※プロモーションを含みます
熊本県で100年以上続く酒蔵、「花の香酒造株式会社」。「産土(うぶすな)」というビジョンを掲げ、徹底して地元・和水町で生産された米、水を使用して造られる日本酒は世界でも高い評価を得ています。
晴れ晴れしい受賞歴はこちら。
2014年
「iTQi 2014」『花の香702スパークリング』国際優秀味覚賞2015年
「iTQi 2015」『純米大吟醸 花の香-桜花』優秀味覚賞 高位三ツ星2015年
「ロンドン酒チャレンジ」金賞ゴールド2017年
「国際優秀味覚賞」最高位三ツ星2017年
「インターナショナルワインチャレンジ」銅賞ブロンズ2017年
「フランスKURAMASTER」審査員特別賞2017年
「仙台日本酒サミット」第1位2018年
「SAKE selection 2018」『花の香 和水』『花の香 花火』シルバー賞2019年
引用:花の香酒蔵株式会社
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2019」最高金賞3つ受賞
そんなに評判のいい日本酒なら飲んでみたいと思いますよね。では、どこで買うことができるのか。この記事では、花の香酒造株式会社の日本酒を買える場所についてご案内していきます。
Table of Contents
地元以外では買えない!?
2021年11月現在、花の香酒造株式会社自身での通信販売はされていないようです。 花の香酒造株式会社のHPを見てみると、購入店についてはメールか電話でお問い合わせくださいと記載されています。そうすると近くの花の香特約店をご案内してくださるとのこと。
ちなみに、お問い合わせフォームはこちらから飛べます。電話でのお問い合わせは下記をご参照ください。
花の香酒造株式会社
引用:花の香酒造株式会社
〒861-0906 熊本県玉名郡和水町西吉地 2226-2
TEL:0968-34-2055
蔵元からの直接購入
どうしても蔵元で購入したい!という場合は、蔵に併設されているギャラリー「花回廊」で商品購入ができます。とはいえ、数量に限りがあると記載されているので、いつ行っても好きなものが購入できるのかというとそうでもなさそうです。
この「花回廊」は、明治35年から建っていた母屋と酒蔵を改装したものでな、昔ながらの酒蔵にある和の雰囲気とモダンな設えが調和した、優雅で幻想的な空間のようです。ちなみに花回廊ではこんなものも楽しめるので、お酒が購入できずとも行く価値はありそうです!
- 「農・醸・人」写真展
…和水町の風土と酒造りの風景が映し出された写真ギャラリー - 麹廊下
…普段立ち入ることができない麹室の中を見ることができる - 純米大吟醸や限定酒の有料テイスティングバー「花香酔人」
- 書の展示
…熊本初の総理大臣「清浦奎吾」をはじめ、歴代総理の書「国酒」の展示等
アクセスについては下記をご覧ください。
各観光地から | 【車の場合】 江田船山古墳から20分、金栗四三生家から1分、山鹿温泉から20分、平山温泉から10分、三加和温泉から5分 |
車でお越しの方 | 【最寄り駅】 新大牟田から車で15分、新玉名駅から車で30分 【インターチェンジ】 南関インターICから車5分、菊水ICから車15分 |
路線バス | 【九州産交バス】 山鹿バスセンター発 ⇒ 福田橋着 山鹿南関線 [平山温泉経由] 南関ターミナル発 ⇒ 福田橋着 山鹿南関線 [平山温泉経由] |
花回廊の庭園には、樹齢180年を超える梅の古木があるとか。それを見ながら飲む限定の一杯。優雅で幸せな時間が過ごせそうです。
特約店について
さすがに蔵元までは行けないよ!という方。もちろんいらっしゃると思います。その場合は最寄りの特約店を、と言いたいところなのですが、その特約店について2021年10月に衝撃的な話が入りました…。
なんと2021年11月30日をもって全国に69店舗あった特約店を解散、今後は熊本だけで買えるブランドとなってしまうようです。世界に通用する日本酒を造りたいという意思を持って始まった花の香酒造株式会社でしたが、熊本という土地を守り、継承していくことを第一に考える会社だからこそ苦境に立たされることも多かったのかもしれません。
酒屋さんとの密接な関わり合いや繋がりをもとに悩んだ結果、「真の地酒」を目指すという境地に至ったとのことは正直残念でなりません。しかしながら、苦難に立ち向かうその姿を応援するという気持ちを込めて、どうにか一度、飲む機会を探したいところではありますね。
