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毎日いただく真っ白でつやつやのご飯。数々のブランド米があるなか一番有名なのは”コシヒカリ”、ですよね。
日本酒造りに使うお米(酒米)にも、最高傑作の品種はあります。それは「山田錦」です!お酒好きの人なら即答されるでしょう。
そうそう!絶対王者の酒米といったら、山田錦だよね!
ご紹介するのは九州、福岡県大川市にある「若波酒造」の「若波 純米吟醸 山田錦」です。地元福岡の食材にこだわり、糸島産山田錦を100%使用しています。
「 味の押し波・余韻の引き波 」をコンセプトに掲げ、進化しながら日本酒を醸している若波酒造。若い蔵人「チーム若波」が中心となり新作の日本酒を醸しました。それが「若波 純米吟醸 山田錦」 です。
山田錦の特徴である、旨味や甘味、繊細で豊かな香りを存分に引き出し、地酒愛好家をうならせた知る人ぞ知る美酒です。知らないのはもったいないですよ!
コンセプトを保ちつつも、山田錦100%の美味しさも加わったお酒ってことね!
ものすごく気になるわね~♪
「若波酒造」は、九州の日本酒蔵で初めての女性杜氏がうまれた珍しい蔵元でもあります。蔵元の歩みや8代目杜氏となって話題を集めた今村友香さんについてもご紹介いたします。
さっそく「若波 純米吟醸 山田錦」をチェックしていきましょう!
Table of Contents
糸島産山田錦について
酒米を代表する「山田錦」。今回ご紹介する「若波 純米吟醸 山田錦」には糸島産山田錦が100%使用されています。では糸島とはどんな場所でしょうか?
福岡県西部に位置し玄界灘を臨む糸島半島。脊振山系の山々がそびえ、農作物や果物の栽培が盛んな糸島平野と呼ばれる田園地帯が広がっている地域です。豊かな土壌に恵まれているんですね。
「山田錦」は良質な酒米と言われますが、それには条件があります。
(1) 大粒で心白があること。
(2) たんぱく質の量が高くないこと。
(3) 粒張り、粒揃いがよく米の重量が大きいこと。
引用:JA全農ふくれん
また、酒造好適米のうちでも作りにくい品種と言われています。土や苗づくりからはじまり、田植や水の調整、肥料や病虫対策等、細心の注意と手間をかけて作られる高品質な酒米です。
糸島特有の豊かな土壌や温暖な気候、そこに生産者の技術が加わって山田錦の品質は保たれ、今も大切に栽培されているんですね。
九州産の山田錦の素晴らしさが日本酒を通して広がるね!
「 若波 純米吟醸 山田錦 」商品紹介
美味しさの可能性を秘めた山田錦が、若波酒造によってどんな風に醸されたのか気になりますね。さっそく 「 若波 純米吟醸 山田錦 」 (2種類)をご紹介します!
どんな味わいなのかしら♪たのしみだわ!
若波 純米吟醸 山田錦 生酒
生/火入 | 生酒 |
特徴 | 瑞々しい果実香。 糸島産山田錦100%の旨みと 若波の特徴である清涼感。 |
酒米 | 糸島産山田錦100% |
度数 | 15度 |
価格 | 1,800ml 3,960円(税込) 720ml 2,035円(税込) |
- 新酒特有のガス感が感じられるような清涼感とフレッシュさ。
- マスカット系のような爽やかな果実の香り。
- 糸島産山田錦100%の旨味と甘味。
- 上品な甘酸っぱさの絶妙なバランス。
- 後味はスッキリ、蔵のコンセプト「味の押し波、引き波」を表現。
さっそくいただきます。
— ケータロス (@climaxkt) March 19, 2020
若波 純米吟醸 山田錦生
香はバナナに近いか。ミルキーさもある柔らかな甘い香。含むとやや甘め。控えめな酸から苦味を伴ってミンティーにキレれる。昨年より酸少なめ、味わいは太くしっかりした印象。派手では無いけど個性的で良い酒だな。やはり旨い(^_^) pic.twitter.com/W7f3r94wxD
若波 純米吟醸 山田錦 生
— あおさん (@rody1230) April 7, 2019
ラベルのシンプルさを体現したかのように上品で清らかな味わい。
香りは控えめに、まず酸味を感じた後、ふわーっと旨味が広がり、すーんとキレる。
派手さはないけどずっと飲んでたい。すんごい清楚やん。
これ苦手な人いるんだろうか。
あーうんめーっ! pic.twitter.com/jfNL2YRzHa
若波 山田錦 純米吟醸 生
— 風花✿*ᵕ̈*Kaza hana (@kaza_hana18) March 20, 2020
昨日開栓したこちらを今日もいただきました✨
香りは甘くフルーティ。飲むとほんのりバナナ味。
昨日飲んだ時よりバナナが強くなってる気がします。
飲みやすく美味しいですね✨
酒屋さんのオススメ買ってよかった😊👍 pic.twitter.com/pILQT3pOOG
全量糸島産山田錦を使用した贅沢な旨味と甘味、ぜひ堪能してみたいです!マスカットのようでバナナのようにも感じられる上品な香りも、とっても気になります。生酒ならではのフレッシュ感も魅力的な一本ですね!
