産物が一年を通して楽しめます。ウニやアワビやサザエ、イカやブリなど、季節ごとに海の幸に恵まれています。
それだけではなく、希少で高品質な壱岐牛も有名です。また、壱岐島は米作りに適した風土で、米どころなんです!
小さな島かと思いきや、長崎県で2番目に広い平野があるからです。驚きですね!肥沃な土地と温暖な気候によって、昔から稲作が行われてきました。
稲作は弥生時代にまでさかのぼり、ずっと続いている田んぼの地区があるほどです。海の幸に加え、穀物が豊かに実る土壌に恵まれているんですね。
良質な穀物を原料にして、麦焼酎や日本酒の酒文化が根付いたのも頷けます!
島産日本酒復活へ! 日本酒蔵「横山蔵」誕生
古くから酒文化がある壱岐島。明治時代、38軒の焼酎蔵と17軒の日本酒蔵があったといわれています。たくさんの蔵元があったんですね。穀物が沢山収穫できる土地だと、あらためて感じます!
島の蔵元の一つ、重家酒造は、創業から焼酎と日本酒の両方を造ってきました。
ところが、消費の傾向や時代の流れによって、どんどん島内で日本酒造りを撤退する蔵元が増えて行きました。1990年、最後まで日本酒造りを続けていた重家酒造も断念せざるを得なくなり、島産の日本酒は途絶えてしまいました。(焼酎造りは続けられていました。)
しかし、島でもういちど日本酒造りをという先代の願いもあり、壱岐での日本酒造りを復活させたいという思いから、現在専務兼日本酒杜氏の横山太三さんは、島産の日本酒造り実現に向けて邁進されたのです。
太三さんは縁のある蔵元へ出向いたり、泊まり込みで日本酒造りの修業されました。その間も沢山の苦労がありました。ある夏に大雨の災害によってその蔵が浸水し、泥まみれになってしまったのです。 太三さんはすぐに対応し、修業中の蔵元の復興に尽力しました。
その誠実さに、蔵元は太三さんの夢をサポートし、技術を伝えていきました。こうして杜氏たちの日本酒復活の思いが重なって共同開発で誕生したのが、純米大吟醸「横山五十」という日本酒です。
(重家酒造の「横山五十」は、こちらの記事でも書いています。)
それから約5年後の2018年、重家酒造は満を持して日本酒蔵「横山蔵」を島に完成させました。島で日本酒造りを復活させるという太三さんの夢が、ついに実現したのです!
最適な水源探しに5年!その地に新蔵を建設
紆余曲折を経て新蔵を建設した重家酒造。中でも一番苦労されたのは、壱岐島内で日本酒造りに適切な水を探すことでした。
約5年かけて島内の水源を調べられたそうですが、なかなかよい結果が得られなかったのです。何年も探し続ける姿勢に、杜氏の強いこだわりを感じますよね!
水源探しも前途多難と思われたそんなある日、太三さんはとある木材屋さんの敷地を見に行きました。実はそこは過去にアスパラガスを作っていた土地で、豊かな水が確保できる地下水があったのです。
その水を調べてみたら良質で、まさに日本酒造りに理想的な水でした。それが決定的な出来事となり、この地に日本酒蔵を建てました。
杜氏の納得いく水が手に入り、完全冷蔵の最新設備の蔵で、新しい日本酒を醸す準備が整ったのです。
美味しい日本酒を造るためには、
ミネラルが豊富で鉄分の含まれない水が必要だと
言われています。さらに洗米や酒母造り、割水と、
使用する水は膨大な量を要します。そのため、
最適な水が豊富にでる水源を見付けるのは必須でした。
そこで当酒蔵は島内をおよそ20ヶ所以上調査し、
念願叶って素晴らしい水が潤沢に出る場所を発見。
壱岐から世界へ向けて発信する日本酒を造るため、
その場所に蔵を建設しました。
引用:重家酒造株式会社 横山蔵
「横山蔵」からうまれた新ブランド、「よこやま」シリーズ
「横山蔵」で造られた新しい日本酒は、新ブランド「よこやま」シリーズと呼ばれました。
シリーズ第1号、「よこやま等外生酒」は、販売開始から1日で6,000本以上の注文があるほど注目されました。その後は新しいシリーズ、純米吟醸シリーズ(5種類)「純米吟醸よこやま SILVER」を発表され、販路を拡大していきました。
純米吟醸よこやま SILVERに続き、2019年4月に発売されたのが、数量限定の「よこやま GOLD 純米大吟醸」です。新蔵建設記念の日本酒であり、「よこやま」シリーズの最高峰の商品なんです。
酒米は特A山田錦を全量使用し、精米歩合は40%まで磨き込んでいます!
