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みなさん、お気に入りの日本酒をどこで保管していますか?直射日光を避けていても、キッチンの端などで常温保存してしまっていませんか?
日本酒はとてもデリケートなお酒で、保管方法を間違えてしまうと、美味しさがすぐに損なわれてしまいます。
ポイントを知れば簡単!家庭での正しい日本酒の保管方法を知り、美味しく日本酒をいただきましょう。
さらに、日本酒ブームの中、日本酒好きの中で密かに話題となっている日本酒用冷蔵庫(日本酒セラー)。こちらについても、特徴と選ぶときのポイントをご紹介いたします。
目次
日本酒は冷蔵庫で保存がベスト!
日本酒は常温で保存できる種類の物もありますが、味や風味の劣化を防ぐという点から冷蔵庫での保存がおすすめです。
日本酒の保存で大事なポイントが3つあります。
1、日本酒の設定温度
日本酒の種類にもよりますが、保存温度は0〜10℃前後が基本です。
- 生酒は必ず冷蔵庫へ
- 吟醸酒、純米酒の保存も冷蔵庫がオススメ
2、紫外線を当てない
日光はもちろんですが、蛍光灯の光も劣化を招くので注意が必要です。
- 冷暗所で遮光に気をつけて保管する
3、空気に注意する
横置きは空気に触れる面が大きくなるので、縦置きが基本です。
- 一番ベストな保存方法は、冷蔵庫で縦置き
日本酒の保存については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
家庭用の冷蔵庫で保管する
日本酒は冷蔵庫で保管することで美味しく飲むことができる!とわかりましたが、お家の冷蔵庫には入りそうもない、どこに入れたらいいの?、そんな疑問にお答えします。
冷蔵庫に入らないときは横置きにしてもいいの?
日本酒を保存するポイントでもお伝えしましたが、日本酒を保管するときは縦置きが基本です。
理由は、
- 横置きすると空気に触れる面が大きくなってしまい、味や風味が変化してしまうこと
- 横置きにすると中の日本酒がキャップに触れて、お酒の味や風味が変化してしまうこと
- 栓がしっかり閉まってないとお酒がこぼれてしまうこと
が、挙げられます。
常温は避けて
家庭用の普通の冷蔵庫では、四合瓶など小さめの瓶は入るかもしれませんが、一升瓶を縦で保存するとなると普通の冷蔵庫では難しいと思います。
そういう事情から、一升瓶は常温保存されがちですが、日本酒は温度の変化に弱いため、常温保存すると、すぐに味を損ねてしまいます。
ですので、縦置きできないからと立てて常温で保管してしまうよりは、横置きでも冷蔵庫で保存することをオススメします!
ただし、ビニールを被せて輪ゴムで留めておくなど、こぼれないように工夫をして、横置き保存しましょう。
冷蔵庫のどこに入れるのがいいの?
では、冷蔵庫のどこに入れるのがいいのでしょうか。家庭用冷蔵庫の設定温度を見てみましょう。
- パーシャル室 約−3℃
- チルド室 約0℃
- 冷蔵室 約3℃(ドアポケット付近は、開閉により5〜7℃になる)
- 野菜室 約5℃
- 冷凍室 約−18℃(瓶が割れる危険性あり)
このような感じです。
オススメは、パーシャル室やチルド室ですが、なかなか日本酒を立てて入れられませんよね。立てて入れることを考えると、冷蔵室や野菜室が一番できそうかもしれません。
常温より冷蔵保存!そのことだけは覚えておいていただき、冷蔵庫のどこか日本酒スペースを作って、保存していただけたらと思います。
日本酒の保存期間は?