若波 純米吟醸 山田錦 火入
生/火入 | 火入れ酒 |
特徴 | 豊かな香り。 糸島産山田錦100%の旨みに、 若波の特徴であるスッとした 清涼感。 |
酒米 | 糸島産山田錦100% |
度数 | 15度 |
価格 | 1,800ml 3,960円(税込) 720ml 1,980円(税込) |
- ブドウのような豊かな香り。
- ジューシーな果実味に、濃厚な甘味と酸味、やわらかな味わい。
- 糸島産山田錦100%の旨味と、爽やかさのバランスがいい。
- フルーティーで綺麗にスッと引く後味。
- 飲み進める度に瑞々しい果実味。
若波純米吟醸山田錦の火入れバージョンが入荷しました。
— Sake芯 (@sakeshin) October 9, 2021
ブドウのような果実香で厚みがあってバランスが良く柔らかさも感じる素晴らしい傑作酒です。
厚みのある果実味が次第に瑞々しさを増していき、しぼりたて生のような味に戻ったようで素晴らしいお酒です。 pic.twitter.com/mKus3dbjQi
「若波 純米吟醸 山田錦 火入」
— 日本酒 酒蛙 (@sakekaeru) October 9, 2018
ブレイクしてほしい。
ブレイクに値するお酒です。
ブレイクしなければおかしい。
ブレイク絶対にする。
以上、ブレイク四段活用。
それほど、とんでもなく旨い酒です。
こちらは火入れバージョン!やわらかく優しい味わいで、存在感のある旨味と甘味が気になります。瑞々しい果実味が口に広がりながらも、若波の特徴「押し寄せる旨味とスッと爽やかにキレる後味」にも注目です!
国外で最も古い品評会で、金賞受賞!
2001年から始まった国外で最も歴史を持つ「全米日本酒歓評会」は、ハワイのホノルル市で行われる、利き猪口による目隠し方式を取り入れてより透明で公平に審査される日本酒品評会です 。
歓評会で出品されたすべてのお酒が、一般公開利き酒会「ジョイ・オブ・サケ」という関連イベントにて世界各地で展示されます。米国おける日本酒ブームと海外市場開拓に大きく貢献してきました。
その全米日本酒歓評会で、2018年「若波 純米吟醸 山田錦」は金賞を受賞しました!
関連イベントの利き酒会にも出品されるのですから、着々と海外人気が広がって行きそうですね!
創業約100年の蔵元「 若波酒造 」
ここからは、いかにして「若波 純米吟醸 山田錦」が誕生するに至ったか、蔵元「若波酒造」の歩みをみていきましょう。
蔵元のコンセプトを知った上でいただくお酒は、きっと格別よね!
蔵元の場所はこんなところ!
九州最大の河川、筑後川の下流に位置する福岡県南西部の大川市。その川の傍に蔵元「若波酒造」はあります。
国内有数の家具の産地でも知られている大川市は、筑後平野の真ん中にあたる穀倉地帯なんです。もともと肥沃な大地と筑後川の豊かな水により、米どころとして栄えてきた場所でした。
森の栄養が雨によって運ばれ、筑後川流域の自然環境に恵みを与えながら雄大な有明海へと流れ込んでいます。
蔵元の歩み、名前の由来
明治28年、今村本家酒造として創業。その後、大正11年3つに分家した一つが「若波酒造」でした。以来100年近く地元で愛され続けてきた老舗です。
「若波」という名の由来は、蔵のそばを悠々と流れる筑後川の波が輝く様子から来ています。その波の姿から若い波を起こすという蔵元の思いも込められています。ロマンと心意気を感じられる素晴らしい名前ですね。
九州の日本酒蔵で初の女性杜氏!
全国には女性の杜氏もいらっしゃるのをご存じでしょうか?実は、酒造りの総責任を任され活躍されているのは男性だけではないんです。なんと若波酒造も女性杜氏を擁した蔵元の一つなのです。
女人禁制だった日本酒造りの世界も、急速に変化する時代に合わせるかのように進化をとげています。女性が醸される日本酒は話題性を集めるだけではなく、本当に美味しいお酒造りを真摯に追求し日々邁進されていらっしゃいます。
それが、若波酒造8代目杜氏、今村友香さんです。(2015年期からは製造統括として蔵元の中枢をご担当)実は、蔵元がご実家なんです。
日本文化に興味はあったものの、女人禁制もあって蔵には入ったことすらなかった友香さんは、京都の大学に進学。ところがお父様のお体の具合により一年だけ戻って家業を手伝うことになりました。
酒造りが始まる秋口に、友香さんは初めて蔵に入り、酒造りの工程ひとつひとつに心から感動します。気づいたら夢中になり、日本酒の知識を詰め込んでいきました。
広島県の酒類総合研究所で6年間本格的に学び、ついに2006年、努力が実り若波酒造の8代目杜氏に就任します。
福岡特産「あまおう」を使った日本酒ベースの苺のリキュールなど新規商品開発への研究にも勤しみ、友香さんの感性や視点を活かした経営を行っていくなど、若波酒造に新たな風をもたらしました。
女性杜氏としてのご活躍は革新的で本当に素晴らしいです!