(山田錦って?こちらの記事に詳しく! 精米歩合とは?こちらの記事で説明しています!)
「よこやま GOLD 純米大吟醸」 商品紹介
数量限定販売でリリースされた、「 よこやま GOLD 純米大吟醸 」 。どのような商品なのでしょうか?
~壱岐島での日本酒造りを再び~
引用:「よこやま GOLD 純米大吟醸 」ラベルより
1990年~2017年までやむなく日本酒造りを休造していた。いつか
壱岐島での日本酒造りを再びと熱い想いから、現杜氏横山太三が
同志の蔵元で5年間の修業を得て、2018年日本酒蔵を島に建設。
苦難を乗り越え約30年ぶりに壱岐島に日本酒が誕生した。
熱い想いの詰まったこの國酒をご賞味頂けましたら幸いです。冷や
してワイングラスでお楽しみください。~國酒で乾杯~
よこやま GOLD 純米大吟醸
アルコール分 :16度
内容量: 720ml
使用米:山田錦100%
精米歩合:掛米:40%
火入:一回火入れ
金色の復活ラベルがまぶしいですね。また重厚感あふれるパッケージで、シリーズ最高峰と呼ばれるのにふさわしい貫禄を感じます。
「よこやま GOLD 純米大吟醸」口コミは?
「GOLD」という名前からすでに高級感が漂いますが、一体どんなお味なのでしょうか?とても気になるところです。
実際に飲んでみてよかった!という口コミばかりでしたので、集めてみました!
- ライチ!!可愛い味、女子が好き、飲みやすい
- バランス良いキレイな味
- 甘い
- うまい
- 果実をかじったようなジューシーでフルーティーな香りが立ち、
口に含むと甘みが広がります
オススメの飲み方として、商品ラベルにあったように、
「冷やしてワイングラスで」ぜひ、お洒落に味わってみたいですね!
まとめ
- 壱岐島で唯一日本酒造りを復活させ、新蔵を建てた「重家酒造」
- 島産日本酒造りに最適な水源発見まで約5年の歳月!
- 新蔵完成後に生まれた、新ブランドの「よこやま」シリーズ
- 数量限定販売の「よこやま GOLD 純米大吟醸」は「よこやま」シリーズの最高峰
- フルーティーな香り、甘味が特徴。冷やしてワイングラスがオススメ!
いかがでしたか?
数量限定の日本酒は色々ありますが、 「よこやま GOLD 純米大吟醸」 は壱岐島で復活した日本酒造りからうまれた、よこやまシリーズ最高峰の純米大吟醸です。
世界に認められている壱岐焼酎のみならず、壱岐の日本酒もますます注目されていくことでしょう。
重家酒造の新蔵「横山蔵」で、進化しながら醸される日本酒に、今後も期待が高まります!
サイト管理人プロフィール
- 名前:KAZU
- 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格:唎酒師
- 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
有名銘柄はなかなか手に入らない!
日本酒好きじゃなくとも一度は耳にしたことがある「獺祭」や「十四代」といった有名銘柄。飲んでみたいと思っても、手に入れること自体かなり大変です。
しかし、ちょっとしたコツを知ることで入手できるようになるかもしれません。
⇒【唎酒師厳選】市場に出回らない幻の日本酒11選と入手方法を見る使ったあとの徳利、ちゃんと洗えてる?
首元がキュッと細くなった特徴的な形をしている徳利。スポンジも入らないし、水と洗剤を入れてシャカシャカして終わり!…えっ、ホントにそれで大丈夫⁉
中の汚れを目で確認することもできないし、何より乾きづらい徳利は、ちゃんと洗えていないとカビが生えてしまうことも。そんな徳利で日本酒を飲んでいるとしたら…?
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唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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