熊本県内の特約店について
そのように熊本県内以外では購入が難しくなっていく花の香の日本酒ですが、県内では引き続き買える様子。熊本県内の特約店として明記されているお店をご紹介します。
- 株式会社鶴屋百貨店
熊本県中央区手取本町6-1 - 有限会社津本屋酒店
熊本県熊本市西区の中3丁目7-3 - 有限会社いのもと酒店
熊本県熊本市東区帯山4丁目56-15 - 株式会社立花 たちばな酒店
熊本県熊本市南区田井島3丁目9−7 - 株式会社久屋酒販
熊本県熊本市中央区新市街2-10 - 福城屋酒店
熊本県熊本市中央区新町4丁目3-23 - 株式会社川上酒店
熊本県熊本市中央区万町2丁目3 - 徳永酒店
熊本県熊本市西区春日2丁目3-24 - 有限会社アカツキ商店
熊本県熊本市北区麻生田4-2-50 - 三嶋屋
熊本県熊本市中央区迎町1丁目3-3 - 有限会社ひがし屋酒店
熊本県合志市須屋2634-8 - 緒方酒店
熊本県菊池郡大津町室43 - 株式会社古賀酒販
熊本県宇城市松橋町松橋121-7 - 株式会社イナムラ
熊本県八代市竹原町2184-4 - 有限会社野田商店
熊本県山鹿市山鹿1524-1 - 下川酒店
熊本県玉名市高瀬228 - 瀬崎酒店
熊本県玉名市繁根木541 - 錦の露合資会社
熊本県玉名市高瀬462 - 酒の蔵元
熊本県玉名郡長洲町長洲2942
※2020年6月情報
とはいえ、こちらも状況によって変化する可能性があります。そのため、最新の情報につきましては、花の香酒造株式会社に直接問い合わせるのが確実です。あくまで参考程度にご覧ください。
真の地酒としてレア物になってしまった花の香の日本酒。熊本へ立ち寄った際は、もう逃す手はないですね!
通販を利用したい場合の注意点
通販では買えないの?という方。実際、2021年現在、楽天市場で検索すると花の香のお酒はたくさんヒットします。現時点(2021年11月)ではギリギリ特約店が解散されていないから、というのもあるかもしれませんが、もし通販を利用するのであれば注意点が三つあります。
- 管理の状態
- 製造年月
- 価格
そんなの当たり前だよ!と思う方も多いでしょうが、美味しいお酒を損なく飲むためには覚えておいて欲しい三つです。
まず一つ目。管理の状態ですが、デリケートな日本酒は紫外線や温度にとても弱いんです。そのため、品質管理がしっかり行われていないと本来の味を楽しむことができません。お酒の管理方法が記載してあるショップを選ぶ、問い合わせて尋ねるという一手間を惜しまないことが大切です。
二つ目は製造年月がいつか。これも一つ目と同じですが、自分で手に取って状態を確認できないからこそ、しっかり記載されているものを探しましょう。ちなみに製造年月の表記は搾った月ではなく、瓶詰した月のことです。
三つ目は価格。送料が加算されているだけならまだいいですが、不当に高い値段で転売しているものも見受けられます。そうやって高価な金額をつけておきながら、「値下げしました」とお得感を打ち出す店も中にはあるのです。極端に値段が高い、有名銘柄だけを扱っている、値下げされているといった不信感があれば買わないのがマルです。
ちなみに管理方法については、購入したお酒を家で置いておく場合も同じ。こちらの記事に保存の方法を紹介していますので、飲み切れない場合は参考にしてみてください。
失敗した!と思わなくて済むように、自分で気をつけなくてはなりませんね。
花の香酒造株式会社の日本酒
貴重になりゆく花の香酒造株式会社の日本酒。いざ購入するときのために、どのような種類があるのか見ておきましょう。
「香」シリーズ
ラインナップは「梅・桜・菊」の三種類。花の香らしい「四季の香」を味わうシリーズで、香りに特徴のある9号酵母(通称・熊本酵母)単体、9号酵母+相性の良い酵母の組み合わせで造られています。こちらは通年定番商品になります。
- 精米歩合35%
- バナナやメロン、パイナップルといった芳醇で甘い香り
- ジューシーな味わいだが、後味はキレがよく、苦みが仄かに残る
- 透き通るような上品な甘み
- フランス開催の日本酒コンクール Kura Master 2017でプラチナ賞および審査員特別賞受賞
- 甘酸っぱい春のような香り
- 酸味強めで甘さは弱め
- 昔ながらの「生もと」造り
- さっぱりとした酸味を感じる爽やかな香り
- 口当たりは軽く、アルコール感薄め
- 酸味は強い
- ほんのり木の香り
花の香のお酒を楽しむなら、まずはこの三本から手に入れたいところですね!
