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日本酒に興味はある!けど、お洒落に楽しみたい、そう思ったことはありませんか?
徳利とおちょこを揃えるほどではないけど、ワイングラスで気軽に味わえたら…そんな風に思うこともありますよね。
日本酒の海外人気は高く、ワイングラスで楽しむのが定着しています。グラスに鼻を近づけて、ふくよかな香りをじっくり感じながら楽しむのも、雰囲気があっていいですよね。
でも、数ある日本酒の中で、どれから選べばいいの?そんな時、ワイングラスで日本酒を楽しめるように造られた、オススメの日本酒があります!
それが、長崎県・壱岐島にある、重家酒造(おもやしゅぞう)の「横山五十」純米大吟醸 白ラベル(3種)です。しかも、島唯一の日本酒蔵で醸されている貴重な日本酒です。知らないのはもったいないですよ!
白ワインのような味わいをイメージして造られているので、堂々とグラスワインに注いで楽しめますよ。
そもそも麦焼酎発祥の地といわれている壱岐島。焼酎だけでなく、壱岐島で唯一の日本酒蔵ができた経緯についてや、壱岐島の魅力も併せてご紹介します。
Table of Contents
純米大吟醸 横山五十 白ラベル、その特徴は?
一番の特徴は、マスカットのみずみずしい香りが口の中に広がるような、上品な甘みがあることなんです。適度な酸もあって、後切れも素晴らしいと評判です!
「横山五十」の「横山」は、杜氏の横山さんの苗字です。では「五十」はどこから来ているのでしょうか?
実は、精米歩合からきているそうです。原料となる酒米、山田錦を50%まで磨いているためなんです。シンプルで粋なネーミングですよね!
(純米大吟醸酒?精米歩合って?こちらの記事で詳しく説明しています!)
壱岐島の自然の恵みと蔵元の技術が織りなす「横山五十」白ラベル。具体的にどんな種類があるのかみていきましょう!
純米大吟醸 「横山五十」白ラベル 商品ラインナップ
「白ラベル」とは、「WHITE」と名の付く商品のことです。重家酒造で「横山五十 WHITE」という名前の商品は、3種類あります。
「横山五十WHITE」 、「横山五十WHITE 直汲み生」、「横山五十WHITE うすにごり生 」です。
特に、「 直汲み生 」「 うすにごり生 」は、発売期間が限定になっています。それぞれに特徴のことなる味わいを、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか?
横山五十WHITE (通年商品)
純米大吟醸
原材料名:米(国産)米麹(国産米)
使用米:山田錦100%
精米歩合:掛米50% 麹米50%
アルコール分:16度
内容量:1,800ml/720ml 1回火入
- 「フルーティーでとろみがある。酸味もあってそんなにしつこくなく、肴も選ばない」
- 「まあ、華やかなこと。甘酸っぱくて香り高い、食事にもちゃんと合う。美味しい」
- 「マスカットのような穏やかな香り、含むとフルーティで穏やかな甘味。後半は苦味とアルコール感で芳醇でありながらサッパリ」
- 「香りがメロンのようなフルーティな風味」
横山五十WHITE 直汲み生 (発売時期:12月・1月・2月)
純米大吟醸
原材料名:米(国産)米麹(国産米)
使用米:山田錦100%
精米歩合:掛米50% 麹米50%
アルコール分:16度
内容量:1,800ml/720ml 生酒
- 「含むと滑らか、ジューシーな果実香と甘味がゆるゆると口の中に広がる。香りと甘味とのバランスがすごく心地良い」
- 「立ち香、含み香ともにやや強く、エッジくっきり滑らかな口当たり。甘みは強く、酸が絶妙バランスでジューシー。とても美味い」
- 「香りは穏やか、味は柑橘系か…甘いみかんのようにフルーティー。飲んだ事ないタイプ。それが消えるとややピリっとした辛さ。好きです!」
横山五十WHITE うすにごり生 (発売時期:3月・4月・5月)
純米大吟醸
原材料名:米(国産)米麹(国産米)
使用米:山田錦100%
精米歩合:掛米50% 麹米50%
アルコール分:16度
内容量:1,800ml/720ml 生酒
- 「甘さが際立ち、フルーティー。デザートワイン」
- 「爽やかフルーティ、でも酒感はある。温度上がると甘味と酸味アップ」
- 「横山の普通のよりもフレッシュ感があって、味に締まりがある」
重家酒造が復活させた日本酒造りと「横山五十」
