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亀の翁（かめのお）という日本酒はご存じでしょうか？この日本酒が出来上がるまでがモデルになった漫画があるほどドラマチックな日本酒なんです。
漫画のモデルになった日本酒⁇どんなドラマがあるのかしら
その漫画、和久井映見さんが主演でドラマにもなっているんだよ
本記事では幻のお酒と言われる「亀の翁」についてご紹介します。味や評判もチェックしてくださいね。
Table of Contents
亀の翁(かめのお)と亀の尾(かめのお）
「亀の翁」と「亀の尾」は両方とも【かめのお】と読みます。同じ読み方で混乱してしまいますね。
そこで「亀の翁」と「亀の尾」についてご説明しますね。合わせてドラマ化した漫画のモデルになった酒造のついてもご紹介します。
「亀の翁」と「亀の尾」複雑だなぁ
【亀の翁】は久須美酒造で造られている日本酒
「亀の翁」は久須美酒造で造られている日本酒です。原料は幻の米「亀の尾」で少量しか造られない限定酒です。
「亀の尾で仕込んだ酒が忘れられない」という杜氏の熱い思いにより、昭和48年に純米大吟醸「亀の翁」が誕生しました。
少量しか造られない限定酒だから幻のお酒と呼ばれるのですね。幻の米でできた幻のお酒、飲んだらきっと幸せな気分になるのでしょうね。
【亀の尾】は一度は姿を消した幻の米
「亀の尾」は一度は姿を消しましたが復活をとげた幻の米です。
亀の尾は品質がよく味わいが良いので広く作られていましたが、害虫や病気に弱く1950年ころには姿を消してしまいました。
亀の尾の復活
久須美酒造の６代目久須美記廸氏は、亀の尾でお酒を造りたいという熱い思いで、種籾（たねもみ）探しから始めました。
1980年にやっと見つけたその穂はわずか10本ほど、約1500粒の種籾でした。
これをもとに生産農家と３年もの月日をかけ1983年に幻の米「亀の尾」は復活し「亀の翁」を醸し続けているのです。
種籾（たねもみ）とは次にお米をつくる時に種として使う籾の事です。
籾は稲の実っている部分の事で通常稲刈りの際に、出来の良い部分をとっておき、次の種まきの時まで大切に保管されています。
たった1500粒の種籾から復活させたのか！すごい情熱だ!
久須美酒造とは
亀の翁を作っている久須美酒造は、1833(天保４年)創業の新潟県長岡市にある酒造です。
幻の米「亀の尾」を甦らせ、「亀の翁」を醸した逸話はとても有名でその復活劇は漫画「夏子の酒」のモデルになりました。
漫画のモデルになるほどの復活劇、きっと必ず成功させるという強い信念が導いたのでしょうね。亀の翁を飲みながら「夏子の酒」を読みたくなります。
テレビドラマ化もされた漫画「夏子の酒」
「夏子の酒」は作者は尾瀬あきら氏により「モーニング」に1988年から1991年まで連載されました。
人気の漫画は1994年に和久井映見さんの主演でドラマ化もされました。
和久井映見さんは大好きな女優さんです。当時のドラマは見逃してしまいましたが、チャンスがあるなら見てみたいです。
和久井映見さんかわいいのよね。彼女が出てるとつい見入ってしまうわ
幻の酒【亀の翁】ラインナップ
純米大吟醸、「亀の翁」のスペックです。「亀の翁」のラインナップは何年熟成させたかの違いなので基本スペックは同じです。
| 原材料 | 米(国産),米麹(国産米) |
| アルコール度数 | 16以上17未満 |
| 使用米 | 亀の尾 |
| 精米歩合 | 40 |
使用米はもちろん「亀の尾」だね
価格は定価をお伝えしますが、幻のお酒「亀の翁」はインターネット通販ではプレミアム価格になります。
購入の際はご注意ください。
亀の翁
亀の翁は久須美酒造の代表酒です。緑の化粧箱で緑のラベルは1年熟成です。数量限定の幻のお酒です。
価格▼
720mℓ 4,182円（税込）
亀の翁３年熟成
亀の翁を酒造で３年間熟成させたお酒です。1年熟成よりさらに希少です。
ワイン評論家「ロバート・M・パーカー・Jr氏」が平成28年に初めて日本酒の格付けを行ないその結果、800銘柄中第一位になりました。
その得点はパーカーポイント100点中98点!!日本酒で唯一の「格別(Extraordinary)」と評価されています。
