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みなさん、[熊本城]という日本酒をご存じですか。
私、最初に名前を目にした時はお城かと思っちゃいました。熊本県のシンボル[熊本城]はとても有名なのでどなたでも知っていますよね。でも実は日本酒の[熊本城]は、お城の[熊本城]と深いつながりがあるんですよ。
では、まず少しだけお城の熊本城についてお話しますね。日本三名城のひとつと言われる熊本城は、加藤清正が7年の歳月をかけて造り上げた名城です。
熊本城の見どころのひとつは、なんといっても石垣ですよね。石垣の壁の下の方はゆるやかな傾斜なのですが、上の方へいくにつれて急な角度になるという特徴があります。これは、敵(武者)がお城に侵入できないように返してしまうことから[武者返し(むしゃがえし)]と言われるようになったそうです。
すばらしい石垣の上にどっしりとそびえ立つ天守閣は、まさに熊本県のシンボルです。
しかし、平成28年4月に熊本県は震度7の大地震に襲われ、熊本城も頑丈な石垣がガラガラと崩壊してしまうなどの大きな被害をうけました。復興もままならないその約半年後に瑞鷹株式会社から[瑞鷹(ずいよう)純米酒 熊本城]が新たに発売されます。それと同時に熊本地震で被災した[熊本城]の復興のために[純米酒 熊本城]の売上金の一部を寄付する取り組みが行われていたのです。
[熊本城]と名前を聞くとまずお城を想像してしまうほどの、インパクトのある名前の日本酒とはどんなお酒なのでしょうか。この記事では[純米酒 熊本城]に込められた数々の人の想いや、その味わいをお伝えしていきます。Table of Contents
これが[純米酒 熊本城]
説明はさておき、まずはこの容姿をご覧になってください![熊本城]の名前から想像する通りの見栄えに驚いたんじゃないでしょうか。私はこの金色のピカピカパッケージ&熊本城っていうゴールド押しの強さにしばらく釘付けになりました!
今ご覧になっているみなさんも、ピカピカでどっしりした姿に目を奪われているんじゃないでしょうか。さらにどんな味わいなのかもますます気になりますよね。
では、まず気になる容姿から詳しくみていきましょう。
パッケージに隠された秘密とは?
まずパッケージのお城の上についている丸い形これ気になりますよね。これは城造りの名人[加藤清正公]の家紋なんです。この家紋は[蛇の目(じゃのめ)]と言ってもともとは弦巻(つるまき)のことですが、戦国期から蛇の目と呼ばれるようになったそうです。
清正は、家康の依頼で名古屋城の築城にも加わるなど城造りの名人として有名だったのですが、特に熊本城は清正の集大成といえる天下の名城なのです。だからこそ、この日本酒[熊本城]に清正の家紋を入れて敬意を表したのではないでしょうか。
日本酒を飲む時に使うお猪口の底に「蛇の目模様」がありますよね。この蛇の目を使って自分好みの日本酒を見つけることができますよ!
気になる方はこちらの記事をどうぞ。
次にこちらの写真をご覧ください。横から見ると微妙に反り返っているのがわかりますか。これはまさに清正が手掛けた熊本城の石垣です。計算しつくされた!武者返しをパッケージで表現されているのです。すごいですね!優美な形が表現されていてとてもきれいです。
熊本城の復興にかける熱い想いがこの純米酒[熊本城]のパッケージにあらわれています。第一印象で強いインパクトを受けるのは、それに携わった人々の熱い想いを肌で感じるからなんでしょうね。
気になるお味は?
おちょこに注ぐとすぐに甘くてやわらかい香りがふわっと漂ってきます。
一口目、飲んだ感想は[濃厚!]その直後には最初の見た目の印象を裏切らないまるで[熊本城]のようなどっしりとした強さを感じてきます。芳醇な味わいで甘い。やはり温暖な南の地域ならではのお酒ですね。さらに飲み進めていくと、どっしり強い中にも優しい味わいが口中にひろがり穏やかな気持ちになります。
美味しい温度は?