「香」シリーズはこちらでも紹介して詳しく紹介しています。
古代米シリーズ
長い時間をかけて土地の風土で育まれてきた「在来品種」を、貴重な種籾から復活させ「古代米の日本酒」として蘇らせたシリーズ。その当時の栽培方法と同じ、微生物の力を活かした地力のみでの栽培方法で造られています。
- 香りは控えめだが、甘酸っぱさから柑橘系まで広がる
- 強い酸味でフレッシュ
- 冷たいとアタックが強く、常温だとまろやかな味わい
- スッと切れる後口
古代米シリーズとしては「香子 KABASHIKO」という日本酒が2023年に発売される予定のようです。2021年、たった40粒の種籾から復活させたお米だそうですよ。めちゃくちゃ気になりますよね!
低精白シリーズ
和水町の米づくりの質を、ダイレクトに味わえるシリーズ。山田錦精米歩合「九拾」「八拾」「七拾」「不揃」までの “研きの新解釈”を味わわせてくれます。
- 精米歩合が90%のため、お米の甘さと香りは強め
- 酸味とバナナのような芳香
- すっきりした辛口
- 通年定番商品
低精白シリーズには他に、ギフト限定酒として 「八拾」「七拾」「不揃」 がありますが、残念ながら口コミは見当たらず…。「精米歩合」は低いほどいいのか、削ればそれだけ旨味が増すのか。その観念を打ち破るシリーズとなりそうです。
IDOMIシリーズ
シャンパーニュ、ブルゴーニュ、ボルドーを巡って学ばれた「瓶内二次発酵」の技術。新たな味わいに挑むために生まれた数量限定のシリーズがこちらです。
こちらは三種類、「早苗饗(さなぶり)焼酎」「瓶内二次発酵 花火」「にごり瓶内二次発酵 雪花」が発売されています。 「早苗饗焼酎」については口コミを見つけられませんでしたが、その他二つの口コミはこちら。
- 生酒で半年以上高温熟成させ、澱を取り除いた瓶内二次発酵の日本酒
- 甘みと炭酸感、フルーティな香り
- キレが良く、するする飲める
- 蓋が飛ぶほどのガス圧の強さ
- 薄くにごった色合い
- 強めの炭酸の中にフルーティな酸味
- 甘さはふんわり上品
新たな日本酒を生み出すために「ワイン」の有名地を回って勉強する、その姿勢が素晴らしいですね!
上記で紹介したものは、公式ホームページのラインナップとして掲載しているもの。でも実は、それ以外にも商品があるんです。他のお酒も気になる!と思った方はこちらもぜひご覧くださいね。
さまざまな挑戦を続ける花の香酒造株式会社ですが、何より社長の熱意がすごいんです!6代目の神田清隆社長は2011年に会社を引き継ぎましたが、当初は酒造りの素人同然。傾きかけた会社を立て直すため、あの有名な獺祭(だっさい)を扱う旭酒造で長期研修を受け、わずか3年で製造量を10倍まで伸ばしたのです。
社長についても知りたくなった?そうですよね!きっとこの記事を読めば、あなたは花の香のお酒だけでなく、この会社、そして社長のファンになること間違いなしです。
まとめ
熊本限定となってしまう花の香ブランド。手に入りにくくなると思うとなお飲みたくなるのが人間の性ですね…。
さて、まとめです。
- 独自のオンラインショップはなし
- 蔵元に確認(問い合わせフォーム、電話)して、最寄りの特約店を教えてもらう
- 2021年11月末で熊本以外の特約店は解散予定
- 蔵元に併設されているギャラリー「花回廊」で購入する
- 熊本の特約店を探す
- 楽天などのオンラインショップは要注意
熊本にお立ち寄りの際は決してお忘れなく!
サイト管理人プロフィール
- 名前:KAZU
- 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格:唎酒師
- 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
有名銘柄はなかなか手に入らない!
日本酒好きじゃなくとも一度は耳にしたことがある「獺祭」や「十四代」といった有名銘柄。飲んでみたいと思っても、手に入れること自体かなり大変です。
しかし、ちょっとしたコツを知ることで入手できるようになるかもしれません。
⇒【唎酒師厳選】市場に出回らない幻の日本酒11選と入手方法を見る使ったあとの徳利、ちゃんと洗えてる?
首元がキュッと細くなった特徴的な形をしている徳利。スポンジも入らないし、水と洗剤を入れてシャカシャカして終わり!…えっ、ホントにそれで大丈夫⁉
中の汚れを目で確認することもできないし、何より乾きづらい徳利は、ちゃんと洗えていないとカビが生えてしまうことも。そんな徳利で日本酒を飲んでいるとしたら…?
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唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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