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皆さん毎日お仕事に家事にお疲れ様です。今日も激務をこなし、癒しのひと時を晩酌で過ごそうと冷蔵庫を開けると、先週買った日本酒以外何もないなんてことありませんか?お酒だけで飲みたくないけど、今から買いに行くのも面倒だし、かといって寝るには早すぎるし…
それではおつまみを自作で作ってみてはいかがでしょうか。
きっと今頃「フライパン出すのが面倒。」「洗い物を極力減らしたい。」「作りたいけどカロリーが気になる」とお思いでしょう。
お任せください。
「晩酌したいけどおつまみがない!」そんな時知っておきたい、明日も激務が待っている方でも超絶簡単に作れる『野菜』を使ったおつまみをご紹介したいと思います。
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そもそも何故野菜?
「おつまみ」や「あて」を考えた時に皆さんは何を思い浮かべますか?お刺身、アジの干物、あん肝・白子ポン酢?美味しいですよね。私も大好きです。味が濃くてお酒との相性がたまらなく、気づけばグラスが空いてしまいます。
しかし、勘の鋭い方はお気づきだと思いますが先ほど挙げた料理はすべて「プリン体」が多く含まれているものになります。
プリン体って?
毎年の健康診断で体重なども気になりますが尿酸値も気を付けなければなりません。尿酸とは「プリン体」で作られておりで決してプディングのことではありません。
プリン体は痛風の原因でダメなものと認識されがちですが、細胞の核酸(DNAやRNA)に含まれそれらを構成するために大変重要な物質です。細胞はターンオーバーなどで周期的に生まれ変わります。その際にプリン体は発生し、新陳代謝により尿酸が作られます。その他にも激しい無酸素運動(筋トレ)によるエネルギー代謝により体内でプリン体が発生し尿酸値を高めます。
プリン体の7~8割は体内で作られ、そこに過剰にプリン体を食品から摂取することにより尿酸値の上昇、痛風につながります。では、どのようにして痛風となるのでしょうか。
痛風のメカニズム
前述の通りプリン体のほとんどが体内で作られる中、食品から上乗せするように過剰に摂取することで痛風は引き起こされます。
大体の動物は尿酸を分解する尿酸分解酵素を体内に持っており、尿酸が体内でとどまりつづけることはありませんが、残念なことに我々人類、否、霊長類はその酵素を持っていません。
では、なぜ霊長類全員が痛風に悩まされないのかというと、尿酸が産出されるということは尿として排出することができるということで、そのバランスが痛風になったりならなかったりする理由です。
要は体内で作られすぎたプリン体が尿酸となり追い打ちで食物からプリン体を摂取。尿酸は棘状の形をしている為、血液中に溶けきれなくなった尿酸達は関節や血液の流れの遅い足先等に集まり、尿酸結晶という棘のついた結晶となることで定着した場所が炎症を起こし痛風となります。
そもそもプリン体はDNAなどを構成する大事な物質であり、アデニンやチミンと呼ばれるアミノ酸でプリン体は作られています。構成される順としてアミノ酸からプリン体が作られ、プリン体から尿酸が作られる流れとなります。
アミノ酸と言えばうま味成分であるグルタミン酸等が挙げられます。ということはうま味が多いものにはアミノ酸が多く含まれており、「美味しいものはプリン体を多く含んでいる!」と言うのは大げさではありますが一理あります。
「それじゃ何も食べられないじゃないか!」と憤慨なさっているかもしれません。ご安心ください。摂取したアミノ酸すべてがプリン体になるわけではなく、筋肉をつけるためにはアミノ酸が必要でタンパク質の構成を担っています。よって「過剰」に摂取しなければいいのです。
「でも美味しいものを食べ続けたい」とお思いの方にここで朗報があります。痛風の予防策として尿をアルカリ性にすることで、痛風の原因である尿酸を尿からの排泄を促し、痛風の予防となります。(しかし、あくまで予防ですのでアルカリ性にしていれば痛風にもならないしプリン体の過剰摂取も大丈夫というわけではありませんので悪しからず。)
どのようにアルカリ性にするのかそれは「野菜」です。
