お酒余っちゃった！開封後の日本酒を最後まで美味しく飲む秘訣

唎酒師（ききさけし）の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態　KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。

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日本酒が好きな方、一升瓶だと大体1週間程度で飲み終わる人いますよね。

春夏秋冬いつでも日本酒は美味しいものですが

でも、お酒を開けたまま飲まないで放置してしまった事ないですか？

日本酒が好きな人はありえないかもしれませんが余ってどうしたらいいかわからない人も多いようです。そういう人におススメしたいお話です。

開封した後のお酒はいつまで飲めるのか、保存の仕方、飲まないなら他への使い道等残ったお酒を捨てずに使いきれる方法も具体的に解説していきますので参考にしてください。

「開けたまま冷蔵庫に置いてるけどまだ、飲めのるかな～」と思う人は多いのではないかと思います。 スーパー等で買い物をすると商品の裏面には賞味期限が記載されていますよね。商品には賞味期限が確実にありますが日本酒ではどうでしょう。

お酒にはまず明確な賞味期限がありません。何故でしょう？

私も知らなかったのですが、お酒には腐ると言う概念がなく長期間の保存も可能であるため賞味期限の記載はしていないそうです。ちょっとびっくりですよね。その代わりではないですが製造年月の表示は義務化されています。

製造年月とは大まかに言えば瓶や紙パックにお酒を注入した日の事をいいます。もう一つ製造年月の日にちが新しいからと言って新酒とは限りません。古いお酒である可能性もあるからです。

古いお酒と言っても長時間熟成（3年、５年くらい寝かせる）されたお酒であり新酒（１年くらい寝かせる）とは年月が異なるようです。年度内に出荷されるお酒であれば新酒になるそうです。そこは買う時等に覚えていたらいいかもですね。

古いお酒、新酒。字を見た感じでは新しいお酒の方が新鮮で美味しそうな感じですがツウからすると古いお酒の熟成された味はなかなかだそうですよ。

一度お試しあれ。

賞味期限がないとは言え開けてしまったお酒ですから冷蔵庫に入れなかったり栓の周りは手で触るなど菌が付着しやすいため清潔である事、密封状態がきちんとできていなかったりすると空気中の殺菌に汚染されますのですっぱい感じの匂いや色が白く濁ったりする可能性もあります。

なのでお酒はデリケートな飲み物で細かい配慮が必要なんですよ。

お酒はいつまで美味しく飲めるのか

開封後は３～５日であれば 味に変化なく美味しく頂けると言われています。いつお酒を開封したかがわかればその日までに美味しく味わう事ができますよ。その後一週間以上経過すると味に変化が起こり元の味とは違う日本酒になります。

開封して時間が経つにつれて味や香りをキープする事はやはり難しいようです。

開封後このような味や香りの変化を「劣化」と呼びます。先程よりも長く半年くらい冷蔵庫にお酒を放置していても体に害を及ぼす事はないです。ですが、時間の経過と共に開封後の本来の味と香りの新鮮さはないのは一緒ですね。

開封後の味変はかなりあります。何故開封した時に味変があるのか、それは日本酒が空気に触れる事で酸化が進み味に変化が出てきます。最低でも一週間を目安で飲むといいでしょう。それ以上時間をかけて飲みたい場合は保存状態を確実に行う事。

まあ、美味しく飲める方法は人それぞれですので一週間以上たっての味変でも美味しいと感じればその味はあなたに合うお酒なのですから自分の味に合ったお酒の時間を楽しみましょう。

（ただし、飲みすぎには注意しましょう。）

保存の仕方

日本酒にも保存、管理の仕方によっては長く飲めるタイプもあります。

お酒を加熱処理（火入れ）する事で雑菌・酵素を取り除きます。

それと火入れの回数も関係してきます。

• 普通の日本酒（清酒）火入れ２回＝常温保存でも品質の劣化は少ないようですが冷暗所や室温が低い場所での保存や冷蔵庫での保存をおススメします。そうする事で一週間以上たっても美味しく飲めます。
• 生貯蔵酒　（生詰め酒）火入れ１回＝上記のお酒と一緒で室温が高くない場所に置くか冷暗所での保存場所がないのであれば冷蔵庫保存がおススメ。３～５日までが美味しく飲める目安となります。
• 生酒 火入れ０回＝常時冷蔵庫に保管必須。保管していても開封後は7～10日を目安に飲みましょう。

