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みなさん、日本酒を飲むとき、おちょこを使いますか?
居酒屋で日本酒をオーダーすると、徳利のお酒と一緒におちょこももらうと思います。日本酒を飲んだ経験がある方なら、名前も可愛く印象に残るおちょこの存在は知っていますよね。
おちょこが日本酒を飲むときに使うものということは知っているけれど、おちょこにも様々な種類があることはご存知でしょうか?
さらには、日本酒を飲むときに使う酒器におちょこ以外のぐい呑みというものもあります。
日本酒を飲むとき、おちょこやぐい呑みなど器を変えることで、より一層日本酒が美味しく飲めるんですよ!
この記事では、日本酒を美味しく味わうためのおちょこについてご紹介します。
Table of Contents
おちょこ一杯の容量は?
まずはおちょこについて詳しくご紹介します。
おちょことは
みなさんもご存知の通り、おちょこは、お酒を飲むための小さな器、酒器です。
なぜ「おちょこ」という名前なのか、由来について調べてみましょう。
おちょこは、漢字で書くと「お猪口」と書きます。「猪口(ちょく)」という言葉には、「ちょっとした」という意味があります。また「直(ちょく)」という漢字も由来しており、「飾り気のない、ありのまま」という意味もあります。
日本酒を少量ずつ、ちょっとずつ飲むときに使われる小さな器であることから、「おちょこ」と呼ばれるようになったと言われています。
おちょこ一杯の容量
家庭や居酒屋などで使われる一般的なおちょこのサイズは、2勺〜2.5勺程度になります。
ここで使われている「勺(しゃく)」とは、酒器の容量の単位に使われるものです。1勺は約18ml になりますので、おちょこ一杯の容量は36ml〜45mlです。
日本酒はアルコール度数も高く、ちびちびとお料理と一緒に飲むことが多いので、おちょこはそんな飲み方にぴったりの酒器です。
日本酒を美味しく飲めるおすすめのおちょこ
日本酒を美味しく飲めるおすすめのおちょこ
おちょこには、いろいろな素材で出来たものがあります。ここでは主に4種類の素材の違うおちょこの特徴と、日本酒の味わいの変化をご紹介します!
スタンダードな陶器製のおちょこ
酒器の中でも最もメジャーなおちょこです。陶器製のおちょこは日本酒の味をマイルドにしてくれる特徴を持っています。
万能選手で、どのタイプの日本酒とも合うので、日本酒初心者の方や、初めておちょこを選ぶという方におすすめの酒器です。厚みがあるので熱燗にも最適です。
有田焼など高級なものから100円均一などにあるリーズナブルものまで幅広く売られているので、手に入れやすいですね。
冷酒にぴったりのガラス製のおちょこ
ガラス製のおちょこは、日本酒の味をダイレクトに感じることのできる特徴を持っています。冷酒との相性がよく、ガラスの見た目も爽やかなことから、夏にピッタリの酒器です。
飲み口が広くなっているものはダイレクトに香りを感じられるため、香り高い大吟醸や吟醸酒がおすすめです。
江戸切子をはじめ、津軽びいどろや琉球ガラスなど、とってもキレイで思わずコレクションしたくなるものがたくさんありますよ。
お部屋に飾っても華やかでステキですよね。女性でしたら、アクセサリーを入れたりしてもオシャレなインテリアになりますよ。
少し高級な錫(すず)製のおちょこ
錫製のおちょこは、熱伝導率が高いので冷酒を飲むときにおすすめです。もちろん、熱燗にも使えます。
錫(すず)ってあまり聞き慣れない素材かもしれませんが、銀色の金属で品質に優れていて、神事にも使われるものです。高価なものは、一生ものの物も多いんですよ。
陶器やガラス製のものと比べると、少しお値段が上がりますが、割れたりすることがないので、毎日安心して使えます。
見た目は”The 金属”ですが、錫は口をつけても金属の味がしないので、お酒の味を邪魔しません。それどころか、「高いイオンの効果で水を浄化するので、日本酒の雑味を取り、味をまろやかにしてくれる」とも言われています。日本酒そのものの味を楽しみたい時におすすめの酒器です。
おしゃれな木製のおちょこ
木製のおちょこは、香りの少ない日本酒を飲む時に、木の香りが加わり、新しい風味を楽しめる特徴を持っています。また、木の温かみを感じることもできます。
温泉など、とっても良い香りで癒される檜(ひのき)風呂で使われている、檜のおちょこもあるんですよ!檜のおちょこは名入れができる商品などもあり、お祝いなどにもぴったりです。
木製のおちょこは、普段お店などで見かける機会は少ないですが、ワンランク上の楽しみ方として、木製のおちょこと日本酒を合わせてみると新しい発見があるかもしれません。
参考になるおすすめ動画
こんな動画もあります。酒器が全ておちょこではないのですが、日本酒を上記4種類の素材の酒器で飲み比べをしている動画です。
それぞれの素材や酒器によって日本酒の印象が異なるということがよくわかる動画になっていると思いますので、もしよければご覧ください。
お酒以外の使い方
昔は、和食器として和えものを入れたりして小鉢として使われていたそうです。ですので、おつまみの豆類をいれたり、塩辛やちょっとした珍味を入れるのにもおすすめです!