ひじきや昆布などの海藻類からゴボウやニンジンなどの根菜類などの野菜が尿をアルカリ性に傾け、水分を摂取し尿酸を尿から排泄しやすくなると言われています。ということは、野菜を使ったおつまみを食べながらお酒を飲めば、あん肝ポン酢で飲む日本酒より痛風の予防になるわけです。
それでは、早速野菜を使ったおつまみをご紹介したいと思います。
おつまみの定番「きゅうり」
世界一栄養のない野菜で堂々の一位を記録したきゅうり。約9割が水分でできています。しかし、きゅうりはその少ない栄養価とは裏腹に尿酸過剰に効果があるとされ、痛風予防に期待されるお野菜です。
おすすめの調理方法は「たたききゅうり」です。袋にきゅうりを入れ、無造作に叩き割り表面積を大きくすることで、調味料がよくなじみ水分量の多いきゅうりだからこそジューシーになり味付けにより色んな料理になります。
「和風」にするなら、粉末出汁と醤油をあえる。「中華風」にするなら、鶏がらスープの素とラー油でピリ辛に仕上げたりと、たたききゅうりには無限の可能性を感じます。
私のおすすめは、たたききゅうりにお味噌とお砂糖、みりんを少々加え、「たたき味噌きゅうり」がおすすめです。味噌のコクが日本酒の風味と相まって口の中でハーモニーを奏でてくれます。
手軽に調理ができる上に様々な好みに合わせることのできるきゅうりでのおつまみは晩酌にもってこいです。
日本酒には醤油が合う
尿を特にアルカリ性に傾ける性質をもつ食物が「ひじき」です。甘めに炊いたひじきの煮物は実は簡単に作れて、ひじきを水で戻した後、フライパンでさっと炒めて醤油、みりん、出汁を加えて10分煮るだけ。お好みでニンジンやこんにゃくを加えてもよし。
すぐに作るのが難しいとなっても、火を通しているので作り置きができ、多めに作ってしまえば晩酌だけでなく、朝の忙しい時間にもう一品としてすぐに食べることができます。
味噌と同じように、醤油も大豆からできているため日本酒と甘辛いひじきの煮物は、熱燗や冷酒でもいただけるオールマイティなおつまみと言えます。
根菜でお通じにもお役立ち
スーパーでお野菜を買う時、緑黄色野菜はよく買うけどゴボウなどの根菜類はあまり食べないという方は多いのではないでしょうか。実はゴボウにはポリフェノールが含まれおり、食物繊維によるお通じだけでなく、美容効果も期待できる優れものです。
ゴボウとニンジンを下茹でし、きゅうりを加え、マヨネーズであえるゴボウサラダは、簡単でおすすめです。茹で時間を短くしたいという方は、電子レンジで2~3分加熱してからゆでると時短にもつながります。さらにこれまた作り置きにも利用できますので、時間のある時に作っておくと大変便利です。
ゴボウは風味が豊かで炊き込みご飯に少量しか入っていなくても、鼻からとおる香りで存在感を感じる野菜です。そしてコリコリとした食感はいつまでも噛んでいたくなります。
ゴボウサラダの他にゴボウと枝豆、玉ねぎで「ゴボウかき揚げ」などもお時間があるときに作ってみるのもいいのではないでしょうか。濃醇・辛口の日本酒が大変美味しく味わえます。
まとめ
- 火を通す必要のない野菜のおつまみは簡単
- 痛風は尿酸に気を付けて
- プリン体の摂取は過剰にならないように
- きゅうりはどんな味にも化ける優れもの
- 尿酸にはひじきがもってこい
- おつまみにもなり美容に効くゴボウ
お酒を飲むうえで、健康習慣には気を付けたいものですよね。疲れをとって明日も頑張るための晩酌が自身の体を痛めつけるものになっては元も子もありません。
あくまで痛風の予防として尿をアルカリ性に傾けることが予防策の一つであって、アルカリにすれば良いというわけではなく、尿がアルカリ性になりすぎるとカリウムの結石ができてしまうので、どちらも「摂りすぎ」はよくありません。
他にも日本酒別に合うあてについて書いた記事もありますので、そちらも参考にしていただき、素敵な日本酒ライフを過ごしましょう。
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唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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