日本酒は未開封であれば、特に期間を気にしなくても大丈夫ですが、開封後は、3〜5日で酒質が変化してしまいます。美味しくいただくには、3〜5日で飲み切るようにしましょう。
開封後、3〜5日経つと徐々に酒質は変化してしまいますが、飲めなくなってしまう訳ではありません。数ヶ月は味の変化を楽しみながら、飲むことができます。
開封から日にちが経ちすぎて飲むのは心配という方は、他にも色々活用方法があります。詳しくは、こちらから。
日本酒用冷蔵庫(日本酒セラー)
日本酒用冷蔵庫は、日本酒を適切な温度で管理するための冷蔵庫のことです。最近では、日本酒ブームもあり、日本酒セラーとして販売されています。
一升瓶でも縦置き出来るようになっており、日本酒にとって最適な温度を保ってくれるので、日本酒好きにはまさに夢のツールと言えます。
日本酒好きの方にはぜひ持っていただきたいアイテムの1つです。
日本酒セラーを選ぶときのポイントは4つ
日本酒セラーを選ぶ時のポイントは、温度、容量、冷却方式、デザインの4つです。
温度
日本酒には様々な種類があり、最適な温度がそれぞれ違います。0℃〜10℃前後がベストだと言われていますが、保存温度はできるだけ低く保てるのがよいです。
蔵元では長期保存のため、−5〜0℃の間で保存します。ですので、−5℃前後に温度設定ができるものを選ぶとよいでしょう。
容量
選ぶ条件としては「縦置きが出来る」という事が絶対条件です。立てて保存する事によってラベルの銘柄も楽しめるというメリットもありますよ!
そして、ご自宅に設置する際のサイズ感と、日本酒セラーに入れられる本数も重要です。大きい物を買えば満足いく本数も入るとは思いますが、置き場所が思い通りにいかなくては元も子もありません。
どのくらい日本酒を日常的に保管したいかを考えて購入しましょう。
冷却方式
日本酒セラーの冷却方式は、ほとんどがコンプレッサー式とペルチェ式の2種類に分けられます。
私はコンプレッサー式の日本酒セラーをオススメします!
コンプレッサー式は、冷媒を用いてモーターを動かし冷やすので、冷却する力が強く省エネで電気代が安くすみます。ドアを開け閉めした後も、冷却する力が強いため、すぐに庫内を冷やすことができ、温度管理も安定できます。
本体価格は、ペルチェ式より高くなりますが、電気代は抑えられるので、維持管理のトータルで考えるとコンプレッサー式の方がお得だと言えます。
ただ、パワーがあるため駆動音や振動が気になるとの声もありますので、静音タイプもありますが、設置場所は、寝室などは避けて考えないといけないかもしれません。
ペルチェ式は、本体価格が比較的安く手に入れやすいのですが、電気で常に冷やすため電気代が高くなることと、冷却する力が弱いので保管温度に幅が出てしまうことがデメリットです。
デザイン
デザインを選ぶ際に注意していただきたいことは、日本酒は光に弱いため、遮光性の高いものを選ぶということです。
日本酒の瓶で茶色い瓶が多いのは、出来るだけ紫外線から守り、味の劣化を防ぐという工夫からです。ちなみにオロナミンCが茶色い瓶なのも同じ理由なんですよ!
ラベルのデザインが見えるよう扉がガラスのものもありますが、UV対策が施されているものを選びましょう。
設置場所のインテリアとの相性を考え部屋に馴染むデザインを選ぶとオシャレさがアップし、より日本酒を楽しめるのではないでしょうか。
まとめ
- 日本酒は冷蔵庫で保存する!
- 保存温度、紫外線、空気に注意!
- 冷蔵庫に入らないときは、こぼれないように工夫をして横置きでもOK!
- 常温保存より、冷蔵庫で横置き!
- 冷蔵庫の中では、パーシャル室やチルド室での保存がオススメ!
- 開封後の保存期間は3〜5日
- 日本酒好きには、コンプレッサー式の日本酒セラーがオススメ!
いかがでしたか?
とにかく、日本酒の保存では、温度が大切です!常温保存よりは、こぼれない工夫をして冷蔵庫で横置きOK!このことを覚えていただけたらと思います。
そして、日本酒好きの方には、日本酒セラーもオススメです。正しく保存して、美味しい日本酒を楽しみましょう。
サイト管理人プロフィール
- 名前：KAZU
- 正体：普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格：唎酒師
- 趣味：日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ：寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
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こんにちは!日本酒の変態ことKAZUです。
唎酒師（ききさけし）の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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