価格▼
720mℓ 4,706円（税込）
亀の翁秘蔵酒(10年熟成）
亀の翁を10年熟成させたお酒です。3年熟成よりもさらに希少なお酒でまさに幻のお酒。
パーカーポイントからさらに7年熟成させたこのお酒は神秘的なお酒です。
インターネット通販ではこの価格の倍のプレミアム価格で取引きされています。
価格▼
720mℓ 5,229円（税込）
亀の翁｜評判
亀の翁の評判はとてもいいですよ。「夏子の酒」のモデルになる幻のお米の逸話、３年熟成のパーカーポイントでの、格別(Extraordinary)の評価などが評判になっています。
パーカーポイントとは？
パーカーポイントはワイン好きな方は聞いたことがあるかもしれませんね。
世界で一番有名なワイン評論であるロバート・M・パーカー・Jr氏によって評価されるワインの評価法の事です。
100点満点で表すその評価は下記に分けられます。
| 100点～96点 | Extraordinary（格別） |
| 95～90点 | Outstanding（傑出） |
| 89～80点 | Above Average to Excellent （並以上から優良） |
| 79～70点 | Average（並） |
| 69～60点 | Below Average（並以下） |
上記でも少し触れていますがこの格付けが平成28年に初めて日本酒で行われました。
そこに出品された「亀の翁３年熟成」が日本酒での最高得点98点をとり、第一位になりました。
亀の翁の評判は？
- パーカーポイントで、Extraordinary （格別）はこの日本酒だけ
- 特別な努力をしてでも飲むべき
- 輸出業社や高級ホテルも注目
さすがパーカーポイント98点は伊達じゃないですね。ここまで評判が良ければ価値が上がりプレミアム価格で取引されるのもわかります。
「夏子の酒」で漫画やドラマになったことで、日本酒の世界に足を踏み入れた若者も多かったとか！若い人の憧れの世界になるなんて素敵です。
亀の翁｜味
亀の翁の味についてご紹介します。購入するときの参考にしてください。
亀の翁(1年熟成）
亀の翁1年熟成の口コミです。幻のお米亀の尾から生まれたお酒はどんな味がするのでしょうか。
- 酸味とフルーティーな吟醸の香りのバランスが絶妙
- 甘みの中にキレがある
- ぶどうの香りが印象的
亀の翁1年熟成の味は甘みの中にもキレがあるバランスが良いお酒なんですね。ここから３年寝かせると日本一のお酒になるんですね。わくわくします。
【入荷しました🚚】
— 地酒家 五十嵐酒店🍶🌾（新潟県長岡市） (@ikarashisaketen) November 12, 2020
亀の翁 純米大吟醸
久須美酒造がわずか1500粒の種籾から3年がかりで復活させた幻の名米「亀の尾」から生まれた純米大吟醸酒。
上品で果実感溢れる芳香と、新潟県名水指定の自家湧水で仕込んだ雪解け水のような清らかな味わい。ふわりとふくらむ心地よい旨みが魅力の一本です🥰 pic.twitter.com/ouPtTppnrg
ふわりと膨らむうまみなんですね。新潟はお水もおいしいのでさぞかし良いお味なのでしょう。幻のお酒飲んでみたいです。
亀の翁３年熟成
パーカーポイントは98点の特別な努力をしても飲むべき亀の翁３年熟成の口コミです。
- 深みのメロン、桃の香りで深い味
- 香り、味ともに深みがましている
- クラシカルな印象
３年熟成するとクラシカルな味わいになるんですね。深い味と香りを楽しんでみたいです。
90年代空前の日本酒ブームの火付け役となった『夏子の酒』のモデルとなった久須美酒造の『亀の翁』の、三年熟成が成城石井にあったので久々に戴いております。
— たかお (@takao57mr) August 2, 2020
明日は年休なのでゆっくり夜更かしと晩酌、楽しませて頂きます。 pic.twitter.com/5TJXVuzBcI
亀の翁秘蔵酒(10年熟成）
亀の翁秘蔵酒、10年の熟成を経たお酒の口コミです。
- 米の旨味と甘み、キレ味が良い
- フレッシュ！まろやかで深い
- まるで芸術品
10年熟成してもフレッシュなんですね!!不思議です！まろやかで深くてフレッシュさも失わないなんて手に入るなら味わってみたいです!!