若い力「チーム若波」の新作、「若波 純米吟醸 山田錦」
若いながらもこだわりを持った熱い蔵人が集まっているのも、若波酒造の特徴です!共通の方向性を目指しながらも、各々の知識や技術を持ち寄っているんです。
「チーム若波」が「若波」を全面的にリニューアル!
チーム若波とは、蔵に戻り8代目杜氏で現製造統括の今村友香さんをはじめ、現四代目当主で社長であられる弟の今村嘉一郎さん、現9代目杜氏を務める庄司隆宏さん、池口茂雄さん、筬島広美さんの、知識と技術を持つ5名で結成された、若き蔵人チームです。
「若波」は、若波酒造の既存ブランドとしてそれまでもありました。しかし平成22年、時代の需要に沿うように酒質を全面的に見直し、新しく生まれ変わったのです。
その「若波」のコンセプトは「味の押し波、余韻の引波」。波に漂うように、押し寄せる味わいと、スッと引く余韻を味で表現しています。ライトな滑らかさと、後味のキレのよさが特徴です。
波の心地よさを味わいで届けようという思いが斬新で素敵ですね!
「 味の押し波、余韻の引き波 」を安定して提供するために
こうして「若波」が刷新され、チーム若波が新たに手掛けた日本酒「若波 純米吟醸 山田錦」はリリースされました。地元福岡の糸島産山田錦を100%を初めて使用して生み出した商品です。
若波酒造の日本酒の特徴である瑞々しさと後味のスッキリ感を十分に引き出しながら、芳醇な香りと山田錦の甘味や旨味を感じられる素晴らしい日本酒ができあがりました。
現在も社長の今村嘉一郎さん、今村友香さん、9代目杜氏の庄司隆宏さんの、若い3名が中心となって若波酒造の「若波」は進化を続けます。
公的な唯一の利き酒免許「清酒専門評価者」という超難関資格を取得され(庄司隆宏さん、今村友香さん)、常に納得のいく品質で「若波」を提供するため、努力し続けていらしゃいます。
蔵元のコンセプト「味の押し波・余韻の引き波」はブレることなく、新しい商品「若波 純米吟醸 山田錦」の中にも、”ぐっと押し寄せる旨味、爽やかに引くキレのよさ”を感じることができます。
今後も新しい日本酒造りに挑戦し続ける若波酒造に、期待が高まります!
若い同志が集まって向上し続ける若波酒造!すごい勢いを感じるよ!
まとめ
- 「若波 純米吟醸 山田錦」は、福岡県糸島産山田錦100%使用の贅沢なお酒。
- 糸島は、温暖で豊かな土壌に恵まれた、最高級の酒米栽培に適切な場所。
- 「若波 純米吟醸 山田錦」は生酒と火入れ酒の二種。どちらも、若波のコンセプトである「味の押し波・余韻の引波」を表現しながらも、全量糸島産山田錦の旨味や甘味を活かしたバランスの良いお酒。
- 2018年、国外で最も歴史のある品評会「全米日本酒歓評会」で「若波 純米吟醸 山田錦」が金賞を受賞!
- 福岡県大川市に蔵元があり、九州最大の筑後川の豊かな水と土壌の恩恵を受けている。
- 若波酒造の屋号は、筑後川の若い波の姿からきている。
- 九州の日本酒蔵初めての女性杜氏が誕生した。8代目杜氏で現製造統括括、今村友香さん。
- 若い蔵人「チーム若波」が既存の若波を刷新。新しい若波のコンセプトは「味の押し波・余韻の引波」。「若波 純米吟醸 山田錦」は、「チーム若波」が手掛けた新作!
いかがでしたか?
地元九州、糸島産山田錦100%にこだわって醸された「若波 純米吟醸 山田錦」。最高級の酒米と若波独自のコンセプトを交えて表現されたフルーティーかつ豊かな旨味、ぜひ試してみてはいかがでしょうか!
「若波 純米吟醸 山田錦」 、本当に味わってみたいわ♪
サイト管理人プロフィール
- 名前:KAZU
- 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格:唎酒師
- 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
有名銘柄はなかなか手に入らない!
日本酒好きじゃなくとも一度は耳にしたことがある「獺祭」や「十四代」といった有名銘柄。飲んでみたいと思っても、手に入れること自体かなり大変です。
しかし、ちょっとしたコツを知ることで入手できるようになるかもしれません。
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首元がキュッと細くなった特徴的な形をしている徳利。スポンジも入らないし、水と洗剤を入れてシャカシャカして終わり!…えっ、ホントにそれで大丈夫⁉
中の汚れを目で確認することもできないし、何より乾きづらい徳利は、ちゃんと洗えていないとカビが生えてしまうことも。そんな徳利で日本酒を飲んでいるとしたら…?
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唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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