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おいしい日本酒に出会った時に《どこで造られたのか》《産地は？》《精米歩合は？》と様々気になって調べてしまいますよね。私も様々な日本酒を飲んでいますが、おいしい日本酒に出会った時は日本酒の酒造から地域まで調べてしまう事が多いです。
最近は熊本県の花の香酒造さんから出ている花の香シリーズを飲んだのですが非常においしい日本酒だったので、皆様にご紹介していきたいと考え記事を書いています。
その中でも最もご紹介したいのが、熊本県で長い歴史を持つ花の香酒造と杜氏の松本日出彦氏でコラボレーションして造られた《武者修行 花の香 松本日出彦 別誂》という日本酒です。稀に見るコラボ酒なのですが、その背景はとても素晴らしいものでした。
- 武者修行 花の香 松本日出彦 別誂について
- 花の香酒造について
- 松本日出彦氏について
この3点をご紹介していきたいと思います。また、花の香酒造の他にも４つの酒造が松本日出彦氏とコラボした武者修行シリーズが出ているのでその酒造もご紹介していきます。どの酒造も有名なので、飲みたくなること間違いありません。
この記事を読むことで、日本酒を造る酒造の想いを噛みしめながら日本酒を楽しむ事ができるのではないでしょうか。では、様々な想いを込められた花の香 松本日出彦 別誂について早速見ていきましょう。
目次
絶対に飲んで欲しい《武者修行 花の香 松本日出彦 別誂》について
武者修行 花の香 松本日出彦 別誂は、熊本県にある花の香酒造と京都にある松本酒造で杜氏を務めていた松本日出彦氏（まつもとひでひこ）とのコラボレーションによって生まれた日本酒です。武者修行とある通り、松本日出彦氏が酒造りを手伝うことで、お互いの持つ技術が融合します。
酒造りを行う際に外部から人を入れる事は珍しいことなのですが、お互いの技術が組み合わさる事で更なる味わいを目指すことができるというメリットが存在します。新しい進化した日本酒を造り続ける酒造だからこそできる事ではないでしょうか。
どうして松本日出彦氏とのコラボレーションが生まれたのか、どんな味わいがするのか、どのような風景があったのか。とても気になってしまいますね。詳しく見ていきましょう。
武者修行 花の香 松本日出彦 別誂
さっそく、花の香 松本日出彦 別誂（べつあつらえ）についてみていきましょう。コラボレーションしている花の香酒造も熊本県の想いを大切にしながら日本酒への情熱をしっかりと詰め込んでいて、多くのファンに愛されている酒造です。
使用している素材からこだわりを持っていて、水稲の歴史を持つ和水町から出来た山田錦を100%使用し、熊本の酵母KA-4を使用しています。そこに松本日出彦氏の持つ日本酒への情熱が融合し造られたのが《武者修行 花の香 松本日出彦 別誂 》です。
非常に特別な日本酒なのが伝わってきたところで、ラベルから見ていきましょう。
| 商品名 | 武者修行 花の香 松本日出彦 別誂 720ml |
| 種類 | 純米吟醸 |
| アルコール度数 | 13度 |
| 精米歩合 | 55% |
| 使用米・酵母 | 和水産山田錦100%・熊本酵母KA-4 |
| 蔵元 | 花の香酒造 |
アルコール度数13度と低いように思えますが、精米歩合５５％の純米吟醸酒なのでお米の風味をしっかりと感じながらもフルーツのような味わいも感じる事ができるのではないでしょうか。歴史のある山田錦の素材の活かし方も非常に気になるポイントです。
使用している酵母は熊本酵母のKA-4、非常に品質のいい日本酒を造るときに使われている酵母です。山田錦も日本酒には適合米として酒造りで多く使用されています。そのことから高品質でかなり期待値の高い日本酒といえるでしょう。
花の香松本日出彦別誂の味わいと口コミ
花の香 松本日出彦 別誂の味わいの口コミを見てみると、低アルコールの為にするすると飲めてしまうという意見と果実感のある香りにフレッシュな味わいという意見が多かったです。
松本日出彦氏が在籍していた京都の松本酒造さんの酒造りが食文化に寄り添う究極の食中酒という事もあり、食事の時にも楽しめるような飲みやすいワインのような味わいがプラスされているのではないでしょうか。
SNSの口コミでもやさしい味わいや滑らかな口当たりなどの評価が多かったです。そして、松本日出彦氏を連想する味わいという意見も数多く見受けられました。多くのファンが存在している事がここからでもわかります。
花の香松本日出彦別誂を飲む方法
非常にこだわりを持って造られていて、多くのファンを魅了している花の香 松本日出彦 別誂ですが、とても入手困難な日本酒となっています。多くのオンラインショップでは品切れが続いている状態です。
花の香酒造の公式HPからもラインナップとして掲載されていないので、タイミングよく酒屋さんに卸されたものを購入する方法か取り扱いのある居酒屋を探してその場にいって味わう方法が最も可能性が高い方法です。
酒屋さんや居酒屋のSNSをチェックして情報を見逃さないようにチェックしていきましょう。