おちょこにちょっとずつのお料理があるととってもオシャレですし、お酒も進みそうですね。
他には、小さなお花を生けてテーブルに飾るのもおすすめです。
可愛いデザインのおちょこががたくさんあるので、ついつい色々集めたくなりますが、日本酒だけではなく、お料理やインテリアにも使えるとなると嬉しいですね。
ぐい呑みとはどう違うの?
日本酒を飲む酒器として「ぐい呑み」という名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。「おちょこ」と「ぐい呑み」の違いは、主に器の大きさです。
「おちょこ」は少量ずつ飲むことに適した小さめの器であるのに対し、「ぐい呑み」は「ぐいっと呑む」「ぐいっと掴んで呑む」という意味が語源でおちょこより少し大きいサイズになります。
おちょこは、ひとくち、ふたくちで飲める量ですが、ぐい呑みは少し小ぶりのコップのようで、おちょこよりは時間をかけて飲むというようなイメージになります。
日本酒の種類では、純米酒は温度の変化によりお米の香りや味わいが変わるので、ぐい呑み向きでおすすめです。
また、日本酒はアルコール度数が高いので、アルコールの弱い方は、ぐい呑みに氷をひとつふたつ入れて日本酒のロックや、お水を少し入れて日本酒の水割りにして楽しむのも良いと思います。
おちょこの専門店??
こんなにたくさんの種類があるおちょこ。おちょこと合わせて使う徳利や、ぐい呑みもどんどん気になってきたのではないでしょうか?
色々なお店でも取り扱われていますが、まとめてたくさんのものを見て選びたい!という方には、酒器専門店がおすすめです。
インターネットでの通信販売や、店舗での販売など色々ありますので、一度チェックしてみてください。
あとは、旅先のお土産屋さんもおすすめです!その土地の文化に根付いた、その場所にしかない思い出のものを揃えていくのはどうでしょうか?旅の思い出と共に少しずつ増やしていけるので、いつでも旅の思い出に浸れますよ。
まとめ
今回は、日本酒を飲む時に使うおちょこについて詳しくご紹介しました。
- おちょこは日本酒を飲むための小さな酒器。容量は2〜2.5勺(36ml〜45ml)が一般的。
- 陶器製のおちょこ:もっともメジャー。日本酒の味がマイルドになる。どの日本酒にも合う。
- ガラス製のおちょこ:日本酒の味や香りをダイレクトに感じることができる。見た目も爽やかで冷酒におすすめ。
- 錫製のおちょこ:雑味を取り除き、日本酒の味をまろやかにしてくれる。
- 木製のおちょこ:木の香りが加わり、日本酒の風味が豊かになる。
- お酒以外にも、お料理の小鉢やおつまみ入れ、お花を生けたり、インテリアにも使える。
- ぐい呑みは、おちょこより容量が大きい。アルコールの弱い方は、氷を入れてロックや、水割りにする時にも使える。
- 酒器専門店や旅先のお土産屋さんで見つけるのもおすすめ。
いろんな素材のおちょこで、日本酒を飲み比べてみたり、季節に合わせて変えてみると良さそうですね。
酒器としてだけではなく、和食器やインテリアにも使えるおちょこはプレゼントにも最適です。可愛いデザインのものがたくさん販売されているので、お酒好きな友人、恋人、家族へのプレゼントにおちょこを選んでみてはどうでしょうか?
今回の記事を参考にして、日本酒をより一層楽しみましょう!
サイト管理人プロフィール
- 名前:KAZU
- 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格:唎酒師
- 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
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唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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