「横山五十」白ラベルを醸している「重家酒造」(おもやしゅぞう)は、長崎県の壱岐島の蔵元で、焼酎造りと日本酒造りをされています。島で唯一、日本酒蔵を持っています。
代表取締役兼焼酎杜氏横山雄三さんと、専務取締役兼日本酒杜氏横山太三さんのご兄弟で経営されており、お酒を通じて壱岐島の自然や人々の魅力を、世界に向け発信し続けています。
建設した新しい蔵で、日本酒の看板商品である純米大吟醸「横山五十」白ラベルは造られています。しかし、そこに至るまで長い道のりがありました。
一度は消えた壱岐島の日本酒造り、復活へ
壱岐島には、昔から沢山の蔵元がありました。明治の頃には、 38軒の焼酎蔵のほか17軒もの日本酒蔵があったとされています。本州から離れた小さな島に、それだけの数の蔵元があったのは驚きですよね。
大正13年創業の重家酒造は、当初から焼酎と日本酒の両方を造り続けてきました。しかし時代は昭和、平成へと移り変わり需要や嗜好などの変化とともに、蔵元は次々と日本酒造りから撤退していきました。
島で最後まで日本酒を造り続けていた重家酒造も、平成2年やむなく断念し、島産の日本酒は途絶えてしまいました。
しかし 重家酒造は、豊かな壱岐の自然から醸す日本酒を復活させたいという、強い思いがありました。先代からの願いと杜氏の思いが夢となり、その実現に向け動き始めたのです。
横山太三さんは、縁のある蔵元に出向いて日本酒造りの修業を始める決心をされました。その矢先、山口県にあるその酒蔵が集中豪雨に遭ってしまい蔵は大きなダメージを受けました。
そんな時も太三さんはすぐ駆けつけて復旧へと力を尽くしました。その姿に蔵元は、一緒に日本酒を造ろうと太三さんをサポートし、技術を惜しみなく伝え、壱岐産の日本酒再興を全力で後押ししたのです。
日本酒復活への願いがあわさり共同開発で誕生したのが、純米大吟醸「横山五十」です。
(重家酒造の「横山五十」は、こちらの記事でも書いています。)
島に日本酒蔵完成!
真摯に技術を習得した太三さんはいよいよ島で日本酒造りを始めます。横山五十がうまれた約5年後の2018年、重家酒造はついに日本酒蔵「横山蔵」を壱岐島に完成させました。
新蔵建設までもすべてが順調というわけではなく、美味しい日本酒を造るための理想的な水を探すことに最も苦労されたそうです。
なんと5年ほどの歳月をかけて調査されたのです。約20ヶ所以上島内を調べて、やっとミネラル豊富な水の確保ができる水源を発見し、やっとその地に蔵を建設することができました。
横山蔵が完成し、良質な水で日本酒を醸す重家酒造では、新しい日本酒「よこやま」シリーズなど、当初から数々の商品が販売され、世間からも注目を浴びてきました。商品ラインナップの顔となる、純米大吟醸「横山五十」白ラベル(3種類)もこの蔵で誕生しました。
こうして、日本酒文化を絶やさぬようにと杜氏たちが思いをこめたこだわりの島産日本酒が、壱岐から発信されるまでになりました!
豊かな自然と米作りに適した歴史ある島
壱岐島は、どのあたりにあると思いますか?九州辺りには多くの離島があって、ぱっと思い浮かばないこともありますよね。
実は、九州北西部の玄界灘に浮かぶ、九州と対馬の間にある長崎県の離島なんです。地図を見ると本州にとても近い小さな島です。
地理的にそのような場所だったため、古くから大陸との交易が盛んに行われてきました。原の辻遺跡や双六古墳など、歴史的な遺構が数多く残されていることからもうかがい知れます。
また壱岐は、麦焼酎発祥の地として世界的に有名なんです!
交易の要所・麦焼酎発祥の地
3世紀末の中国の歴史書、魏志倭人伝に一支国として登場しているのが壱岐といわれています。大陸と本州をつなぐ、重要な拠点として栄えてきました。
東岸から船が往来し川を遡った所に、弥生時代にあったとされている一支国の王都、原の辻がありました。中国や朝鮮などから鉄器などが伝播し、豊かな島の特産物と取引されてきたそうです。
長崎県にある古墳の約6割、280基が島にあることからも、交易の要所だったことを物語っています。
また、大陸から伝わった蒸留技術により、壱岐は500年間もの焼酎の歴史を持ちます。1995年、壱岐焼酎は地理的表示が与えられ、麦焼酎発祥の地として世界に認められました。
これはすごい快挙で、ウイスキーでいうバーボンなどと同じ意味に相当します。国際的に通用するブランドなんです。壱岐の魅力はとどまることを知りませんね!