花の香 松本日出彦 別誂が誕生した経緯
京都にある松本酒造の代表が変更すると同時に杜氏の松本日出彦氏も変更になった事が始まりです。当時カリスマ的存在で非常に素晴らしい日本酒を造っていた松本日出彦氏が酒造から去るといことで多くの日本酒界隈が騒然としました。
そんな中で「日本酒造りから離れるべきではない」「一緒に日本酒をつくろう」と声をかけた5つ酒造があります。その中の一つが熊本県の花の香酒造です。ここから松本日出彦と5つの酒造からなる「武者修行」が始まりました。
花の香酒造について
花の香酒造は熊本県にあり、かなり歴史のある酒造です。そのため多くのファンが存在していて、日本酒もかなりこだわり抜いて造りあげています。代表的な日本酒は「花の香」で、多くの賞を受賞しています。
創業当初は神田酒造という名前でしたが、これからも新しい日本酒を生み出すことを目指し続けるため、組織変更の際に「花の香酒造株式会社」となりました。花の香は、酒造の周りにある梅の花が香る事が由来となっています。
花の香酒造を多く語るうえで大切なワードが産土（うぶすな）です。産土は日本の古い言葉で、産まれた土地や土地の神々という意味があります。花の香酒造は産土に科学、農業、技術、心を融合させ、多くの人々の味覚と調和する日本酒を造っています。
世界中の人々に日本酒を芸術的なものとして、古くから伝わる伝統工芸に近いものと感じて欲しいという気持ちが伝わってきますね。常にあたらしい日本酒を作り続けるという情熱が最高の日本酒を作りあげているのではないでしょうか。
杜氏 松本日出彦について
松本日出彦氏は松本酒造にて28歳という若さで杜氏として酒造りに関わり、いままでにない酒造りをして「澤屋まつもと守破離」などの日本酒を生み出しました。日本酒の世界の若きカリスマ的な位置で幅広い層の人気を集めています。
現在は松本酒造から離れていて、現在は第二の酒職人として活動しています。多くのファンが存在していて、松本日出彦氏が造っていないのであれば今後仕入れをするか未定という酒屋も多く存在しています。
5つの酒蔵で共に日本酒を造る武者修行シリーズを作りあげており、すぐに売り切れてしまう程の人気ぶりです。非常に日本酒に情熱を持っている人物ですので、チャンスがあれば飲んでみたいですね。
武者修行シリーズ
武者修行シリーズは花の香酒造以外にも、松本日出彦氏に日本酒造りをやめないで欲しいと声をかけた4つの酒造が共同して日本酒を造っています。松本日出彦氏が他の酒造を手伝う事で、原点に戻り自らを鍛えなおす事で武者修行と題しています。
現在ではほとんどが完売しており、新政酒造から出ている武者修行シリーズは2021年10月にリリースしています。年内であれば、取り扱っている酒屋さんが見つかるかもしれませんね。
- 冨田酒造/滋賀県 代表する作品「七本鎗」
- 花の香酒造/熊本県 代表する作品「花の香」
- 白糸酒造/福岡県 代表する作品「田中六十五」
- せんきん/栃木県 代表する作品「仙禽」
- 新政酒造/秋田県 代表する作品「No.6」
どの酒蔵にも、共通するポイントが多く存在していて、常に高みを目指した日本酒造りを行っていました。更によい日本酒を造り、日本だけではなく世界にも日本酒を知ってもらおうと取り組む姿勢が多く、情熱も素晴らしいですよね。武者修行の様子は下記の動画をご覧ください。
まとめ
- 武者修行 花の香 松本日出彦 別誂は花の香酒造と松本日出彦氏のコラボレーション日本酒
- 花の香酒造は熊本県に位置しており、産土を大切にした日本酒造りを行っていて素晴らしい情熱を注いでいる。
- 松本日出彦氏は日本酒界のカリスマ的存在で、守破離を生み出した
- 武者修行シリーズは松本日出彦氏と酒蔵が融合した更なる進化を目指した日本酒
花の香酒造から造られた花の香 松本日出彦 別誂について知る事で、また新しい発見ができたのではないでしょうか。日本酒が造られるストーリーを読み解くことで、日本酒にもまた新しい味わいが生まれるのかもしれませんね。
非常に素晴らしい日本酒の世界を知る事ができました。武者修行シリーズを見かけたら是非とも飲んでいただきたいです。
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- 正体：普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格：唎酒師
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- 覚醒のきっかけ：寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
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こんにちは!日本酒の変態ことKAZUです。
唎酒師（ききさけし）の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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