先日いただいた亀の翁
— tomomi.k.farmer*.○。・.食と暮らしとWineと*.○。・.: * .。 (@tomomi_farmer) June 24, 2020
2年、3年、10年の秘蔵酒を奇跡的にいただいた。
日本酒も芸術品だとしみじみ。
美しい清流を感じさせる逸品。
環境と共に日本酒のクオリティも低下してしまう。全てに言えることだけれど。#亀の翁#秘蔵酒#久須美酒造 #新潟#tabibar pic.twitter.com/yqrnEULWID
「亀の翁」の飲み比べをしてみたいわね
亀の翁は熟成を重ねれば重ねるほど深みが出てきて、でも切れ味も失わない。3年、10年と時間の重さを感じながら飲んだら感動してしまいそうです。
亀の翁｜購入方法
「亀の翁」は特約店とインターネット通販、特約店のオンラインストアなどで購入することができます。
1年熟成の「亀の翁」は比較的手に入りやすいのですが、3年熟成、10年熟成と段々と入手困難になり、プレミアム価格になります。
もし、酒屋さんやインターネットで見かけたら手に入れた方がいいかも!!チャンスは逃したくないですね。
まとめ
- 「亀の翁」は幻の米「亀の尾」を醸したお酒
- 「亀の翁」は少量しか造られない希少なお酒
- 「亀の尾」は一度消えたが久須美酒造の情熱で復活した幻のお米
- 久須美酒造はドラマにもなった漫画「夏子の酒」のモデルになった酒造
- 「亀の翁」は1年熟成、３年熟成、10年熟成がある
久須美酒造の亀の翁をご紹介しました。「かめのお」と同じ読み方をするお酒とお米は少しややこしいですが、そこに隠された物語は感動してしまいます。
ぜひ特別な努力をしてもパーカーポイント98点の「亀の翁」を味わってみてくださいね。
サイト管理人プロフィール
- 名前：KAZU
- 正体：普段は会社員として働いている、しかし仕事をしながらも頭の中では日本酒のことしか考えていないウマヅラ男
- 保有資格：唎酒師
- 趣味：日本酒を飲む、日本酒を眺める、日本酒飲みながら風呂に入る、飲んだ日本酒のラベルをコレクションする
- 覚醒のきっかけ：寒い冬の夜に飲んだ熱燗があまりにも美味しく、そこから私の日本酒愛が始まった
- 詳しいプロフィールはこちら→【プロフィール】日本酒が変態的に好きすぎる男
有名銘柄はなかなか手に入らない！
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しかし、ちょっとしたコツを知ることで入手できるようになるかもしれません。
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首元がキュッと細くなった特徴的な形をしている徳利。スポンジも入らないし、水と洗剤を入れてシャカシャカして終わり！…えっ、ホントにそれで大丈夫⁉
中の汚れを目で確認することもできないし、何より乾きづらい徳利は、ちゃんと洗えていないとカビが生えてしまうことも。そんな徳利で日本酒を飲んでいるとしたら…？
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こんにちは!日本酒の変態ことKAZUです。
唎酒師（ききさけし）の資格を持つウマヅラの男。どうも日本酒の変態 KAZUです。寝ても覚めても日本酒のことばかり考えて生活中。
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