米どころとして最適な場所
手つかずの自然が残る壱岐島は、対馬暖流の影響によって、とても温暖で雨の多い気候です。
また、小さな島でも長崎県で2番目に広い平野があり、豊富な地下水と肥沃な土地も相まって、米どころとして素晴らしい環境なんです。
弥生時代から2000年以上も続いている田んぼが残っているほど、連綿と稲作が行われてきました。古くから平野部で田畑の整備が進んだため、農耕文化が栄えてきたと言われています。大陸から伝わった鉄製農具など、当時の技術や文明を彷彿させるようなたくさんの渡来品が、遺跡から出土しています。
古くから交易が盛んな上、穀物が豊かに実る土壌だったからこそ独特な酒文化が花開き、麦焼酎発祥の地としても認められるまでになったんですね。
一度は行きたくなる!蔵元のある壱岐島は魅力いっぱい
日本には離島が色々ありますが、壱岐島は、比較的本州から行きやすい場所です!
九州からのアクセスが良く、長崎空港から飛行機を使えば約30分、博多港から高速船では約60分で着きます。
九州北部の旅をお考えなら、少し足を延ばしてぜひ島へ行くプランも練ってみてはいかがでしょうか?
壱岐島で楽しめることを簡単にまとめてみました!(この他にも景勝地やアクティビティは盛りだくさんです!)
- 海水浴やビーチは10か所以上!(天然の白砂ビーチ!)
- 絶景を巡る遊覧船(エメラルドの海に浮かぶ「辰ノ島」の奇岩や断崖絶壁を眺めて、冒険気分。無人島探検も!)
- マリンアクティビティ(シーカヤック、シュノーケリング等)
- レンタサイクルで島を探訪(神社、景勝地、酒造見学など、風を感じて島探訪)
- 海浜公園「壱岐イルカパーク&リゾート」(イルカにタッチできる!多彩な体験プログラムでファミリーや女子旅に人気)
- 神社や古墳などの歴史めぐり(原の辻遺跡、潮時の数時間だけ参道が現れる小島神社等)
- 鮮度抜群の魚介(ケンサキイカ、ヒラマサ、ヒラメ、アワビ、サザエ等季節の鮮魚!)
- 島産のウニ(紫ウニ、バフンウニ、赤ウニ。漁の時期は4月中旬~10月中旬)
- 壱岐牛(千年以上前から定評のある高品質な和牛。県外で滅多にみられないほど希少!)
- 壱州豆腐(いしゅうどうふ)(一般的な豆腐の2~3倍の大きさで、味が濃く甘みが強い)
季節ごとの多彩な海鮮を堪能できます。天然の脂がのった「寒ブリ」の旬は冬!
焼肉やステーキ、ハンバーグ等、提供するお店によって味わえます。
まとめ
- 横山五十 純米大吟醸 白ラベルの商品は、WHITEと付く3種類。マスカットのような香りにジューシーな甘味が特徴。ワイングラスで味わうのがオススメ!
- 壱岐島産の日本酒復活は杜氏たちの思いにより誕生した「横山五十」から。
新蔵「横山蔵」で造られた横山五十白ラベルは、重家酒造の看板商品! - 壱岐島は太古から歴史的な要所であり、自然豊かな米どころ。
- 壱岐島は美しい自然と美味しい食べ物にあふれる魅力的な観光地。
豊かな壱岐島の自然の恵みを受けて、故郷で日本酒を造りたいという蔵元の思いから横山蔵で生まれた、横山五十白ラベル。
厳選されたお米と水で醸される、復活した壱岐の日本酒の代表作、ぜひワイングラスでオシャレに味わってみてはいかがでしょうか!
サイト管理人プロフィール
- 名前:KAZU
- 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格:唎酒師
- 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
有名銘柄はなかなか手に入らない!
日本酒好きじゃなくとも一度は耳にしたことがある「獺祭」や「十四代」といった有名銘柄。飲んでみたいと思っても、手に入れること自体かなり大変です。
しかし、ちょっとしたコツを知ることで入手できるようになるかもしれません。
⇒【唎酒師厳選】市場に出回らない幻の日本酒11選と入手方法を見る使ったあとの徳利、ちゃんと洗えてる?
首元がキュッと細くなった特徴的な形をしている徳利。スポンジも入らないし、水と洗剤を入れてシャカシャカして終わり!…えっ、ホントにそれで大丈夫⁉
中の汚れを目で確認することもできないし、何より乾きづらい徳利は、ちゃんと洗えていないとカビが生えてしまうことも。そんな徳利で日本酒を飲んでいるとしたら…?
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唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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