お酒じたい日光が苦手なため冷暗所や冷蔵庫に保存することがやはり適しているようです。

日光に当たらない冷暗所や冷蔵庫に保管していたとしても開封後、一か月くらいでも飲めれる状態ではありますがお酒も生ものですからやはり開封後は新鮮な美味しいうちに飲みましょう。

しかし賞味期限がないといっても 開封して一か月以上冷蔵庫に眠らせていた場合 「そのまま飲んで大丈夫なのかな、捨てるかな。」って特に夏場暑い日にはそう思う事ないですか？

皆さんならもったいないから何か使えないかなと感じる人の方が多いのではないでしょうか。残ったお酒はあらかじめ料理酒として使われる人が多いかと思いますね。

お酒を火にかけることでそのまま味わう事がないため使い切ることが出来ますよね。

お酒を使ったレシピで有効活用しましょう。

日本酒を使った料理は様々ですが、私の一押しのお酒料理を紹介していきます。

料理と言えるかわかりませんがご飯にお酒を入れる簡単メニュー

お米を炊く時にお酒を入れます。

知ってる方もいらっしゃると思いますがこれは一押し！

ご飯を炊く時にお酒を大さじ1入れます。

ご飯にお酒をつけることで味がなじんで美味しくなります。

お酒じたいがお米でできているためお米をコーテイングする事でふっくら感が出て

甘みもあっていつも食べるご飯の味とは格段に違うのでやみつきになりますよ。

さらに驚きは冷えてもふっくら感と甘みはそのまま残っている事です。凄くないですか！

お米一合に対しお酒大さじ1です。是非作ってみてください。

お酒を加えるだけの即席ラーメン

鍋にお酒を50～100ml入れて沸騰させます。（アルコールを飛ばすため）

お酒が沸騰したら水を適量入れてさらに沸騰させる。

沸騰後は麵と調味料を入れ具材が欲しい方は卵を入れたり、野菜などを入れるのも

いいかと思います。

お酒を入れる事で旨味が増し、ラーメンにコクがあるように感じます。

お酒の〆のラーメンでも良し、小腹がすいた時にでも良し

お酒が残ったからこそできる工夫のあるレシピだと思います。

残ったお酒を再利用する事で明日からいや、今日からでも使えるレシピとして有効活用できますね。

どちらもお酒があればできますのでお試しあれ。

（2つの料理はお酒が入っているためその後の車の運転はやめましょう。）

飲むだけではなく余ったお酒が料理に一味加えるだけでコクやまろやかさに変身して料理の調味料として再度活躍してくれます。

さすが、お酒は調味料の脇役ですね！主役をさらに引き立てる役として料理に味変してくれます。

お酒は飲むだけではなく調味料にもなるから使い道は様々ですね。

お酒のご飯頂くも良し、〆のラーメンでも良し、小腹がすいた時にちょっと食べたい時に等

お酒が残ったら色々と工夫する事で有効活用ができますね。

なんか話していたら小腹がすきました。これはラーメンやっぱりですかね。

まだまだ、お酒の使い道はたくさんありますが、本日はここまでにしておきます。

まとめ

• お酒には賞味期限がないですが製造年月があることがわかりました。

• 賞味期限は開けた日から３～５日なら味変なく美味しく頂けます。一週間くらいから劣化がでてくるのですが美味しくは頂けます。それ以外でも飲めないことはないです。あなたのお好きな味でお楽しみください。
• 開封後は冷暗所等日に当たらない所や冷蔵庫に保管しましょう。

　（夏場は暑いため冷蔵庫保存する事をオススメします。）

残ったお酒の使い道はたくさんありますがあなたに合った美味しいと感じる使い方でお酒と向き合ってみてていかがでしょうか。

お酒は奥が深いので開封後も使い道は様々です。飲んで楽しい、使って楽しい。

あなたに合ったお酒との付き合い方を楽しんでください。

サイト管理人プロフィール

• 名前：KAZU
• 正体：普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
• 保有資格：唎酒師
• 趣味：日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
• 覚醒のきっかけ：寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
• 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男

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