花冷え(10度) | 常温(20度) | ぬる燗(40度) | 熱燗(50度) |
---|---|---|---|
◎ | ◎ | ◎ | ○ |
熊本城は、花冷えから熱燗までどの温度でもそれぞれ楽しめるお酒です。甘さの中にもスッキリとした旨さを感じたい場合は常温(冷や)がオススメ。一般的には常温以下が推奨されていますが、もっと純米ならではのお米の旨味を感じたい場合は[ぬる燗]がオススメです。
どの温度も美味しくいただけるので、その時の気分やお食事に合わせて色々な温度を試してみてはいかがでしょうか。
こちらの記事は、日本酒をよりおいしく飲むための温度を詳しくお伝えしていますので良かったら参考にしてみてください。
どんな食事に合う?
ズバリ和食はなんでも合いそうです!熊本城は甘みがあり濃厚な味わいのお酒なので、煮物に合います。個人的にはお醤油で煮詰めた甘露煮や、みそ仕立てのお鍋にはピッタリです。さらに濃厚なチーズと合わせてもまた違った味わいを楽しめますよ。ぜひためしてみてくださいね。
ラベルデータはこちらになります。
品目 :日本酒(純米酒) | |||
内容量 :720ml | |||
原材料名 :米(熊本県産)、米こうじ(熊本県産)<原料米:華錦> | |||
アルコール分 :15度 | |||
精米歩合 :65% | |||
日本酒度 :+5 | |||
酸度 :1.5 | |||
酵母 :熊本酵母 |
アルコール度数はさほど重くない15度なので、食事と一緒にお酒もぐいぐい飲めてしまいそうです。飲み過ぎには気をつけてくださいね。
日本酒に合う料理はまだまだあります。もっと知りたい方は是非こちらをご覧ください。カンタンにできるレシピも載ってますよ。
純米酒[熊本城]の評判
[熊本城]の特徴がだんだんわかってきましたね。ではここで世間の評判はどうなのか見てみましょう。【今日の日本酒】
— 伊達JKN@神社紀行ネット (@Jinja_Kikou_Net) April 16, 2016
純米吟醸 熊本城
熊本市の瑞鷹の日本酒。
本日、銀座熊本館にて購入。
熊本の米、熊本の水、熊本の酵母を用い、熊本の杜氏が熊本の風土で醸しだした熊本の酒。
コクと深みのある辛口。独特の風味がやみつきになりそう。 pic.twitter.com/TqTGvk2FEy
瑞鷹の日本酒を愛している方でしょうか。コメントや色々な角度からの写真から[熊本城]への熱い想いが伝わってきますね。[コクと深み]を感じ、さらには[やみつきになりそう]とまで伝えている様子から、きっと2本目も購入したのではないかと想像しちゃいます。
私スイーツ大好き甘党だけど、お酒、とくに日本酒は辛口が好み。熊本の酒屋さんで辛口のおすすめ聞いたらこの瑞鷹 純米酒、熊本城でした。うん、この味‼️ばっちり好みの日本酒やった🍶👍 pic.twitter.com/EX3MHekuuo
— ginger (@ginger43118) January 12, 2018
辛口好みの通な方が、熊本城を飲んで[バッチリ!]とはよほど通好みの辛口なんですね。バッチリ好みのお酒に出会うのは貴重な体験なので、興奮が伝わってきますね。
平成28年の熊本地震で被災した熊本城復興のため、この[瑞鷹 純米酒 熊本城]は売上金の一部を寄付する取り組みがおこなわれています。
また令和元年に新発売した[瑞鷹 米焼酎 清正公]も同じく熊本城復興支援のため、売り上げ金の一部が寄付されています。
[瑞鷹(ずいよう)株式会社]
最後に[純米酒 熊本城]を作った[瑞鷹株式会社]についてご紹介していきます。
「熊本を代表する、熊本で初めての清酒を作ろう。」
引用:瑞鷹株式会社
慶応3年から続く瑞鷹株式会社は、熊本の自然豊かな土地で伝統を守りながら風土に合った酒造りに取り組んできました。では、そのこだわりの酒造りの様子を少しお伝えしましょう。
理想の醸造に最も決め手となるのが(株)熊本県酒造研究所で分離培養された[熊本酵母]。発酵力が優れているので辛口から甘口まで、芳醇な香りを際立たせるなど清酒造りの世界が広がりました。この熊本酵母のおかげであらゆる特徴の清酒を思い通りに造れるように。その性質の良さは全国にも広まり日本醸造協会にも認められたほどの強者酵母。[きょうかい9号酵母]として採用された熊本酵母は、まさに日本酒人気の火付け役になったのです。
とことん地元熊本産にこだわった酒造りへの、瑞鷹株式会社の意気込みと熱い想いが伝わってきますね。しかし平成28年(2016年)の熊本地震によって蔵のあちこちが被害にあってしまいましたが、全国からの支援の声に励まされて現在も伝統的な酒造りに尽力されています。
熊本城復興への取り組み
熊本地震で被災した瑞鷹株式会社は、全国のみなさまからの大変な支援をいただいたそうです。感謝の気持ちを込めて恩返しをしていく想いで[熊本城復興]のための寄付キャンペーン(売上1本あたり100円を熊本城災害復旧支援へ寄付)に取り組まれています。
熊本城にちなんだ[純米酒 熊本城]と [米焼酎 清正公] の売り上げで、実際に寄付された様子を見てみましょう。
- 2016年8月 寄付金\532,100(販売数量は5,321本)
- 2017年12月 寄付金\1,007,200(販売数量は10,072本)
- 2019年4月 寄付金\690,400(販売数量は6,904本)
- 2020年10月 寄付金\294,300(販売数量は2,943本)
ジブリとの素敵な酒縁
みなさん、[酒縁]という言葉を知っていますか。お酒が縁を結んでくれた時に使う言葉だそうです。瑞鷹株式会社が熊本城復興支援に取り組んでまもなく、ジブリとの[酒縁]に恵まれました。
当時、ジブリは熊本で[ジブリの立体建造物展]を開催していました。それと同時期に別の場所で[瑞鷹]を支援する会が開かれていたのですが、偶然にもジブリのスタッフがその会に参加されていたそうなんです。
そこでまたも偶然が重なり、熊本城の再建復興への想いと、その時のジブリのテーマである建造物への想いがピッタリ重なって奇跡的に[酒縁]が結ばれたのです。なんとジブリのプロデューサーからの申し出で[瑞鷹 熊本城]のラベルの字を書いてもらうことに!
貴重なオリジナルラベルの熊本城は、ジブリの展覧会の開催とともに限定で1万本が販売されました。売り上げの一部は熊本城復興のために寄付されました。
お酒が結んでくれる[縁]って本当にあるんですね。大変で困難な状況の中で奇跡のような[酒縁]にめぐり合えて、瑞鷹株式会社の方はきっとドキドキワクワクの連続だったんでしょうね!
まとめ
- [純米酒 熊本城]の目を引くパッケージはまさに熊本城なんです
- 見た目だけでなく、味わいまでも熊本城を感じられます
- [純米酒 熊本城]の売り上げは、熊本城復興のために一部寄付されています
- 瑞鷹株式会社は熊本と熊本の酒を大切にし、熊本城復興に力を注いでいます
熊本城のようにどっしりとしていて、飲むと穏やかな気持ちにされてくれる[純米酒 熊本城]みなさんもぜひ飲んでみてください。
サイト管理人プロフィール
- 名前:KAZU
- 正体:普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格:唎酒師
- 趣味:日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ:寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
有名銘柄はなかなか手に入らない!
日本酒好きじゃなくとも一度は耳にしたことがある「獺祭」や「十四代」といった有名銘柄。飲んでみたいと思っても、手に入れること自体かなり大変です。
しかし、ちょっとしたコツを知ることで入手できるようになるかもしれません。
⇒【唎酒師厳選】市場に出回らない幻の日本酒11選と入手方法を見る使ったあとの徳利、ちゃんと洗えてる?
首元がキュッと細くなった特徴的な形をしている徳利。スポンジも入らないし、水と洗剤を入れてシャカシャカして終わり!…えっ、ホントにそれで大丈夫⁉
中の汚れを目で確認することもできないし、何より乾きづらい徳利は、ちゃんと洗えていないとカビが生えてしまうことも。そんな徳利で日本酒を飲んでいるとしたら…?
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唎酒師(ききさけし)の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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